都会が好きだ

都会が好きだ。

生まれてから18歳まで山梨の田舎で暮らしてきた身としては都会への憧れがすごい。

だから大学生活は絶対都会がよかった。なのに何故か千葉を選んだ。
大学のパンフレットに「都内から電車で〇〇分!」とかいう謳い文句にやられた。
まあ、千葉でも都内寄りなのは間違いはないが、そこを選んだ時点で田舎者なんだろうな。

なのに山梨ボーイは1ヶ月もしないうちにホームシックになる。今でも覚えてる、大学の入学式の帰りに1人で実家に帰りたいと思って泣いた事を。

今思えば最高にダサ坊だ、母親の作った料理が恋しくなり、個食が寂しく腑抜けになった。

あろう事に母親に帰りたいなどLINEをする山梨ボーイ。今じゃ考えられない(今じゃ実家に帰るぐらいならどこか遊びに行きたいぐらい)

でも、そんな気持ちも忙しさや唯一の親友が都内にいた事で数ヶ月でそのホームシックは解消した。
でも、解消したがあの頃より都会が好きかと聞かれると、少し好きじゃなくなったのかもしれない。でも都会は好きだ、あの頃知らなかった汚さも含めて。でもちょっと嫌い。

そんな生活も4年目に差し掛かり、都会に憧れた山梨ボーイはあろうことか来年の4月から就職で千葉のど田舎に行く事になった。

自ら田舎を選んだ山梨ボーイ。またこれで都会が大好きになるかな?

初めて親友と2人で行った工事中の渋谷にあったAKIRAのパネルが、工事後回収されて展示されてた、その展示もおんなじ親友と見に行ったんだな。
2人ともシティボーイに憧れる田舎者。
でも田舎者だからシティボーイになんか本気で憧れるのかもね。シティボーイの憧れは田舎者の特権なのかもね、と気づくのは都会付近での生活がもうすぐ終わる頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?