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ミュージカル『アナスタシア』感想-ネヴァ川から愛をこめて-

≪attention≫
・本作は映像化しませんと公式発表されており自分の記憶メモを残すしかないのでもう自己満足で書きたいことをつらつら書きます。でもわたしは諦めないぞ!!!音源を求めてシベリアだって行ってやる!!!!頼むから全組み合わせの音源下さい平民のために!!!
・当方は田代万里生さん、海宝直人さん、あとばっち。もはや箱推しです。みんな好き。なので網羅はできませんが色んな人の書いて置きたいことを限りなく書きたいと思っているいまは(力尽きるまで)でも万里生さん多めで書く予定
・想ったこと書くので細かい考察はしません。そしてロシアの歴史も履修してないので本ミュージカルに関しての感想のみ。台詞含めてネタバレします。

では、始めます。



ロマノフ家の栄華

リトルアナスタシア小さくて可愛かったね。以前マチルダ観劇時も思ったけど小さな役者さんの姿をみると感慨深いというかまた違ったパワーを貰える気がする。千穐楽でみたリトルアナスタシアはほんとに小さくて可愛い。ぎゃんかわだった。みんな可愛い。

マリア皇太后。存在感が凄い。あれがほんとのロシア皇太后の威厳。まじで王族。背景の雪が降り続く12月のロシア。窓枠まで凍り付いていて見ていてとても寒かった。それくらいリアル。素晴らしいLED映像技術。アナスタシアのママ。衣装が凄い。千穐楽マチネは上手座席だったので衣装をなめるように見てました。アナスタシア衣裳展開催して欲しいな~その前にまず再演をお願いします。

マリア皇太后が「パリでね」と言い残すの好きだったな。圧が好き。

時が流れて成長したアナスタシアが美しいドレスを身に纏って登場するシーンほんとに好きだった。太平洋序曲で初めましてだった井上花菜さんが可愛くて可憐で最高です。男性陣は正装しかもみんな高身長で!女性陣は美しくて華やかな布生地たっぷりのドレス。くるくる踊ったりリフトがあったり、元来こういったダンスシーンが大好きなので毎回胸が躍りました。

この時はずっと皆さん「びゃ~びゃびゃば~」って歌いながら踊っているのでまじで凄いなって思ってた。途中でリトルアナスタシアちゃんが弟くんになって再登場するんだけど、ほんとに小さくて可愛い(n回目)。この時にアナスタシアのお姉ちゃん(おそらく熊澤さん)が少し身をかがめて手をつなぎ、微笑みかけてたのが好きで愛を感じました。

ロマノフ家は家族写真を撮るのが好きだったということから、ちゃんとそれが反映された演出になっててエモかった。写真撮影の時は皆さん顔を上げて王族らしくしてて、それが2幕の皇太后とアナスタシアとの写真撮影にも繋がるのも好き。革命軍が表れて下手の大窓ガラスが割れてどんどん背景が燃えるような赤黒い感じになって最後には軍人たちの大きな影が彼らを飲み込んでいく。家族と逃げるアナスタシアは両親の腕をすり抜けてオルゴールを取りに戻っていった。これアニメーション見てた時から思ってたけど言葉にならない切なさがある。あとこれはSNSで見かけてなるほどって思ったことだけど、両親は上手にはけて、アナスタシアは一瞬上手に行くのかと思いきや即座に下手にはける。運命が別れた瞬間の演出に鳥肌。

そこは”レニングラード”と呼ばれた

やっときた!!!!グレブが登場です!!19XX年~~~~みたいな英語かなんかで始まってトランペットのパパパパーンみたいな舞台転換楽曲。舞台中央奥から登場するグレブさん大好きだったから暗転中にもうオペラグラス構えてスタンバってた。顔が好きだし衣装もすきだったあと髪型あとぜんぶ。万里生さんはほんとに姿勢が良くて好きです。(姿勢)

一発目のセリフ「同志たちよ!!!!!!!!」っていう圧!!!初めて見たときにわたし吹き飛ぶかと思った。やほんとでかい声好きです。そこからの民衆(観客)をこう洗脳っていうか声帯という圧で従わせる感じ最高でした。ライブ音源(台詞含む全編)下さい。海宝グレブさんは穏やかに強く語り掛ける感じでこれは胸を打つ演説だなって思いました。人の良さが駄々洩れている。堂珍グレブは私が観たときはしっかり軍人だけど良い人がマイルドに混ざり合ってた。気がする。

