VRむせる
今年消費したものアドベンドカレンダー、本日はごくごく局所的にバズっている話題、VRについて。先日PSVRで配信の始まったSkyrim VRが大変気になっている僕ですが、PSVR本体はまだ購入していません。Skyrim VRが何かの間違いでMOD配信とか始めたら、倍の値段でも買うんだけどな……。
本日の話題は、新宿に今年の夏オープンしたVR ZONE SHINJUKUのお話。
元々はお台場辺りにあったのを移設したらしいですが、いろんなVRコンテンツを体験できるゲームセンター?的な施設です。
ゴーグルにヘッドホンのVR基本セットに加え、ゲームのシチュエーションにあわせた筐体が用意されているあたりは、専門施設の面目躍如でしょうか。
施設では、1day pass的なものを買うと、赤、青、黄、緑の4色のチケットが1枚ずつついており、それぞれの色カテゴリに分類されているアトラクション3つから、1つを選んで遊ぶことができます。
上の画像は2017年12月現在のもので、僕が行った8月の時点ではガンダムユニコーンが戦場の絆VRだった以外は同様の構成になっています。
なお、赤から2つなど、同色のアトラクションを複数遊びたい場合は、追加料金を支払って別途チケットを購入する必要があります。
僕は「恐竜サバイバル体験」「エヴァンゲリオンVR」「マリオカートVR」「釣りVR」を遊んだ後、追加チケットで「ボトムズVR」を遊びました。
以下感想。
不時着した飛行機からセグウェイ的な乗り物に乗って、暗闇の中恐竜が徘徊しているエリアを踏破し、ヘリポートまで逃げる、という内容。セグウェイは恐竜の体当たりを受けるとダメージが蓄積し、故障すると停止して後は恐竜にパックンチョされます。
セグウェイのハンドルにはヘッドライトのスイッチがあり、これで暗闇を照らして進路を判別するのですが、ライトをつけると恐竜に見つかるので基本的にはライトの使用を最小限にとどめて、一瞬で進路を判断して逃走するゲームです。
これ、つまりどういうことかというと、せっかくVRの視界を楽しめるゲームなのに、暗闇の中を走らないとすぐにゲームオーバーになるってことなんですよね……。
まぁ、ライトをつけても見えるのはチープなゴア表現(チープさがかえって気持ち悪くもある)の死体が散乱する恐竜パラダイスなので、これでいいのかもしれませんが……。まぁ、一番ひどいアトラクションでした。
ちなみに一緒に遊んだ友人は、初見でヘリポートまで到達したにも関わらず、演出がしょぼすぎてゴールに気づかずオーバーランしてしまい、T-REXに喰われていました。
赤チケットなら、プレイしてはいないですが、ハネチャリ(羽をつけた自転車で空を飛ぶ)が一番おもしろそうでした。それがわかっていながらなぜこんな地雷に突っ込んだかというと、開場直後に入場して、青、黄、緑を先に回ったから人気の赤アトラクションは行列がすごかったんですよね……。
しかし、並んででもこれは避けるべきでした。
ゲームとしては、エヴァンゲリオンに乗り込んで、周辺のビルから供給される銃器を使用してゼルエルを倒す、という内容です。銃を撃つだけなので、ゲームが始まってしまうとVRガンシューティングといった趣です。
ビルから供給される武器は入れ替え可能で、ランダムでN2爆雷などもあるらしいので、銃器ガチャを引きまくって強力な武器を使うのが攻略の近道、という気がします。普通に撃ってるだけではだいたい間に合わず、ゼルエルに食われます。(VRの迫力を活かしたいのか、よく食われます
しかし、このアトラクションの楽しいところはゲームそのものというより、エントリープラグに搭乗してエヴァンゲリオンを動かす体験ができるという点なので、エヴァが好きな人なら一度体験してみて損はないと思います。
一緒に遊びに来ている友達とVRでマリカー対戦できます。ゲームとしての完成度は一番高いVRコンテンツでした。
アイテムは投げつけて使う緑甲羅と、振りかぶって殴るハンマーの2種類で、夢中で振り回してると右手が筋肉痛になります。
釣り竿型コントローラを使って、キャストや巻き上げを体験できる釣りゲーム。2人一組で釣果を競ったりできます。
VR体験という意味では、一番体を使った感のあるゲームで、地味ではあるもののなかなか楽しかったです。ただ、プレイ時間が他のコンテンツに比べると長く、筐体の数も少ないせいか、回転が悪く、人気の割には待たされるアトラクションでした。
ローラーダッシュやターンピックを駆使してリングを走り回り、対戦相手を撃破する対戦型ゲームです。友人二人で行くと、コロッセロに引き出されてお互いに殺し合うことになります。
ちなみに、僕は一緒に遊んだ友人があまりこの手のゲームに慣れておらず、一瞬で撃破してしまったせいでゲームが速攻で終わってしまいました。
とはいえ手抜きするのも興ざめなので、早めに決着がついたら3本目が始まるなどの措置があったらいいな、と思いました。
総合すると、なかなか目新しい体験のできる施設でしたが、一つ一つのプレイ時間は10分足らずで、じゃっかん物足りない感じでした。専用設備の数が限られている現在では仕方ないのかもしれませんが、軽めの設備でも楽しく遊べるようなVRコンテンツを工夫して、じっくり遊んでもらえるようなものも出てきたらいいと思いました。
ちなみに、僕が遊びに行った8月時点で夏公開と謳っていた攻殻機動隊VR、冬になってようやくリリースされたようですが、全身にセンサーをつけてサバイバルゲームを楽しむ本格VRコンテンツのようです。遊びたいけど、ここまでのものだとやっぱり長時間遊べるような設計にはなってないんだろうなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?