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高額で売れるかな、アートな写真作り

写真はアートと成りうるか?昔から議論が続く話題ですね。私の個人の見解ですが、一部の作品はアートと見てほしいとゆうのが本音です。

そもそも、アートの定義ってなんなの?私もよく解っていないのが正直なところ。アートといえば、彫刻や造形物、絵画などが頭に浮かぶ私ですが、心に響くものとなれば、小説や映画なども心に響くものもあります。音楽などは、アーティストとか呼ばれているのでアートかなぁとか思えるが、小説家がアーティストと呼ばれているのは、知らないだけかも知れませんが聞いたことありません。写真に照らし合わせてみました。撮影技術が優れているもの未熟な撮影技術、心に響く写真に対して響かない写真、未熟な撮影技術の写真でも心に響く写真は有るし、撮影技術が卓越していてクオリティーの高い写真は、そもそも私達商業写真家がめざしている写真、広告写真や図鑑や説明書などのカットであるので、心に響く必要は無いのである。そもそも、アート作品はオリジナルティーがあり1点もの(版画やシルクスクリーンは別)写真は同じクオリティーのものが何枚も複写できるのでアートとは呼べないのか?シルクスクリーンや版画はシリアルナンバーをうち枚数を限定しているものの同じものが出来上がりますが、原画は1点でそれこそ傑作であれば途方もない値段がつく。では、写真で置き換えれば、デジタルは原画がデータなので、アートにはなり得ない?デジタルアートとか呼ばれているものが有る以上アートは存在する。銀塩でいえばネガやポジのフィルムが原画に当たるが、過去に付加価値をつけるのに写真にネガをつけて販売した写真家もいますが、ネガそのものに高額な値段が付いた話はあまり聞かない。ましてや、億を超えた金額なんてあまり聞きませんね。

ですが、億を超えた写真がこの世の中に存在するのです。アンドレアス グルスキーのライン川なる写真、ピーター リックのファントムとゆう作品は7億8千万という超高額で落札された写真もあります。彼らのはともに、写真がアートではなく、アートとして写真を使っただけだと・・・汗

写真家やフォトグラファーではなくアーティストなんですね(笑)撮影技術やクオリティーの高い写真はインスタグラムやNETで溢れているのに、それらの作品が技術的に、二人の技術に引けをとるかといったら、むしろ皆さんの写真の方が上だったりします。なぜ、皆さんの写真が高額にならないかというと、心に響く付加価値が二人の写真と比べ物にならないのではないかと考えられます。

本題に入りますが、私たちが少しでも高額なアート写真を作ろうと思うなら、先ず撮影技術より心に響く写真を発表するのは勿論、そこに付加価値を加えなくてはなりません。心に響く写真を撮影したなら、暗室沼にはまっている皆様、同じ写真を撮ったとして、デジタルで作品作りをしている方より高額な取引にする可能性が高いので喜んで下さい。1枚1枚、フィルターや、覆い焼き、更に現像液を変えバライタ印画紙を変え、リス現像・素粒子現像・超微粒子現像・刷毛で漂白など手を加えた手焼きの写真は、同じものが二度と作れない一点ものなのです。私は、ベースがネガだとゆうだけで、写真を手焼きで仕上げるのは、画家が描くのと同じくらいアートだと思います。そして、心に残るベースとなる写真が撮れた時高額なアート写真として取引されると信じています。

では、素敵な銀塩ライフを


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