やっとディミトリが登場。トリプルキャストみんな好きだった。書きたいことが多すぎてまとまらない。でもここは「話すみたいに歌う」っていうのが体現されてて色んな人が次々と歌うみたいなミュージカル的?ナンバーがとても好きだった。

ばっちは最初、アナスタシアの噂なんて信じてなくて、でも謝礼を貰えるって聞いてから目の色が変わる。そこに伯爵相当の知識があるヴラドをみて、脳内でアナスタシアに似た女の子に教え込んで着飾らせてパリにいく計画を立てた。その道筋がとてもよくわかって、こうして悪知恵働かせて生きてきたんだな~って思った。すみません千穐楽の記憶が最新なのできっと海宝さん、内海さんもそうしてたと思います!!!!

思い出したけど海宝グレブがここで片眉吊り上げて睨みきかせてたの最高だった大好き片眉上げ。あと少し戻るけどグレブが演説台に乗って手を振っているシーンでディミトリも同じ様に手を振っているのが好きだったな。たぶんからかっている描写なんだろうけど、グレブとディミトリと人生の重なり(何かが違えば彼は彼だったから)も表しているのかなって思ったり。ここのディミトリみんな腹から声!!って感じで何度聞いても好きだった。アナスタシアあと100回みたい。

この曲のラスト。舞台後方で青い布をふわりと上に浮かばせてグレブが歩いて出てきた瞬間に隠すっていう演出があるんだけど、青=ロマノフ家。赤=ボリシェビなのでその青い布がアナスタシアであり、民衆が希望を託したそれなのかなとか。想いました。とにかくグレブかっこいいよ!!

時系列忘れたんだけど大事な場面書いてなかった。グレブがアーニャと出会う場面。アーニャが大きな音に怯えて箒を手放すのってトラックのバックファイヤーがあの日の銃声に思ったからなんだね。これは2回目で気が付きました。彼女に手を差し伸べるグレブ。良いやつ。でも音に怯えてる彼女にもくそデカボイスで話しかけるのほんと怖すぎた(大好き)海宝グレブはなんか優しくて普通に恋。わたしがアーニャだったらここから恋が始まります。

あと面白いのは箒取り返そうとするアーニャからグレブが箒をぐいと引き戻す場面。万里生グレブ「ふん!」って感じで効果音いれててほんと好きだった。でも彼女に「失業したくないの。簡単に見つからないから」って言われてさっと離すところ。まだまだロシアを、彼らの暮らしを良くしなければ…って思っているのかなって感じてよかった。

そして万里生グレブは彼女に「でも…ありがとう」って言われて胸にキューピットの矢(?)が刺さっていそうなので、きっとグレブは人助けしてもこれまではその服装や態度からお礼や感謝されることがなかったのかなって。だから「ありがとう」って言われたその言葉に心が震えたんだと思う。好き。で、「わたしは毎日ここにいる!!!!!!!」が強くて最高でした。その後、胸に右手をあてて心臓の高鳴りを感じるみたいな表現されててよかった。千穐楽はたぶんしてなかった。グレブきっと寒い日も毎日そこにいたんだろうな。とても健気じゃん。むしろ可愛い。海宝グレブは声が震えるような心の琴線に彼女が触れた。みたいな感じだった。みんな好き。

イポリトフ伯爵の劇場

ここも大好きで。おそらく熊澤さんの偽物アナスタシア芝居がほんま好きだった。「違うわ!!紙たばこ!!」も「打たれたけど生きてたのぉぉ」とか顔芸とかすべてが最高でした。あと「あんたがハンサムじゃなかったらチクってるよディミトリ!!!」がたぶん一番好きな台詞です(言い過ぎ)

呆れ顔のディミトリも大好きで、覚えているのは海宝ディミトリが影芝居で「紙たばこ!」っておめめ丸くして顔芸しながら言ってたの。そういう細かいお芝居が好きなんですよね…。ばっちの「はぁぁぁ~~(がっくり)」も好きだった。ここでディミトリがヴラドを助けた話が出てくるけど、その話細かく教えて欲しいです。まじで。

