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カネコアヤノ2021武道館
カネコアヤノ ワンマン武道館
2021/11/29
たくさんの拍手に迎えられ、第一声の柔らかな「よろしくね~」からMC無しで1時間半弱歌い続けていた、力強さに驚いてしまった
真白なお洋服 白いマスカラ 白いアイライン
裸足
儚くて尊くて 美しい 花嫁かと思ったよ
もしかしたら 結婚式だったのかもなと思う
カネコアヤノきっと歌ってないと消えちゃうんだ
最近リリースされた「よすが」
心のよりどころ とかそんな意味なのだがコロナ禍のタイミングで「よすが」を出すことを決めてくれたアヤノちゃんに感謝したい 助けてくれてありがとう アヤノちゃんが心のよりどころだとじんわり実感する
武道館、できてよかった 本当に
そういえばカネコアヤノには抱擁という歌があるのだが、私はこの歌を狂ったように聴いていて、そしてそのたびに涙するのがお決まりルーティンになっている。武道館で歌われたときは絶対泣いちゃうなと覚悟していたのに、良い意味でかなり裏切られてしまった。
暴力的過ぎた、殴って殴って殴ってボコボコにされた。こんな強すぎる抱擁あるかよ、と思った。でも愛しかなくて、殴られてるのに愛されてるって思った 何だったんだあれ 愛で殴られてた
こういうのがあるので、カネコアヤノの音楽というのは一人で聞きたい。正面から向き合って受け止めないといけない音楽なのだ。咀嚼して、自分も人も許したいという気持ちになる。人と共感する余裕なんてない、カネコアヤノの良さを分かってもらおうなんて思わない。今日も隣でカネコアヤノの音楽に揺れている人がいるかもしれない、そんな距離感でいい。
武道館は一人で行った。打ちのめされるつもりで、終演後一人で帰られるか不安だった。そのままどこかへ行ってしまうんじゃないかと開演前は本気で思っていた。でもアンコールでアヤノちゃんがすごく楽しそうに夢の話をしてくれて「ご飯食べて、お風呂に入って、あったかくして寝てください。今日も生きてるし、明日も生きてく。みんな正しいです」って言ったの。カネコアヤノの音楽は夢でも逃避でもなくて原寸大の現実だって思い出させてくれたから、ちゃんと家に帰って、次の日は昼過ぎまで寝た。
起きたらケータイから「朝になって夢からさめて」が流れていた
意味なんてない根拠のない、ただの肯定が、きみから欲しかっただけなんだよ
甘い砂糖と苦いグレープフルーツみたいな、ひとりになりたいことだってあるし誰かに寄り添ってもらいたい時だってあるんだよ、だれにもわからない
カネコアヤノが好きな人たち くらいな共通点の老若男女が
同じ音を聞いて 泣いて笑っていた
すごいことですね 生きていてよかった
またカネコアヤノを見たいので、それまでは現実を愛して、人間らしく生きていく
また逢う日まで 雑に抱きしめあいたいだけ 君と
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