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ミュージカル「アナスタシア」初見感想🦢

初見観劇の感想はこの時しか書けない!という訳で全てを網羅して書きたいところですがまずはこの作品に対しての大きな印象2つ書いていきます。

《attention》
演出に関するネタバレがあります

9/13(水)ソワレ


それは美しく綺麗なお伽話だった


このアナスタシアというお話は史実とファンタジーが織り交ぜられて作られた作品だ。サムネでわかる通り、舞台幕(?)は装飾が綺麗で絵本のようにも見える。個人的にはディズニーランドのショー「ワンマンズ・ドリームII」を思い出してディズニーランドみたいだ!!と思ったけどそりゃそうだった。

話を戻すけどこのミュージカル。背景映像は最新の技術を使ったLED仕様らしい。そのため映像演出はぬるぬるでリアリティがあって本当に最高だった。まさに彼らと一緒に旅をしている様でなんて贅沢な時間だろうと何度思ったことか。

そしてすっ飛ばしますけど物語最後。アーニャとディマが腕を組んで観客に背を向けた瞬間にそれまでみていた美しい木々たちや建物、マジックアワーの夕暮れ時の美しい空。その現実感溢れる背景映像がまるで絵画の様にぶわっと変化した。続けて皇后マリアとグレブが「アナスタシアはいなかったのだ」(うろ覚え)と歌う。

そうしてわたしはこれは確かに"夢"であって美しいお伽話なのだと思ったのです。故に開幕前、幕間でスクリーンに浮かんでいた「アナスタシア」の文字。それは終幕時には消え去っていた。アナスタシアは居なくなり、彼女の王子様と幸せに暮らしました。という意味合いと本来の史実である、本当にアナスタシアはもういなかったのです。という着地に繋がる。わたしはこの名前が消え去った演出が好きだったのでまず最初に書かせていただきました。

たぶん伝わってると思いますけどわたしこのハッピーエンドの終わり方、、、大好きです!!!!!!

永遠に留められた12月と動き出した春

これは恐らく回数を経て解釈できると思うんだけど取り急ぎメモ!というか感じたから書きます。

アナスタシアが歌うメインテーマ(?)あの日の12月はわたしの印象として彼女の幸せだった時間そのものであって、もう取り戻せない過去。ロマノフの歴史が終わった12月。なんかもう美しいままに氷漬けにされた世界の様な感じです。

一方で、万里生グレブの歌う、楽曲名分からなくてごめんなさい。パンフレット買ったけどいま手元にない。「春がやってくる〜」(ひどいうろ覚え…)的な歌があるじゃないですか。とりあえず、キーワードは春。あれグレブにとって春=トラウマ的な想い出なイメージが生まれててなんでだろう?と思っています。父親が関係してる?

例えば感情を殺してロマノフ滅亡させて長い冬は終わったと思ってたけど蓋を開けたら全然駄目。寧ろそれが過去の栄光だった。とか?求めていた栄華溢れる春にならなかったためかな?ここがかなり興味深くて。12月(冬)は美しい。春はなんだかおどろおどろしいかも?という感想でした。アーニャがパリに着いた時の満開の桜?はほんっとに綺麗だった


感想書き散らし👼🏻


あとはもう衣装が凄いし回転舞台セットも凄ければミュージカルなのにバレエも観られる!てんこ盛りだ。

木下アーニャはサバサバしてて好きだし勿論歌が上手い。彼女の想いに何度も涙が溢れそうになった。ばちディマ。2幕くらいからわたしの性癖スイッチ入ってしまい気がついたら恋してた。(何度目??)万里生グレブ….好きです….。ラドゥー大佐が大好きだからアイメイク濃いのも、高圧的なのも、声も声量もでかくて最高だったし。あのアーニャの瞳を見て胸に手を当てる仕草も彼女を問い詰める時の目のかっぴらき具合とか。確かにフォロワさん言ってた様にアニャディマとそんなに歳変わらないのかも…

この細かい話はまた次回書きたいなあと思います。もうTwitter(この世の終わりみたいなX)で騒ぐのもあれなのでまずは書き散らした。

次は海宝ディマに逢える!!!!!
楽しみすぎて小躍りしながら生きてる!!!!!

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