暫くしてアーニャ登場。葵ニャは小さくて動きが細やかでおてんば娘って言葉がよく似合う。顔芸が細かくてとても好き。木下ニャは見るたびに腰のベルトの細さにビビる。歌がうまい大好き。出国許可証の話でディミトリに顔を近づけてうんうんって話を聞いてたらだんだんと表情が険しくなっておこ!!ってなるの可愛かったな。

「あそこに運河があるから飛び込んで、泳げばいい!いつかはパリに着くだろう!!はははは」の高笑いはちょっとサリエリ先生みたいで良かったですばっち。海宝ディミトリは犬かき泳ぎなのほんと可愛い。1回泳いで、アーニャちらってみてもう一度、泳ぐのよ。好きだったな~。ばっちは平泳ぎ、内海さんはクロール。

アーニャの「ある雨の日、ベットの上、囁く声聞いていた。今日からアーニャそう呼ぼう。それが最初の記憶~」から始まる楽曲「夢の中で」大好きです。「そう、パリ~。パリ…。」が憧れと羨望と、そして届かない虚しさみたいな感情が溢れるお二人の表現最高でした。あれすごい難しい曲だよね。肺活量どうなっているんだアーニャ。

2番目の歌詞で「燃える炎、叫び声が~(うろ覚え)」と歌いながらディミトリにぐいぐい近づいていくアーニャ。ここでディミトリがちょっと彼女に引いている顔が好きだった。一方、ヴラドはコートに隠し持っていたアナスタシアの写真をみて、あれ似てるかも…ってなってディミトリにもみせて2人で「いいね、いいね」ってなるところ。SNSでこれ知ってから何度もみてより一層好きな場面になった。それから音楽が転調?たーらーらたらーらしゃららららーんってなって。ディミトリがニヤリと笑って帽子のつばをさっと片手で撫でるしぐさ。。あれ何度もみたいですお願いします。音楽が運命の歯車が回り始めた感あって好き。


噂だらけ


舞台中央奥からむらむら率いるボリシェビキの軍人が後ろから前にずんずん進んでくる感じ好きでした。両サイドでだらしなく座っている軍人に万里生グレブは見向きもしないけどたぶんすぐにクビにしてそうってSNSで言われててウケた。海宝グレブはちらっとみてた気がする。あとで丁寧に注意してそう。優しいから。

ここの!!万里生グレブの姿勢の良さとスタイルの良さ?涙出るかと思った。あの美しい歩き姿、下手から上手まで見せてくれてありがとう???!!!ランウェイだよ。万里生グレブのランウェイ。

頼れる万里生グレブ将官。ちゃんと市民の声にも耳を傾ける。でも出しゃばると机バン!!!するし、ブチ切れられるのほんと怖い好き。書いて置きたいのは、万里生さんのお芝居に関する完璧な計算の話。グレブは聞き取りをしてメモを取り、ペンを置いて、書類を一旦、閉じるんです。ここまでの流れてすべて綺麗でなんの違和感もない。音もなく席を立ち上がり、告発した女性に近づいていくまでのこの流れ。これ全部、美しいなって思うんです。

台詞と身体の動き、表現、すべて自然に見えるけどたぶん確実に動作タイミングが決まっていて、それが凄く好き。これは別作品「エリザベート」フランツの執務室でも感じた好きポイントなんですが、彼は多くの書類を確認して印を押す。その仕草すべてがちゃんと音はめしてるの。それが凄いなって思ってたのでグレブでもこういったお芝居の完璧さが垣間見えて幸せでした。

なんで気が付いたかというと、海宝グレブがね。これも凄くよくて、彼は話を聞き終わった後に、ペンを置く、書類を閉じる、もう1つ別の書類を閉じるってのをひとつひとつゆっくりと間を取りながら芝居されてて、これがまた怖くてよかったんです。沈黙の使い手。

あの動作を時間をかけてすることで、次に何が飛び出るのか恐怖感増しますよね。で、告発した女性のあごに指をかけて「ふっ」って息吹きかける。あれまじでなんなの切れそう。好き。面白いのは万里生グレブはそうすることで女性が怖がって逃げ出すってのが自覚しててやっていて、海宝グレブは無意識ではないけど、ちょっと首傾げながらというか。どうしてあんな風に逃げるのか訳が分からない。みたいなちょっと言語化難しいんですけど。つまりよかったです。わたしだったら海宝グレブに惚れちゃうかな。


