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会った時は笑おうよ

校庭のグランド

水溜まりに

桜の花びらが散って

校舎が写し出されている


フェンス越しに眺めながら
通りすぎた あの道

もう花びらもなくなり

時が過ぎていく淋しさを感じるね


逢いたくて 深呼吸して

今何処かで 何かを考えて 

同じように 想っているのかな 

あの時とは違う景色で

色ずく想い


変わらないものと

変わっていったものとを

抱きしめながら

卒業していったあの時


去り行くあなたに

心では追い求め

理由もない涙がこぼれ

行かないでと囁いた


好きだって

そんなに言うのなら
行動してみたら?

そんなに好きだと言うなら

一生に一度の人生

恥をかいたって構わない

直接言葉にして向かってみたら

どうなのだろう


「元気にしていた?」

それで充分なのだけど

完結させるには早いんじゃない…


あなたは、ちょっとわがままで

言葉として心が繋がり

聴こえていたあの時

「その日が来るまで

俺の心を踊らせてほしい」

そう言っていた


わかりすぎるのが嫌で

見えなくしてしまったし

繋がりすぎてしまい

伝わってくる感情が

脳内を占めるものだから

受け入れたら想いの波が押し寄せて

無謀にも後先考えないで行動して

苦しめる結果になっていたと思う


現実での目に見えることよりも

空いてしまった心の隙間を埋めてくれた

言葉の数々


足りなかったんだ

お互いに

そういうのが必要だった


素直な心で 向かって

ぶつかり合ったからこそ

本当の気持ちと表面が合わさり出して

私たちの内面は溶け合って

一つになり始めた


探してもあなたは見つからなかった

あれからずっと探し続けていた

でも考えてみたら

二つは一つなのだから

探しようがなかったね

バカみたいに一生懸命になれたから

生きる力を思い出させてくれた愛しい人

その青さが 

取り戻させてくれた 現実を

これから大切にして生きられる


ずっと好きでい続けるから

忘れないで

あなたの片方は私


あなたの幸せを望む


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