今年の映画記録(憶えてる限り)

今年消費したものアドベンドカレンダー、今日は今年見た映画について。

基本的にアニメ映画的なのが多いんですが、一時期平日に休みが入ったりする生活してた関係で、暇にあかせて適当な映画をふらっと見に行ったりしてました。

01/22 傷物語 Ⅲ 冷血篇
物語シリーズは化物語アニメ1期がすごい話題になったとき辺りに前日譚の傷物語が劇場化決まって、阿良々木君が唯一ちゃんとバトルする話だしええやん! と思っていたら完結までに8年かかったっていうね……。
当時化物語好きだったのでしっかり見届けてきました。
同行したsakumint氏は羽川が振られ役なの意味わからんよなーと言ってたのが印象的。僕は物語シリーズのメインヒロインはキスショットで間違いないと思います。

02/18 虐殺器官
これも制作過程に紆余曲折あった作品ですが、世界観のディティールにのまれました。今現在の情報管理社会とリンクするところもあり。
ただ、櫻井さんが悪役やると、声の存在感ですごい大物っぽく聞こえてしまうので、実際のジョン・ポールの妙に人間臭いところがギャップで小物っぽくも。

02/26 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
アニメシリーズは2期の途中くらいまでしか見てなかったのですが、友人に誘われて前日に一気にアニメを見てから劇場に行きました。楽しかったです。
東京の見慣れた町並みで戦闘が起こる様子が、首都圏生活者に響いた点、アニメ本編で僕が感じてた、言っても所詮ゲームだしなぁという感動のリミッターがうまく処理されていた点、アニメシリーズでやり残した要素をクライマックスで回収したところなど、楽しく賑やかな劇場版にふさわしいシナリオでした。

03/18 アサシンクリード
ゲームのイメージを忠実に映像化してましたが、事前にアサクリの映画なら
こういうシーンがあってこういう内容になるんだろ? と思い描いていた
内容から寸分もはみ出さなかったので、驚きのない映画でした。

04/05 セトウツミ
今をときめく菅田将暉と池松壮亮が学ラン着てひたすらだべっているという映画。
地元の単館系映画館(キネマ旬報シアター)でかかってて、タイトルから瀬戸内海の話かな(地元に近そう)と思って見てみたけど、実際は登場人物の名前が瀬戸と内海ってだけでした。
しかし、ハードル低い状態で見に行ったせいかすごく楽しかった記憶があります。
この成功体験をきっかけにキネ旬で時間つぶしに映画見るという行動パターンが休日フローに刷り込まれた模様。

04/09 シン・ゴジラ(2回目)
公開時に1度一人で見てたんですが、キネ旬でリバイバル上映するというので、友人を誘って2回目の視聴。友人も楽しんでくれたようで良かったです。
キネ旬はわりと意識高い系の映画館なので、普段はあまり娯楽度高い作品かけてないイメージだったんですが、これは昨年度のキネマ旬報ベストテンの2位だったという理由での上映でした。
しかし、同時に初代ゴジラをかけて、宝田明氏を舞台挨拶に呼ぶ辺りがキネ旬やねぇ。

04/29 この世界の片隅に
こちらはキネ旬ベストテンの1位ということでの上映。
話題になってた当時見逃していて、名古屋の友人が来ているタイミングとも
一致したので、どうせなら見に行こうやと。
戦争の中の生活が垣間見える映画で、胸に響きました。

05/27 人生フルーツ
愛知県のとあるニュータウンの一角で、庭の畑で半自給自足の生活を送る老夫婦のドキュメンタリー。
ニュータウンの設計をしていた男性が、理想の街を作れなかった思いからか、その片隅で自宅の庭に里山を復活させようとしている……のかどうなのか、黙々と生活する様子を映したフィルム。
自分の生きたいように生きることの難しさと、そこに真摯に向き合う様子が垣間見える映画でした。

06/25 劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
アニメ版まったく見てなかったんですが、実は小説家になろう連載時は結構好きな作品だったので、劇場版公開のタイミングでアニメを一気に見てから劇場に行ってきました。
アニメ版にしても劇場版にしても、原作の細かいディティールをわかりやすくし過ぎてて、駆け引きの描写なしに三振シーンだけを繋げた野球漫画のようでした。
アニメ化には向いてなかったのかな……。

07/13 スノーデン
世紀の内部告発者、エドワード・スノーデンの実話に基づいたエンタメ映画。
スノーデンの暴露に直接立ち会った人が作ったシチズンフォーというドキュメンタリー映画もあるので、エンタメ要素がいらない人はそちらを見たほうが良いかも。
エンタメ映画と言っても、ドンパチやらの派手な展開を作るほどの嘘は盛ってないので、ひたすら恋人とすれ違ってるフランス映画みたいな映画でした。
あと、主役の役者さんは実物のスノーデンのほうが男前だと思う。