やればできるさ

書き出すこと山ほどある。ディミトリが帽子取って現れるので、さらさらヘアスタイルに毎度、恋。わたしはこのヘアスタイルも大好き。この時に、ディミトリのセータージャケットは黄色っぽいのに変化している気がする。忘れたけどとりあえず衣装がちょっと違う。「皇女アナスタシアーーーになる準備はできているか?」の言い方大好きだった。

・海辺のパレス(優しそうな表情)
・馬の名は?(ちゃんと質問するところえらい。賢い!ロミオって聞いて頷くのよし!)
・悪い子だ(これ!!この歌詞まじで…何人の女を狂わせた?海宝ディミトリは自分も悪い顔してたりで顔芸が好きだった。声もいい。ばっちはお兄さんみたいな表情で注意する的な感じ。こっちも好き)

この楽曲は葵ニャの表情くるくるが面白くて、つい目で追ってたら2回くらい黒板でディミトリ顎バン!!場面を見逃してしまった。3人ともほんとに痛そうで面白かった(失礼)そのあとに葵ニャが「ざまあみろ」って感じでニヤニヤしてて好き。

「覚えたか。性格はシャイ。うるさいだまらっしゃい!!」のヴラドとの掛け合い歌が好き。音源くれ。海宝ディミトリは後半くらいから凄いふくよかな初老男性っぽい感じでうるさいだまらっしゃいしててワロた。リズミカルでコミカルで音楽も聴いてて楽しい。音楽、台詞、動き、歌、仕草、すべての掛け合いとバランスのパズルがカチッと揃う瞬間。何度見ても楽しい最高のミュージカルナンバー。

わたしの大好きな場面はアーニャとディミトリがダンスの練習するシーンで…。海宝ディミトリと内海ディミトリは最初、上のほうを向いてアーニャの顔みない、ばっちはそっぽ向いてお口ひょっとこみたいにして顔が面白いの好きだった。ディミトリが最初に誤って足を踏んで、そのあとにアーニャ。ヴラドがみてないとチェックした後に、ディミトリの足をキック!(小さなころに召使いの足をキックに掛かってていいな)した後の、アーニャのおとぼけ顔。お茶目で何度見ても好きでした。

それから2人の息が合って見つめ合って、いいねいいね!ってしてふわ~って躍りだす。この流れ完璧で最高です。緩急メロディによって彼らがいい感じな雰囲気に一瞬でなったのがわかる。このダンス練習前の表情と踊り終わった後の表情の差が最高に良かった。そんな空気を察したヴラドがアーニャの腕を取って次のダンスレッスンするのも、ポルカで楽しげに踊る姿も目に焼き付けて…。彼にできれば、わたしもできる!信じてたよ。ありがとう」って歌い踊る3人が大好きでした!!何度見ても心躍ったよね。

アーニャとヴラドがフランス語で話すシーンやヴラドがアーニャに「ご褒美だ」って言っているのに嫉妬というか面白くなくてツンツンした態度とるディミトリ。海宝ディミトリは手に持ったコップが床につきそうなくらい下げて「ロシア語で話せよ。平民の為に」って強調してたの覚えてる。


流れるネヴァ川

上手の盆が回転して電話しながら登場する万里生グレブ。ここ笑顔多めで可愛かった気がする。たぶんネフスキー大通りが見渡せる自分の部屋が持てて嬉しい。しかもちゃんと繋がる電話までついてる。って言って上司に「は?」って言われて背筋を伸ばしてるの面白だった。ちょこちょこグレブ面白いからずるい。基本怖いのに。ここちゃんと電話している風にお芝居しているの好きだったな~。受話器をカチャっとかけて、テーブルに置いた後に指パッチンして部下に入室許可の指示するの。この指パッチンが聴きたくて何度も通いました()それくらい好きだった。

アーニャを見ずに窓辺に向かって話し続けるグレブ。彼の言葉の中で「腐った林檎」って単語がでるけどやっぱり彼の発する言葉として似合わないな~と思っていて、勝手にだけどグレブの上官とかもっと酷い上層部が容疑者に対して使ってる言葉なんだろうなって思っている。(本来彼は優しい人だと思っているから)たぶん。

