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冬の妖精達に魅入られたあの日。

『Born to be Wild___!!』


2021年 11月20日

人生で初めて足を踏み入れた幕張メッセで、その眼差しのように私の心に鋭く深く深く突き刺したあの推しの力強い熱い歌声を私は死ぬまで忘れる事はないと思う。


私がJO1と出会ったのは去年の9月。まだ皆が半袖を着るぐらい暑い夏だった。

制服に身を包む皆。名も知らない青髪の彼。きっと推すことは無いだろうと思う私。

そんな私がドロドロに煮詰められてJAMになったのは寒い冬の日。


友達のJAMが「JO1がFNSに出る!!」と騒いでいたから、なんて言い訳付けて19時頃からずっとTVの前でソワソワして、11時になってもなかなか出てこなくて、お風呂入りなさいって親に怒られて急いで入ってビチョビチョのまま見た震えるあの子の手。

ハマり始めて、ちょうど3日後オンラインコンサートがあることを知ってJO1 LightStickを振るJAMの友人の隣で百均の水色のサイリウムを振りながらカラオケで見た赤い衣装を着た11人の楽しそうな笑顔。


眠い目をこすりながら見た”Shine A Light”も、カラオケでまあるいJO1のペンラを振る友人を羨ましそうに見た”STARLIGHT”も今日のような冬の日だった。

そんな日の約1年後の今、目の前で本物の星のようにキラキラと輝く彼らが踊っている。それだけで私には十分過ぎる時間だった。


JO1と出会った夏。

彼の名前を知った秋。

貴方たち11人を好きになった冬。

初めてCDを買った春。

深夜までMVを回した夏。

JO1が少しの間10人になった寂しい秋。


思い返せばこの1年全部、全部、JO1の季節だった。


”Shine A Light”を聴いて去年の冬を思い出すように、

来年の冬も”僕らの季節”を聴いて今年の冬を思い出すだろう。


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