損得勘定だけで考えてもネットカフェ難民を生み出さないほうがいいと思える理由。

 この記事は私自身が使っているツイッターの延長みたいな、エビデンスなど乏しい単なるつぶやきなのでまともな人は読まないほうがいいです。表現力が足りなくて140文字で収まらなかったのと、ツイッターでは表にしたくなかったのでここに書き留めているだけなのです。

 今朝はネットカフェ難民というワードがトレンドに上がっていて、もうそれだけで色んな思いを抱くわけです。明日の不安とか、帰るところがない寂しさとか、衛生環境は大丈夫なのかなとか、ちゃんと働けよとか、色々あると思うのです。でもそれ以上に、あっこれヤバいんじゃね?というのが、そんな奴ら放っとけみたいな人が結構な割合で見かける現状。上から目線で軽い気持ちで言っちゃってるけど、放置したり突き放したりすると「無敵の人」が生まれちゃうと想像できなくないですか。無敵の人っていうのは何も怖いものがない、何も持っていない人たちのことです。ここでは決して好ましい意味では用いておりません。それは飛躍しすぎですが、こんな悲劇を想像できませんか――、

「どこも閉まってる。行くところ無いな。困った」「キミ、こんなところで何をしているのかね」「あ、警察の人。助けてくれませんか。ネカフェ閉まってていくところ無いです」「では早くキミの家に帰りなさい」「帰るところなんて無いです」「ここはキミが泊まるところではない」「じゃあなにか悪いことしたら捕まえてくれますか?」「何を言い出すのだ」「だって犯罪行為をすれば刑務所に入れてもらえるでしょう。それともここで死んだほうがいいですか」「……」

 誰でも考えつきそうなことなのですが、それほど極端な例ではないと思います。でもそう感じてくれない人が多いのが怖いですね。実際こうなるのですよ。追い詰められた人は開き直る。しかもマイナス方向へ開き直るから無敵になる。自分には帰る場所がない、大事な人がいない、何をしても迷惑になる、じゃあ幸せそうな人をぶん殴ってみるか……という発想を持つのはありえないことじゃないです。そんなわけで現状、治安の悪化する要因を激増させているのと引き換えに困っている人を門前払いしているようにしか見えないわけです。安心して寝られる場所を提供する、多少の食事を用意する、それは決して悪ではないし、そこから生まれる善もあるでしょう。恩を感じたら部屋の掃除やゴミ捨ての手伝いくらいしていくような気がしませんか?

 このGWで都内も然り、国中が経済活動の自粛を求めてる現在ではすでに犯罪率が上昇していると聞きます。空き巣とか窃盗ですね。これが強盗とか渉外、殺人に発展するのは避けたい。治安を維持して平和な町を維持するためにカフェ難民の問題と正面から向き合うのはそれほど高くないコストだと思うのですが。

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