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シャッターを押せない理由(植物園)

本日、練馬区の某写真倶楽部の講師として同行させて頂きました。写真歴の短い初心者のメンバーが多かった(実は私自身が寒かったのが本音)ので、光が丘にある熱帯植物園での撮影になりました。冷たい風の吹き荒れる(かなり大げさ)外に比べ天国!!入場する前に温度差による露結があるのでタオルなどでまいたカメラをバックに収め(私は腹の中)急激な温度差を避ける事を注意して入場。カメラは無事でしたが、私の眼鏡は真っ白(汗)

殆どの方(正確には私を覗いたすべての方)が、デジタルのカラーそれも皆ミラーレス。そこで、色温度設定を教えようかと思いましたが、それでは他のハウツー本と同じになってしまう。私が教える意味がない(笑)よって、全員、RAW+JPGにしてモノクロモードに設定。後でLAW現像しやすい様に、コントラストを下げ、シャープネスのみやや上げて白飛び防止策で-0.5のアンダーでの基本設定。モノクロモードで撮ってもLAWはカラーなので、モノクロで、色に左右されず、画額構成に意識を持って行ってもらうのがねらい。出来上がった作品はカラー現像にできるデジタルの利点を生かした講習の今回。自由に各自撮ってもらい、悩んだら質問をしてもらい解説する内容。

皆さん、写真集やネットで素晴らしい作品を見ている様で物真似撮影の多いのはビックリでしたが、皆さん基本に忠実すぎて植物図鑑の様な作品が並ぶ。これはこれで悪いとは言わないが、もっと大胆に撮影してもらいたくも思う。そこで、アドバイス!花の撮影でも背景そして前景を入れて距離感を出す撮影で作品を撮ってもらう。初心者脱却の上等手段。すると、何人かが花の前でカメラを構えて固まっている。なぜ、シャッターを切らないのですか?と尋ねてみた。背景に花のネームプレートが邪魔して撮れないとの事。は?逆に焦る私(汗)ほとんどのメンバーが花の正面から動かないのである。私が角度を変えてプレートを避け普通に撮影見本を撮ると、そういう撮り方もあるのですねと感心される。ズームなれのお陰か構えた位置で考える方々に私の方がビックリ。後、思ったのが花の撮影で長玉率の高い事、昔はマクロ率が高かったがこれも時代の流れなのかな~ぁ。次回は、自分が動いてベストアングルを見つける為に、単焦点縛りでいこうかなどと考えさせられた一日でした。

では、素敵な写真ライフを

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