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二〇二四年三月

三月末に締め切りがあったので、月記は四月一日に書こうと思っていたら、いつのまにか十日になっていました。不思議なものですね。

三月一日に村上春樹ライブラリー募金イベント『春のみみずく朗読会 村上春樹×川上未映子』に行ってきました。

会場は大隈記念講堂。

ご存じの方も多いかと思いますが、わたしは自著のあとがきにお名前を書いてしまうくらい村上春樹さんの大ファン。生の村上さんを堪能することができて、とてもとてもうれしかったです。
村上さんと川上さんがそれぞれイベント用に書き下ろした短編を朗読されたのですが、おふたりとも書かれている世界そのもの……という感じのすばらしい朗読でした。

こちらは撮影許可タイムに撮りました。

村治佳織さんがギターを演奏されたり、小澤征悦さんが村上さん、川上さんの作品を一部朗読されたりするコーナーもあり、最初から最後まで本当に楽しくて素敵な時間でした。朗読会って、いいものですね。
イベント中の休憩時間に、読書に耽るお客さんが多かったことも印象的でした。

村上春樹さんとならんで自著のあとがきにお名前を書いてしまうくらいスティーヴン・キングが好きなのですが、なんと訳者の白石朗さんから新作『ビリー・サマーズ』をいただきました。こんなに光栄なことがあるなんて……と感動しきりです。

今回も藤田新策さんの装画が素敵です。

暗殺の仕事のため、小説家のふりをして町に潜伏することになった殺し屋がじつは文学を愛する男で、せっかくならばと実際に小説を書きはじめてみる、という物語。上巻を読み終えたところですが、あまりの面白さに心満たされています。ぜひ、みなさんも読んでみてください。

映画館で『デューン 砂の惑星 PART2』を観ました。映像、音楽、キャスト、物語、すべてすばらしかったです。配信ではNetflixのドラマ『三体』を観ています。まだ途中ですが、さすがの面白さです。四月からはAmazonでドラマ『フォールアウト』もはじまるので楽しみです。面白い作品がたくさんあって、時間がいくらあっても足りないですね。

お仕事のほうですが、長編の執筆をいったん休止して、短編を書いたり絵を描いたりしていました。もろもろ告知を楽しみにしていてくださいませ。

それでは、今月はこのあたりで。
ブール! おしまい!

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