07/22 劇場版 生徒会役員共
なんで映画化した、そしてなんで見に行った、という。
想像してた内容から1mmもはみ出さなかったので、どんな内容だったか忘れました。

08/23 君の名は。
公開当時、友人と一緒に映画に行くにあたってシン・ゴジラにするか君の名はにするかで揉めて、僕はシン・ゴジラ、友人は君の名はを同じ映画館で別れて見たということがありました。
映画見た後も、お互い自分が見た映画こそが面白かったと言いあったという経緯もあって、君の名は見に行きづらくなってたんですが、キネ旬が夏休みで新海誠大特集とかやり始めたのでこっそり見てきました。
僕は新海誠だし、拗らせた感じの……というイメージ持ってたんですが、爽やかで美しくて大変素晴らしい映画でした。
ところで、キネ旬はベストテンリバイバルの「この世界の片隅に」がうまくいったのか、以降大作系アニメを結構リバイバルするようになりました。
僕としてはありがたい話ではあるんですが、ちょっとせつない気もしています。

08/23 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2回目)
キネ旬アニメリバイバル。以前のキネ旬だとまずかからなかったような映画。
地元の地の利を活かしてレイトショーで行ったので、少人数で落ち着いて楽しめました。

09/15 ガールズ&パンツァー 劇場版(3回目)
キネ旬アニメリバイバル。DVDとかでも見てるので何度目だって話なんですが、最終章がはじまるまでに思い出しておこうかなと。

09/23 ダンケルク
普段見ない感じの映画ですが、友人に誘われて。
ドイツ軍が迫るフランスから、イギリスに向けて撤退する英仏兵隊さんの映画。
座席が前の方過ぎて画面の下の字幕が視界からややはずれ気味だったんですが、ほとんど会話のない映画で、結果オーライな感じでした。
歴史とか会話とかそういう注釈はなしで、死がとても近い場所で生きようとする群像が描写されるんですが、ドラマティックでもなく、淡々と行動している
様子がかえって真に迫っているように感じました。
この映画、初めて4DXで見たんですが、爆撃機が降下してくるところとか
臨場感があってよろしかったです。

10/28 Fate/stay night Heavens Feel I presage flower
Fateの最初に出たPC版、空鍋で有名なSHUFFLEと同日発売だったんですよね。
当時、どっちを買うのかでオタク界が二分されたとも。
僕はその時から断然Fate派なので、オフィシャルに近いアニメ化企画とあれば
いそいそと見に行きますよ。
繰り返し同じ話を映像化するというのは普通に考えるとデメリットなんですが、元々原作が同じ話を繰り返すマルチエンディングゲームだったこともあり、映像化を繰り返すたびに人物の掘り下げが深くなるという楽しみ方が馴染みます。
思えば、今の劇場版アニメの隆盛、Fateブーム、どちらもufo tableの空の境界の劇場化成功に端を発しているわけで、ufoと奈須はええ仕事してくれますよ、ホント。
とはいえ奈須はFGOで小金稼いでないで、はやくまほよの続き書いてください。

11/19 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
キネ旬アニメリバイバル。
当時、劇場版前後編が総集編だというのでスルーしていて、新編まで
タイミングを逃していたので、この機会に見てきました。
時間が経ちすぎて様々なネタバレにも触れ、今となってはフラットな視点からは感想が出てこないんですが、書きたいものを書いてるときの作家虚淵ではなく、納期と要件に沿うものをきっちり仕上げてきてるプロ虚淵という感じがしました。

12/02 GODZILLA 怪獣惑星
こっちはわりと作家虚淵でした。
不穏な伏線もちらほらと張られ、2章以降が非常に楽しみです。
とはいえ、収益はあまりよろしくないのだとか。
シン・ゴジラの地上波放送などでばっちりプロモーションしてはいたはずなんですが、アニメ見る層、一般人の層、特撮見る層、色んな層を相手にするには中途半端なプロモーションだったのかもしれません。

12/10 ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
適当な動機が発生して、戦車の試合やってればこんなにおもしろいんだから、
永遠にこの作品作り続けてくれればいいのになぁ。
しかし、全6話という割に1話は中途半端なところで終わった感じだったので、
もしや当初予定していた1話を製作途中で半分だけ公開して、その分話数を
増やしたりするのでは……話数増えるの嬉しいですね。
僕は一年生がどーんってやるところが可愛らしくてお気に入りのシーンです。

12/10 Thunderbolt Fantasy 生死一劍
前半は殺無生を主人公にしたスピンオフ小説の映像化。後半は虚淵書き下ろしの1期後日譚。
前半は、殺無生ファンは喜んだかもしれないけど、凜が邪悪過ぎて2期以降の作劇に差し障るのでは……。
凜の計略や、業の深い性格描写など、難しい部分がふわふわしていてイマイチ楽しめませんでした。
後半は1期の振り返りをちょっと一捻りした感じの内容でしたが、すごくおもしろかったです。
2期放送前に1期振り返り特番とかで流すといい。

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