人には人の乳酸菌。興味は人それぞれ。

自分の意識次第で、
どこまでも深めていくことができるのが
武道稽古の面白いところ。

勝ち負けを突き詰めてもいいし、
その先の勝ち負けとは違う次元を探求してもいい。

また聞きかじりですが
古代のアフリカにはライオンシャーマンとよばれるシャーマンがいたそうな。

ライオンシャーマンというのは
人の意識の成長、霊格の度合いを表すものだそうです。

まずは、ライオンという自分より圧倒的に強いものに対して、向き合えるかという段階。
ライオンヒロイズム。
恐怖に立ち向かう勇気の育成、
ライオンを殺すということではなく、ライオンを制止える力の育成。
仲間や大事な人を守る力。

武道的にこれで充分でしょうという感じでありますが、
これはまだまだで

ライオンを友としてライオンの意識と同化するという
ライオンシャーマニズムという段階があるということです。

「ほんとかねー。漫画みたいな話やねぇ」

実際、北斗の拳で
ラオウとケンシロウがそれぞれ虎と対峙するエピソードがあります。
ケンシロウと対峙した虎は懐いて、撫でられるという態度を示しますが
ラオウに対しては敵対して襲いかかります。
そして、ラオウは力でもって虎を殺してしまいます。

まるで
ライオンシャーマニズムとライオンヒロイズムの違いを表すようなエピソードであります。

ライオンヒロイズムは
「人」と「ライオン」という関係ですが

ライオンシャーマニズムは
「人とライオン」の意識が融合したような感じがしますね。

ライオンヒロイズムは
あくまでも
私という自我を中心にあーだこーだしているレベルのもので
言い換えれば、私を固定している。

ライオンシャーマニズムは
自我を解体し、私というものを変容させるもの。
私の自在性。

ライオンヒロイズムを経ての
ライオンシャーマニズム。

ここの合気道は
両方を充分に包括していると思われます。

ただの理想を描いた夢物語ではなく
でも
常識を破る、夢のようなもの。

これ、
ここの合気道の凄さ、
面白さだと思います。


成田伝合気道
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