振返ってアーニャだと分かった時の万里生グレブの嬉しそうな表情…。そのあとに咳払いとかして部下を追い払うんだけど。いつからか、退室する部下がグレブのほうをチラっと盗みみていることに気が付いて。これ怖いなって思いましたグレブもきっと監視対象なの?まあそうだよね。

ユーモアの部分。最初のほうはマチルダのミスターワームウッドっぽくてやばくて(笑)でも照れて頬をかくような仕草が好きでした。お休み明けからはワームウッドが少しだけ弱まって(少し)、その代わりに両手をぱっと広げて、「わたしもそんなに悪くなぁい…ない…ない…ない…」ってセルフエコーしてたのウケた。海宝グレブはなんか腕を一周回して飛び跳ねてた??SNSで陰キャ呼ばわりされてたけど真面目な彼が無理して頑張ってアーニャの緊張ほぐしているみたいで良かったです。堂珍グレブは少し足ダンスしてて一番良かったかも。以上、ユーモアのセンス大会。

アーニャに「また震えているね?お茶を一緒に飲まないか?」って再び誘ったあとの「容疑などない、ある訳がないだろう」の言い方。これも三者三様で好きでした。

万里生グレブは相変わらず圧が凄くて「容疑なんてあるわけがない、そうだろ???(有無を言わせず制圧)」海宝グレブ「容疑なんてないだろ?僕は君を信じているよアーニャ。僕を信じて?(違うミュージカルになるな)」堂珍グレブ「容疑なんてないよね?ないに決まっているよ、さぁ、お茶を飲んで温まって(庇護欲全開お兄さん)」

あとのお茶の入れ方も~~万里生グレブが~~!!「君を抹殺するだろう」の部分でカップをテーブルにカチャっと置く音はめが天才の芝居で唸りました。「君の想像は危険だアーニャ。ロマノフ家はもう存在しない!!」ってテーブルをバン!してしまう自分にハッとしてしまう万里生グレブ…。彼女に優しくしたいのに、つい激情に飲み込まれて理性で制御できないみたいな。そういうの大好きです。どうぞ。海宝グレブは基本静かなんだけど急に声量が大きくなってここでも制御できない、自分でも分からない何かに飲み込まれそうにいなるのを静かに抑え込んでいるみたいなのが好きでした。

「広がる噂に気をつけろ、言葉を慎め~」から始まるロイヤル万里生さん歌唱。大好きで脳みそ何度も痺れましたありがとうございます。万里生さんの歌が本当に好きなので永遠に覚えておきたい頼むよわたしの記録力。

椅子に座るアーニャの顔すぐ横にさっと近づいて目をガンガン見開いて「囚われていくアナスタシアの強いまなざしをみた」と歌うのが天才のサイコパス所業だった。あれ何度見ても好き。ほかのグレブはそこで彼女が怖がることしません。

「彼はただ任務を果たした誇りを胸に」でちゃんと顔を上げて胸に手をあてるのとか。(あれ、フェルセンと記憶混じってる?)時折、涙を湛えるような表情もあって、揺れ動き、いろんな感情の渦に巻き込まれるような感覚に。常日頃から彼は感情に重い蓋をして生きているだなって。

そして、「革命に感情はいらない」で言葉通りに表情が硬くなって感情を削がれた軍人のそれになる。そして両腕を後ろに回して両足を広げてしっかりと立ち、歌い終わるとほぼ同時に目のハイライトが死んでしまう万里生グレブ…。オタクはネヴァ川の濁流に流されて戻ってこられません。

海宝グレブは1回しかみてないので申し訳ないもう歌がうまい!!!!!!しか記憶が…。どなたかレポ読ませてください。

アーニャに忠告するところ。万里生グレブの二面性が怖すぎて最高だった。「新しい友達として言う。十分に気を付けるんだよ」優しい声色でもえ、友達になったんですか?「警視副総監(?)グレブーーーとして言う、十分に気を付けろ!!!!!」怖いーーーー!!!!!でもそれがいい。

彼女を見送った後にさっと椅子を盆の上に戻すしぐさも好きだし「囚われた子供たちをみた、アーニャ~~~~~~」で響き渡る歌声に拍手したかった。

まだ一幕終わらない!!!!!俺のペテルブルグは!!もう次に書きます。いったん、終わり。

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