おしゃれ
おしゃれ の定義って難しいなぁと年々感じる。
正解っていうものがないから、どんな服をどんな風に着こなしてもいい 自由なのがファッションの楽しいところでもあり、難しいところでもある。
あとは個人個人の好みなどにもよるから、その人のおしゃれの定義によって違ってくる。
服飾学校に入学してから おしゃれ という言葉を使わなくなった。
私は服飾学校の中では名の知れたところに通っていたのだが、本当に服装から中身まで個性的な子が多かった。
今まで使っていた 個性的 という言葉はなんだったんだ?っていうくらいに、こんな着方あるだ!とかこんな合わせ方あるんだ!そもそもこんな服ってあるんだ!みたいな人ばかりだった。
古着などで頭からつま先まで派手な着こなしをする人、ラグジュアリーブランドでコーディネートする人、ランジェリー やドレスなどでロマンチックな着こなしをする人、シンプルにトレンドを掛け合わせる人....本当に十人十色だった。
その中でお互いに「今日のコーディネートかわいい」「その合わせ方すごい好き」とか褒めることはもちろんあるけど、「○○ちゃんおしゃれだね」って褒めることはほぼなかったように思う。
自分のファッションに対してそれぞれに世界観やこだわりを持っていたからおしゃれという言葉がなんだかしっくりこなかった。
人に伝えようと思うとすごく説明が難しい...
私自身、人からおしゃれだね〜と言われることがすごく違和感に感じていたからかも知れない。
特に、自分のファッションとは全く違うジャンルのものが好きな人。
そのような人におしゃれと言われるとなんかこう、私の中のファッションの世界観やこだわりにその人の主観の おしゃれ を押し付けられているような感じ。
その人のおしゃれのものさしではかられているような感じっていうのかな...。
だからどちらかというと、私の世界を側からみてそれをかわいい、素敵と言ってもらえる方がなんだかしっくりくるしちゃんと受け取れる気がする。
その人は完全に褒め言葉として伝えていても受取手によってこう解釈されたり伝えた方は意図していないように感じてしまうこともあるから言葉ってほんとうに難しい。
でもだからこそ、いろんな言葉や伝え方を知ればより色んな人と深くコミュニケーションを取ることができるのではないかと思う。
...なんだか書き出しとズレた内容の締めになってしまったな。