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【~アスレチックスのこの選手を見ろ!~ 第一回】マット・チャップマン

こんにちは!もー(Mo10_11)です!

今回からの記事はシリーズで、東京の開幕戦で是非是非注目してほしいアスレチックスの好選手の紹介をしていこうと思います。

日本での知名度は芳しくないアスレチックスですが、MLBの中でも若くて良い選手が沢山いるチームなんです!
是非ここで予備知識を得てもらって、アスレチックスをすこれ!すこってほしい!そんな気持ちです。

記念すべき第一回は昨年ゴールドグラブ賞、プラチナグラブ賞をW受賞のマット・チャップマンです。


マット・チャップマン、やばい守備力

日本では「大谷翔平に初めてホームランを浴びせた男」として有名かもしれません。パワフルな打撃も彼の魅力の一つですが、チャップマンの代名詞はその超人じみた守備力です。

DRS(守備防御点、平均的な選手と比べてどれほど失点を防いだか表すデータ)+29はダントツのMLB1位!2位のアンドレトン・シモンズ遊撃手に8ポイントの差をつけています。

チャップマンの守備力の源、他の選手との一番の差は”鬼肩”、”バカ肩”、”キャノンアーム”とも称される送球の強さにあります。アマチュア時代は投手も兼任していた二刀流で、三塁からの送球は一塁手を打ち抜かんばかりの勢いです。

肩が注目されるチャップマンですが、肩だけで守っているわけではなく俊敏性やグラブ捌き、状況判断も一流なのが凄いところです!
特に三塁手としては抜群に広い守備範囲は彼の大きな武器です。


マット・チャップマンの凄い守備五選!

チャップマンの超人的ファインプレーとなると、それは星の数ほど存在しますし、全部まとめようとすれば短編映画が作れるかもしれません。
ここではその中でも5つのプレーを厳選して紹介します。

昨年のナンバーワンプレー

このプレーは私が見てきた昨年のチャップマンの中でベストプレーです。
シフトでほぼショートの位置にいたチャップマンは当たり損ねの打球と見るや、すぐさま打球に追いつきます。そしてそこからフェイダウェイしながらジャンピングスロー!なんとこれがノーバウンド送球。しかも並の三塁手が普段する送球と同じような勢い∑ヾ( ̄0 ̄;ノ オーット!

打者としては誰もいない所に打球を打ったはずだったのに、なんか知らんうちにアウトになってた、みたいな不思議な状態です。


Watch Chapman!!

当たり損ねの三遊間への当たり、しかしそこはチャップマン。
颯爽と駆け抜けて瞬く間にアウトをとってしまいました。

この難しいプレーもチャップマンがやると簡単に見えてしまう不思議。
庭の小石を拾ってヒョイッと放るようにプレーをこなしてしまうんですね。

多分こんなのと野球やってたらしんどいでしょうね( ̄。 ̄)ボ~~~~ッ


コロシアム名物!馬鹿でかいファールゾーンを生かしたスーパーキャッチ!

2015年MVPのジョシュ・ドナルドソン、ゴールドグラブ賞6回受賞のエリック・チャベスなど素晴らしい三塁手を沢山輩出するアスレチックスですが、どの名三塁手もこのプレーはやっているんじゃないでしょうか?

雨天用のグラウンドカバーに身を乗り出してキャッチ!やや見慣れたプレーですが(ちょっと感覚がおかしくなっているのかも)、やはり異次元のプレーですΣ(゚口゚; すぐに起き上がってタッチアップを警戒して矢のような送球をするのもチャップマン的にポイント高い!


ファールゾーン?残念!そこはチャップマン!

チャップマンクラスになるともうフィールド全体が守備範囲みたいなところがあります。
言うなれば、黒子のバスケでいう紫原。

そもそも三塁線を抜けてもおかしくない当たりだったのにもかかわらず易々とキャッチ&スローですから、流石に打った打者にも同情の余地があるところですが、カルゴメなんでそういう気持ちが一切湧いてきません(^∇^)アハハハハ!


実は後ろも見えているんだ...今まで隠しててごめんな......

先ほど、「チャップマンは状況判断も一流」と書きましたが、まさしくそれが出たプレー。

背後のランナーの位置を完全に把握しているような完璧なフェイクでピンチを救いました。
黒子のバスケでいうなら赤司の”エンペラーアイ”でしょうか。チャップマンには全部見えているのかもしれませんね\(;゚∇゚)/ヒヤアセモン☆


チャップマン、翼を広げて

こちらも驚異的な守備範囲を活かしたプレー。高く上がったファールフライを追って追ってキャッチ!


キャッチした地点はなんとこの赤丸で囲った付近!もうほぼレフトです...


守備だけじゃない!攻撃も一流のチャップマン


チャップマンの取り柄は守備力だけではありません。攻撃力でもチームを引っ張っています。

大谷翔平の初被HR含む24HR、リーグ9位のOPS.864を初め、打球初速などでもリーグトップクラスの成績を残していて、その長打力も”一流”といえます。

また、長打力だけでなく走塁面でも優秀なのがチャップマンの凄いところ。
スプリントスピード 28.3(ft/sec)はあのホセ・アルトゥーベ(HOU)よりも速いんです!
また盗塁数こそ1つですが、盗塁以外での走塁貢献を示すUBRという指標では、堂々のMLB2位(5.4)を記録しています!

チャップマンさんかい?速い!速いよ!

チームの顔、チャップマン


2014年のドラフト1巡目で指名されたチャップマンはまだ25歳(4月28日に26歳を迎える)の若さで、スターダムを駆け上がりつつあります。

資金力の乏しさゆえ、生え抜きスター選手に長期契約を与えることを渋ってきたアスレチックスですが、チャップマンに関して言えば長期契約の可能性は大いにあり、今後ともチームの顔としてプレーしていけるんじゃないかと思います。


ということで今回はマット・チャップマンの紹介でした。
日本での開幕戦でも是非このチャップマンの守備に注目してほしいなと思います。


画像出典「athletics nation.com」

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