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MBAホルダーが薦める絵本2000選(194冊目)

【題名】でんしゃガタゴト (あかちゃんがよろこぶしかけえほん)

【作者】ひらぎ みつえ

【評価】★★★★☆(75点)

【感想・寸評】

1,仕掛け絵本

 1~2歳の子供にぴったりの本書。特に電車が好きな男の子にお勧めの一冊です。プレゼントにもぴったりで、私は妹からもらいました。

 仕掛けは、引っ張る、まわす、指で動かすなど、子供が楽しめるものばかり。最初に、このような本を考えたのはどなたなのでしょうか?!天才ですよね。

仕掛け絵本の始まりは「変身する本」として出版されたもので、後に、ページを上下3段に切ってそれぞれをめくり、頭部、胴体、足の組み合わせを変えて楽しむ仕掛け絵本に発展したという。19世紀には、ストーリーに合わせて人形を着せ替えて遊びながら物語を楽しむ絵本などが登場する。
20世紀に入ってからはポップアップ絵本が出版され、どの角度から見ても見応えのある立体的な絵本が登場。ヨーロッパの作品では、毎年1冊ずつ出版された「ブッカーノ童話集」や、「あかずきん」「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」など昔話のポップアップ絵本、アメリカでは、ウォルト・ディズニーのアニメーション映画から作られたものや、「不思議の国のアリス」のトランプのシーンで知られるロバート・サブダの「オズの魔法使い」などが並ぶ。

19世紀ヨーロッパで生まれたということです。おそらく、紙の質があがり、印刷技術があがらないと難しいですよね。

 日本の子供向けの仕掛け絵本は、子供が多少乱暴にあつかっても壊れないようなしっかりとしたつくりになってます。

本書は、印刷製本が凸版印刷さん。さすがです!!

デザインをした坂啓典さんが気になる。

ペーパークラフト作家さんなんですね!立体的に考えるような思考が、本書をつくりあげているのですな。


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