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「今までなかった投資について発想せよ」

皆さん、こんにちは。
今回は、運営メンバーの牛嶋が第8回目についてレポートします。

第8回のテーマは「今までなかった投資について発想せよ」。
今回は、テーマに違わず、最初から最後まで脳をフル回転して発想しまくるグループワーク。途中、株式会社電通のB面(=いきすぎた趣味や副業など)を持った社内外の特任リサーチャー集団「電通Bチーム」からのゲストにもご協力いただいての開催となりました。

では、さっそくレポートしていきます。

前半は、前回(第7回)学び、実践した、世の中でいま起こっている課題「〇〇問題」を『投資』で解くことにチャレンジ。投資思考に必要な以下のポイントを押さえて、投資での解決方法を考えました。

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1つめのお題は、『教育困難校のキャリアのきっかけがない問題』
この課題は、前回(第7回)のワークショップにて「課題ラボ」(日本NPOセンター)からシェアされた21の課題「○○問題」のうち、20代の参加者が解きたいランキング1位だったもの。

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20代メンバーが考えた、投資での解決方法の一例は次のとおり。
① 人生の「はじめて」に投資
誰が:おじいちゃん・おばあちゃん
何を:タンス預金
何に:文化
何が解決出来ること:「初めて」の経験不足
リターン:文化的フックを増やす

② 高校生版キッザニア(=文化祭にて企業がブースを設置、ブースで企業の商品等を案内するのは高校生)
誰が:企業
何を:人材・時間・お金
何に:高校の文化祭
解決出来ること:経験・体験不足
リターン:【高校生】企業に触れる、職業経験
     【企業】企業イメージ向上、人材確保

ひたすら感心してしまう素晴らしいアイデアばかり!身近なリソースを活用した、「お金」に限らない投資の数々。『投資思考』が皆さんにしっかり根付いていることを実感できて、感慨深い。
一方で、事前に運営メンバーで試しに同じ問題に取り組んだ際にはこんな素敵なアイデアを出せなかった自身に思いを馳せて、若干切ない気持ちに。。。

2つめのお題は『日本人、世界で一番無駄な英語学習やってるんじゃないか問題』
これは、同じく前回(第7回)のワークショップにて20代メンバーが考えた課題のうち同メンバーから1番の共感を得たもの。

20代メンバーが考えた投資での解決方法の一例はこちら

① 学校の先生を海外留学させる-その1
誰が:学校
何を:お金・先生の時間
何に:先生
リターン:【学校】英語が話せる先生が増える
【学校】授業の質が上がることで、偏差値があがる
【生徒】英語への抵抗感を下げる(英語も話せず慣れない環境で四苦八苦する先生の姿を動画配信、「何とかなる」ということを伝える)
        
② 学校の先生を海外留学させる-その2
誰が:海外進出している企業
何を:ホームステイ先の斡旋等
何に:先生
解決出来ること:先生が英語を話せることで、授業の質があがる
リターン:【企業】先生に現地居住者と企業の海外駐在社員との橋渡し役になってもらう

③ 今迄の英語学習が無駄じゃないと思えるために
誰が:いま英語を活かせていない人
何を:忘れていた中学英語を
何に:海外旅行へ行く自分
解決出来ること:無駄じゃなかったと気づく
リターン:英語を勉強する大人が増える
        
すでに海外で実践されている事例に近かったり、すぐに企業に持ち込めそうだったりと、精度の高いアイデアの数々。
リターン・ゴールから考え始めたグループもあれば、上記①②のように投資の手法は同じでも「誰が」「何を」が異なることによってリターンの違いがある等、投資の無限の可能性を感じます。

後半では、「電通Bチーム」が手掛けた『ミラクルワードカード』で新しい投資について発想しました。

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まずは、「電通Bチーム」の大山さん・鳥巣さんから『ミラクルワードカード』についてご説明いただきました。『ミラクルワードカード』とは、既存の単語(名詞)と組み合わせるだけで、企画アイデアの「ジャンプ」をもたらす、いわばミラクルな言葉を収集したカード。

例えば、
・泊まれる水族館
・大人のピタゴラスイッチ
・夜のピクニック
「泊まれる」「大人の」「夜の」といった修飾している言葉を付けることで新たな企画やサービスを生み出されるのはないか、という発想から、可能性を感じる言葉を集めて厳選したのが『ミラクルワードカード』。

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なにそれ!?面白そうな予感しかない!
お2人曰く「毎回奇跡のようにミラクルが生まれる」カードとのこと。さらに期待が高まります。

さっそく、20代メンバーも試してみます。本日のお題は・・・

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一例をご紹介。

●絶滅危惧投資
アイデア①:絶滅危惧種に対して人々は優しくなれたり興味持つ、この感情うまく使いたい
アイデア②:20代の好きなニッチなサービスがなくならないように投資で盛り上げていく

●ガンコ親父の投資
アイデア①:絶対投資をしないと言っていた頑固親父が投資するまで追い続けるドキュメンタリー番組
アイデア②:絶対投資をしないといっている父親の誕生日等にちょっとした投資をプレゼントする

●ファイナル投資
資産を増やす投資ではなく、後生に負の資産を残さないための終活としての断捨離投資(負動産など)

●投資ミステリーツアー
流行りの謎解きをしながら投資の知識をつけていくイベント。文字通り投資の謎を追求!

●昼下がりの投資 
主婦をターゲットに、投資の情報•商品案内を混ぜ込んだ昼ドラを放送する

●1000年に1度の投資
アイデア①:超長期投資。1000年に1回しか引き出せない
アイデア②:1000年に1度くらいしか起きないリスクに備える

等々、今までにない新しい投資が盛沢山。まさに、ミラクルが起きました!
それにしても、同じワードでも切り口が違うと全然違う内容になりますね。

第8回のワークショップにて20代メンバーはこんな感想を持ったようです。

●普段デスク上では考えられない斜め上のアイディアが沢山出て面白かったです。それをもう少しまろやかにすれば、今までに無い、かつ実現できるアイディアになるのでは!?と思いました!

●グループでやることで、誰かが出したカードに自分では思いつかない目線で肉付けされていくのが凄く良いインスピレーションを受けました!

●どんなカードが出ても投資に組合せられそうな感じがして、投資って無限に可能性がありそう、と感じました。

20代メンバーのみならず、運営側も投資の大いなる可能性を感じることができたワークショップとなりました!
第8回のレポートここまで。
 
20代104会議も残すところあと2回。
次回の第9回は「もしも全てが投資なら、どんなサービスがあり得る?を考えるワークショップ」。第8回で体験した発想方法を駆使して、実践にいかすことを考えていきます!
より柔軟な発想を身に付けた20代メンバーがどんなことを考えていくのか、次回レポートも乞うご期待です!

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