見出し画像

Samba と Zamba

知らないことがまだまだ多過ぎて 理解していないうえ
いつまで経っても下手っぴぃな アルゼンチンタンゴ に纏わることを書くのは とても こっ恥ずかしい。
なので 普段は書くことを控えているが まだ好きになりきれていないものの 好きになってみたい という気持ちは何よりもとても大きい…そこで 少しでも辿るべく 今回はレポート的に記してみる。

以前 参加したタンゴのワークショップで ん十年選手でタンゴをされているという かなりキャラ立った有名マダムと仲良くなり
『今ね、Rからタンゴでなく サンバを習っているのよ、楽しいわよ〜サンバ!』と。R先生はワタシも面識があり 尊敬する先生、でもバレエなどもされ とてもエレガントでクラシカルなイメージだったので想像がつかず とても驚いた。

サンバが楽しいコトは知っている。
何せ 日韓ワールドカップで 蔚山競技場で 本場ブラジル人サポーター達と一緒に踊ったサンバが いまだ 人生史上最高に 踊って解放され 楽しかった舞踊だから。でもそうだと尚更で一層 想像がつかない…
『えぇっ⁈ R先生がサンバですか⁇』というリアクション必至、すぐに察せられたマダムが
『あ!あのサンバでなく アルゼンチンのね。^^』ということで…

そこで初めて ブラジルの民衆音楽Sambaサンバとは別に
アルゼンチンの民族舞踏Zambaサンバなるものがあることを知る。

4分の2拍子で速いテンポで陽気なリズムのSamba、
8分の6拍子で緩やかな舞曲のZamba、
まったく違う別の音楽ですが 何かしら共通項も多い アルゼンチンとブラジル。
先のマダムとも
『そうだわね、まったく違うジャンルの音楽だけど 語源に関連性があるとも言われてるそうだから 何かつながりがもしかしたらあるかもしれないわね』と。
どちらもラテンで 何かつながりがあるのかも知れない。。
既に大好きなSamba、もっと好きになってみたいタンゴにつながるZamba、、機会があれば是非 つながりを探ってみたいと思っていた。

そこで先日 Zambaにはなかなか出会う機会がない中 Sambaに触れる機会が先に巡ってきた。
今回 短い時間の中 一度きりではSambaの魅力は再確認したものの 少し土着系なアフリカン寄りのサンバを主とするクラスだった所為もあるのかで Zambaにつながるものは見出せなかった。

…やっぱり まったくの まったくで 関連性はないのだろうか。

サンバはフォルクローレの一種。
フォルクローレはラテンアメリカの民族音楽の総称といったところでしょうか。
ファッションで浸透しているフォークロアのスペイン語と言うと解りいいかも、、
と、こっからやってしまうと 途方もないレポートになるので 多少 端折って。

この日本にアンデスのフォルクローレを最初に伝えたのは主にアルゼンチンのグループだそうで、、これは基本的にスペイン系の特徴が強い 6/8拍子の音楽。
最も重要な楽器ギターと打楽器のボンボ、そして歌が加わるだけで演奏は成立する、旋律楽器としてバイオリン・マンドリン・アコーディオン・ピアノなどが加わる多いそう。

アンデスのフォルクローレと比べると 歌のある曲が多く器楽曲は少なく、
踊りは 通常 男女のペアが基本で 男性側が馬の足音を模した「サパテオ」なる足裁きが取り入れられる。
この足裁きだけを取り出した「マランボ」なるアルゼンチン版タップダンスも存在するらしい(当然ながら男性のみで踊られることが多い)
…こうやって 色々と枝分かれが多くある中 話を戻すと。

現在このフォルクローレで人気があるのは北西部の平原地帯起源の「チャカレーラ」と 今回主役の「サンバ」という二つの形式。
現存するフォルクローレの半分以上は このどちらかに属するとされている。
チャカレーラ と サンバを紐解くことで その向こうに広がっている根っこのアルゼンチンフォルクローレが、そしてタンゴが、、みえてくるかもかしらんと信じて調べてみたい。

そもそもワタシのチャカレーラの認識も元々これまたかなり浅く タンゴのワークショップで おまけ的に催されてる感があり みんなで締めで踊るときっと楽しいんだろうな な程度。

でもここ最近 無駄に年月だけで 有難くも 海外にまで拡がったタンゴ人脈の中で このサンバの存在を知ってふと気付くと 何人かの方がチャカレーラを極めれば極めるほど サンバを制してみたくなるみたいなフレーズを言ってらっしゃることに気付いた。

チャカレーラは 若干素早く敏捷性があって サンバよりはハードな印象なものの エネルギーを使うのは有酸素運動的な動きのサンバの方がむしろといった感じ…
そして長い歌詞で 歌曲性が高いため 一生聞き続けられる!と豪語されるコアなファンも。
(なぬ⁈ そんなに深いものなのか、、マズい コレは飛距離が延び過ぎるかも…)

サンバが含まれるフォルクローレには 僅かながら男女の歌やメッセージ性のあるものも存在するらしいが、殆どが 故郷、家族、古い友人、大地、山や河の自然、いわゆる心の原点みたいなものをテーマにしたものだそう。
中でも「母」への思いを語るものがダントツらしい。イイことだ。笑
父や祖父も出てくるが、祖母には負けているらしい。…イイことだ。笑笑
こういった情緒や心の機微もわからないより わかった方が、ない人よりある人の方が、、きっといい。
そういった多くの人情を包み込んだ人が踊るものは 何のジャンルでも 顔と一緒で 滲み出るもの 溢れ出るものが絶対に違う とワタシは信じてならないのですが…だから…という続きまでを 或る方には吐露している。

と また…こんなにも遡ったところで 如何なものか、、遠退いているんではないかと再び自分に突っ込みながらも 。。

ワタシが祀って(笑) 敬愛している教祖、先程の或る方に当たるのですが その師に
「まきちゃんのことで C(今回のパートナー)とも話したのだけど 貴女はテクニックとかの外的アプローチより 内的アプローチ、、内側から攻めた方が断然早い、そして確実に届く!何せ 感性のひと。だから。という結論に至ったの。」
とぴっしゃり指標を示していただいた。

…なので しょーがない。
…教祖様がそう仰ったので しょーがない。笑

あとは並行して お見通しされてしまった恥部と向き合いながら 払拭、克服していかねばだが。笑
このときワタシは完全にオチてしまい、世界も制している彼女のアプローチ法に絶対的に従ってみようと決心したのでした(^^)
なので今は いくら時間がかかっても 心折れそうなムダはなるべく避け 内側に目一杯響きそうなコト 素直に受け入れられそうなコトにだけアンテナを張りまくっている。。
なので Sambaも本格的なところでの体験をしてみたのでした。

ただ 何に於いても アルゼンチンとブラジルは仲が悪い(笑)
(…サッカーが起因かもしれませんが。笑)
サンバが 実はアルゼンチンで生まれたものだ!
なーんてブラジル人が聞いたら、、
リオのカーニヴァルも もしかしたら無くなってしまうかもしれません。
…なんてね(^^)

そして あまりにも長くなったので 一旦休憩で 近くまた SambaとZambaの続編を…
是非……多分。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?