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新球場問題が大きく前進

遂に!新球場問題に大きな進展!

11/29、長年のチームの課題であった新球場問題に大きな進展が見られました。ついに2023年、ハワードターミナルに新球場を建設することを発表したのです。

これまで本拠地としてきたオークランドコロシアムは老朽化が深刻な問題でしたし、アメフト兼用でファールグラウンドがバカでかいなどボールパークとしては決して魅力的ではありませんでした。球団首脳も長年その問題に向き合ってきましたが、計画が持ち上がっては頓挫を繰り返し、2016年にできた新しい労使協定でA'sの立場と将来はさらに危ういものになっていました。

そこで現状を打開すべく、A'sがヘッドハンティングしてきたのがDave Kaval(デーブ カバル)球団社長です。Kavalはサンノゼを本拠とするMLSのチームに専用のサッカーグラウンドをもたらした実績がありました。Kavalは就任して以降、"ツリーハウス"と呼ばれるカフェのようなスペースを球場に作ったり、今年は完全無料試合などオークランド移転50周年を記念するイベントを矢継ぎ早に繰り出したり、とその改革意欲にはファンの私も感心させられました()。

しかし移転問題に関してはKavalと言えど、すぐに結果を出すことはできませんでした。サンノゼ市とは自治体とは相思相愛だったのですが、サンフランシスコ ジャイアンツが「サンノゼは自分たちのフランチャイズ」という姿勢を変えず、Bud Selig元コミッショナーもSF側であったのであえなく頓挫。2017年にはレイニー大学の敷地に新たな球場を建てる計画を発表しますが、学生や住民などの反対にあいこれまた頓挫。結局はコロシアムを取り壊して建て直すしかないとも言われていました。

しかし、

遂に今オフに港湾地区のハワードターミナルに新球場を建てる計画を発表!
見てくださいよ!この美しい球場😍 宝石箱がモチーフなんですって!(フィラデルフィア アスレチックス時代のシャイブパークもモチーフなんですって。果たしてフィラデルフィア時代を覚えているファンがどれくらいいるのか分からないですが。。)オサレだなーーー🤩🤩
Olsonの超特大180mのスプラッシュヒットが出ちゃいますよ!これは!

ちなみにハワードターミナルは交通の便が悪く(地域を走る地下鉄 BARTも新球場に近い駅を作ることはないそうです)、駅から球場までをゴンドラで繋ぐ計画もあるそうです。ヵコ(*゚∀゚)bィ-ィ

ただ、チームはこれからオークランド港との独占交渉に入るようで、4月のデッドラインまでに契約を締結できなければ、10Mの預金を失う——すなわち計画が流れる——ということもSFクロニクルの記事には書かれていて、Kavalは「とても重要な6ヶ月になる」とコメントしています。頑張れ。


最後に~2023の未来予想図含めて~

新球場が建つことにより、収益の改善が期待できます。収益が改善されれば、フランチャイズプレーヤーとの長期契約を結べる→誰もが知るスタープレーヤーがいるため更にファンが集まる→さらに収益アップ という好循環が始まるかもしれません。しかし、新球場と収益改善はイコールではありません。聖書「マネーボール」にある通り、客を呼び込むのは勝利です。2023年を迎えるまでに魅力的なチームを作らなければなりません。
まず1つ、大きな勝負をかけると思われるのが、オフにKDとTreinenがFAになる2020年です。恐らくここを目処に一度、お得意の再編を行い(もちろんwMattをキープした上で)、また2023にピークを持っていく計画だと思われます。2023のオフにはPinderとManaeaがFAになります。
ということで2023の未来予想図

捕手 Sean Murphy
2019年途中からデビューを果たし、OAKの正捕手を務める。Yan Gomezの全盛期を彷彿とさせる守備力&パワーで既にGGも受賞。

一塁手 Matt Olson
2018のフルシーズン1年目からDRSは毎年+10前後、HRは25本以上と安定した成績。粗い打撃も改善され、Jason Giambiの後継者としての地位を完全に確立。でも薬はやってない

二塁手 Flanklin Barreto
2022に初の打率3割&HR25本&20盗塁をクリアした好選手。打撃センスの高さには定評があったが、守備でも進歩を見せた。球団レジェンドのM.Tejadaに肩を並べる。

三塁手 Matt Chapman
2018から毎年のGG受賞のMLB最強の三塁手。昨年は初の打点王でTroutを退けてMVP受賞。チームの顔。

遊撃手 Nick Allen
若手ながらいぶし銀の守備職人。卓越した守備力でLindor、Simmonsの牙城を崩してGGを手にする日も近い。打撃も三振減&四球増でどんどんMark Ellisに近づいていっている。

左翼手 Stephen Piscotty
フランチャイズプレーヤー。打率3割の巧打でブンブン丸の多い打線を繋いだ。今季でFAとなる。

中堅手 Ramon Laureano
昨年はKiermierを退けてGG初受賞。2年連続の20-20もクリアした。有望株のBeckもいるため油断はできない。

右翼手 Razaro Armenteros
Cespedes二世の呼び声高い若手。昨年はパワーでの成長が見られ、初の20HRクリア。

指名打者 Yoenis Cespedes
2014以来のチーム復帰。元からオークランドに戻ることを希望していたが、それがやっとかなった。若手の指南役として期待。

夢を見すぎているなどの指摘も甘んじて受け入れます。でも夢が見たい……。夢を見たっていいじゃないですか!
という訳で最後に、、

2023のA'sは世界一ィィィイイイイィィ!!!!!


記事を書くにあたり参考にさせて頂きました。
https://www.sfchronicle.com/bayarea/matier-ross/amp/A-s-propose-jewel-box-ballpark-for-13426272.php?__twitter_impression=true

image by Bjarke Ingels Group

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