#ひかむろ賞愛の漣
誕生石は、ムーンストーンらしい。
ほのかに紫色をたたえる透明な石。写真で見ると、透明なプラスチックとどう違うの?なんて思ってしまったけど、きっと重さが違うし、質感や石と石がぶつかりあう音が独特なんだろう。いい波動を感じるかもしれなくて、買いたくなっている。どうせなら、Amazonでてきとーに買うより、ひかむろさんとのご縁を大事にしてもいいかもしれない。
お小遣いは少ないが。
さてさて、パワーストーンと言えば、思い出の石がある。病気に倒れたときに父が買ってきてくれたパワーストーンのブレスレット。ゴムが切れて、引き出しに保管していたが、大事にしまったらよくあるパターンで、特別な箱に移したことまでは覚えているが、その箱が見当たらない。くそ~
そのパワーストーンはタイガーアイだったかな。
トラ目のおしゃれな石で、念を取り込む感じがして、父の愛を感じながら身に着けていた。高島暦だったか、の6月の誕生石がタイガーアイだったと思う。病気で異星人に捕まって帰ってきたような気分だった時、タイガーアイのトラ目に吸い込まれそうであまりみなかったことを思い出す。
左腕につけて、たまに見たのを思い出す。気になるあの子に「それなに?」なんて言われて、嬉々として父が買ってくれたと説明したような気もする。
パワーストーンと言えばタイガーアイだった。
ムーンストーンに関しては付けてみないとわからないとおもう。
そもそも贈り物に、重い思いが込められてるというのがはじめてだった。病気に困惑しているときに来たもんだから、なんだか必要以上に構えた覚えがある。もっとハッピーを念じてつけるものかもしれない。
ゴムが切れたときには「お父さんのタイガーアイが!」と強く思ったが、パワーストーンなどはミサンガのように、切れたときは役目が終わった時と聞いていた。父の呪縛から解かれる解放感と不安感だった。
贈り物というのは、伝えたくても伝えきれない、恥ずかしかったり、気持ちが大きすぎるときにするものとどこかで読んだ。
タイガーアイははじめてのパワーストーンだったが、父の念がこもっていたように感じる。現在はガンのみつかった父と、母を支える立場だが、そこでタイガーアイはないと思う。ムーンストーンだろうか。
誕生石などでなく、思いを胸に選びたい気もする。
近所にパワーストーンのお店があったが、10年以上前に撤退してしまった。また思いを形にしたような石を探してみたい。
身に着けると、ついてくる。だから初心を忘れずにいれるのかもしれないな。
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