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こんな楽しい空間を死なせてたまるか! 2019.12.15.Sun. NGT48一期生『夢を死なせるわけにいかない』公演(夜)

出演メンバー:
荻野由佳・小熊倫実・角ゆりあ・日下部愛菜・清司麗菜・太野彩香・中井りか・中村歩加・奈良未遥・西潟茉莉奈・本間日陽・山田野絵・川越紗彩・古舘葵・真下華穂・諸橋姫向

前日の研究生公演に引き続いて……というよりは、こちらの公演を先に県外枠で引き当ててから、前日の公演を引き当てることができて、2日連続のNGT劇場になった。同じ劇場に2日連続で入るのは、今思えば初めてになるかもしれない。

NGT劇場が再開して、たまたま当選が重なっていたのが研究生公演だっただけで、こちらの公演にもずっと入りたかったのはもちろんあって。ようやく入れてもうそれだけで歓喜なわけで。それも死角の多いNGT劇場で、安心の県外枠の席で座れたのは運がよかったと思う。

NGT劇場は初年度に全然入ることができずにいたので、実は一期生、特に初代チームNIIIのパフォーマンスはそこまでじっくり追えたことがない。

そんな僕でも、冒頭の『ロマンス、イラネ』を数分見ただけで何かがピンときた。目の前で歌って踊ってくれている子たちは、このステージで踊ること、歌うことの尊さを体現してくれているんだなと。

ちょうど1年前に観た頃よりも、輪郭がハッキリする踊り方をしているし、カウントを合わせようという意識もより強く観える。そして何より、観客も含めて同じ空間を共有している人全員でこの楽しい空間を作るんだという意志がひしひしと伝わってくる。もう、ワクワクしてきて仕方がない1曲目だった。

この日は小熊倫実さんが誕生日で、生誕祭公演の開催を自粛してるいま、企画に込めていた想いを公演へのコールに込めるヲタクたち。それに喜んで、煽って、またうれしくなる顔を見せるつぐつぐ。いやー、熱い! ホロッと来てしまったこの段階で開演後10分未満。自分の早漏っぷりよ。

もちろん、研究生公演も詰まった想いが溢れていつつも、一枚も二枚も上手なのが一期生だなと思わされっぱなしだったわけだけれど、それを一番感じたのが中井りかさんと中村歩加さんのユニット『となりのバナナ』。

もうこの人たち本当に自由(笑)。クリスマスが近いからといって途中でサンタとトナカイになって曲中なのにシャンシャンシャンシャンとか歌いだして「あ、怒られた!」とか言い出す。曲中終始笑っていたw

アンコールラストでは、実質決まっている『Maxとき315号』を披露を渋って、そんなにやってほしいとせがまれるなら、リハをやってないけどやるかという大茶番を16人全員と客席で盛り上げてから曲披露で大団円。思い切りの笑顔になれて終演を迎えることができた。

Twitter論壇ではいつまで経ってもまがまがしいハッシュタグとともに騒がしいNGT48は、本当に目の前のできごとと関係あるのだろうか…?

本当にそう感じる。

いま、国内の48グループの劇場公演で一番面白いのは、新潟の『夢を死なせるわけにいかない』かもしれない。

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