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みゆみゆに泣かされた夜。 2019.12.14.Sat. NGT48研究生『PARTYが始まるよ』公演(夜)

出演メンバー:
安藤千伽奈・大塚七海・小越春花・加藤美南・川越紗彩・小見山沙空・佐藤海里・曽我部優芽・高橋七実・對馬優菜子・寺田陽菜・富永夢有・藤崎未夢・古澤愛・古舘葵・真下華穂・三村妃乃・諸橋姫向

気づけば今年、一番入っている48G劇場公演になったこの公演。セットリストも飽きが来やすい。それでも駆ける想いというのはやっぱり強いこの新潟の劇場から出てくるたびに胸が熱くなって帰ってくる。

ただ、この日はほんの少しだけ様子が違ったようにも見えた。こう数字で言い表すのもおかしいのだけれども、ほんの数%だけノイズみたいなものが混ざっているような気がした。

僕も基本的にはツイ廃なので、ここ数日のNGTはまた少し騒がせていたのも知っている。研究生たちにとっての先輩メンバーのツイートや、SHOWROOMでの企画参加を理由が伏せられたまま一斉に辞退していたことに対する懐疑。

そういったものを基本的にはわかりやすく出るわけじゃない子たちだとはわかっていても、何度も観ていると違いもあるようには感じ取れる。……いや、勝手に感じ取ったのはこっちかもしれない。上述のノイズに僕自身も騒がされていたわけだ。まだまだ引きずっている例の件だけでお腹いっぱいである。

それでもいつものように盛り上がるアンコール4曲目のあとの感想MC。いつも仕切り役をやっている藤崎未夢さんが真下華穂さんに感想を振ろうとしたところ、真下さんが「いつも仕切りをやっているから、みゆみゆは感想を話したことがないんですよね」と切り返す。サプライズに戸惑う藤崎さんをみつつも、これは貴重な機会だと思い、僕たちはその提案に賛成の拍手を送った。

そこで話していた藤崎さんのコメントを記憶の限り要旨を書いてみる。

「私は、いつも小さな目標を持って公演に臨んでいます。『指先まで綺麗になるように意識してみよう』とか、『レスをたくさんしてみよう』とか。この公演はみんなでも、『ジャンプをがんばってみよう』と決めてやっていたんですよ。そして、こうした公演ごとに決めている小さな目標以外にも、いつも決めていることがあります。それは、「哀しいことがあったり、悩むことがあっても、このステージに持ち込まない」こと。いろいろあっても、この劇場公演を楽しんでもらいたいと思っています」

といった内容だった(仔細な部分はDMMオンデマンドで確認ください)。

劇場公演の再開以降のNGT劇場のスピリッツがこの小さなお話にあふれていると僕は思う。それも、後輩メンバーの研究生からだ。いかに今のNGTがこの劇場を大事にしてくれているかが、すごく伝わってくる。

この1年のあれこれとが藤崎さんの話にシンクロしながら、気づけばまた泣いてしまっていた。いつもアンコールでの想いあふれるパフォーマンスに泣いてしまう僕も、今日ばかりは泣かないと思っていたのになぁ。

そんな自分に気づきながら、ステージの他のメンバーに目を向けると、何人かのメンバーも涙をこぼしていた。曽我部優芽さんなんかは何度拭っても涙が止まらなくなっていた。

そんな素敵な気持ちを受け取ったあとの『Maxとき315号』、やっぱりいい曲だった。

NGT48劇場に「再会」できたのが、僕のヲタクとしての2019年ベストエポックの1つになった。改めてそう思う公演だった。

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