二十歳の頃のデッサン

画像1 実家の近くに大慈寺という大きな寺があって、その辺りの寺町は情緒ある盛岡の中でもひと際叙情的なところだった。 そこは総理大臣原敬の墓所で、幅広の石階段を上がり大きな山門をくぐると、昔は左手に廃れた庭園があった。 これは真夏のある日、強い日差しの中で汗をぬぐいながら描いた素描だ。あの時自分は確か二十歳だった。

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