3/7 OA ラジオレポ③

ZIP FM SUNDAY EVENING SPECIAL

XIIX ON THE RADIO

Q:アルバムの後半から一曲ずつ選んで言葉を添えるなら?

〈斎藤〉
『Regulus』
唯一、1stアルバムのレコーディング時に録った曲。

『E△7』『Answer5』『Regulus』の3曲を一番最初にレコーデング。
その時に歌詞が身の丈以上に、狙いすぎちゃった感があって、そこがどうしても嫌で1stアルバムには入れなかった。
で、歌詞を書き直して今回このアルバムに入れた。

凄く自分の思っている
「新しい自分」
っていう歌詞がある。
そこに思い描く
現代版『ライオンキング』

Regulusは獅子座の星。

一等星の中の一番暗い星。

XIIXを始めるまで自分が一等星になり切れてないっていう負い目みたいなのがあって、だからもう、そこは覚悟を決めて

一等星の一番暗い星になろう!
という思いがある。


Q:XIIXでたくさん綴っている歌詞について決め事などはあるのですか??

〈斎藤〉
主観と客観の行ったり来たりだと思っている。
作っている時はとことん体が裏返るくらい自分に潜る。

潜って潜って
腹の底の底の底にある
言葉を探しに行く旅。

冷静になった時に聴くと、ただのイタい奴。
だからお風呂やジョギングの時に客観的に聴く。
「これはないな」というところは
次の日とかに自分の体が裏返るくらいまた潜って…
何回かやっていると出来る。

めちゃめちゃのめり込んでる時の自分から出た言葉だから信用しよう。
「じゃぁ、いっか!」というような、そういう説得力はあると思う。


〈須藤〉
『like the rain』

XIIXはどちらかって言うと変なことをしたがる2人だと思う。笑
いわゆる真っ当なポップスをやらない。

どこかに〈毒〉をたらしたい。

その2人が
めちゃめちゃポップに向き合ってみたっていう曲。
自分らが本当に許せるというか

自分らだからこそ出来る
ポップの形がひとつ見えた


そこを向き合えたら
もう一歩先に行ける
っていう自分の中で確信があった。

だから結構やり取りをした。
もうちょっと行ける!もうちょっと行ける!
と、思いながら

XIIXのポップの
ギリギリの部分を
探り当てたような曲。


〈斎藤〉
探り当てましたね、確かに。
最初に受けた印象はもっとチルって感じだった。

もっとダイナミクスのある
壮大なバラード

にした方が良さそうだなっていう舵取りがちょっとずつ、ちょっとずつ時間をかけて変わっていった。

特に歌詞の面については
王道ポップスとは?って感じで最初取り組んでいたけど、どうしても書けなくなった。

自分の中のヤバい奴像は
隠さなくていいやと思って
そこのタガを外してから
バーッと筆が進んだ。

『Light&Shadow』という曲の歌詞の一節の

好きだけど辛くなるし
嫌いだけど離れられない

って歌詞のもう一歩進んだところを書いてみようと思って書けた。だからそういう意味では

〈作った自分〉ではなくて
心からの言葉で書けた。

音楽愛に溢れている
曲だと思っている。





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