🍉🍋　我れ独りの力にあらず（人間完成への道）　🍉🍋

大川隆法総裁先生　書籍・人生の王道を語る　参照です。

人間完成といっても、上っ面だけの生き方をしている人は数多くいます。そうした人に一人ひとり聞いてみたならば、おそらく十中八九、他人の目を意識しているでしょう。他人の目から見ての理想的な自分というものを描いているでしょう。そうではないでしょうか。

しかし、こうした他人の目でもって、自己の成功ということを確認しつづけなければならない心理状態というのは、決して優れた段階ではないということを言っておきたいのです。そうした気持ちで一生を終わる方はいくらでもいるでしょう。

いや、この世的に地位や名誉を得た方であればあるほど、他の人の見方や評価でもって自己を確認しつづけるという行為を重ねているでしょう。政界においても、財界においても、学界においても、そうだと私は思います。

しかし、こうした外なる価値基準によってみずからを計ろうとしている人は、真に「人間完成」というに値しない人たちであるということを、知っていただきたいと思うのです。なぜならそれは、人生の深い真実というものを知らないからです。

私たちの目に見えない世界、私たちが通常感じない世界であっても、そこから多くのものを与えられている存在、それが人間なのです。多くの人に日々導かれています。きっかけを与えられています。出会いを、またさまざまな運命を与えられています。提供されています。

これに気づかずして、この三次元で自由気ままに生きて、そして、「ああ、満足した」と言ってこの世を去ったらそれで終わりかといえば、とんでもないということなのです。ある意味では、本当に私たち自身の力で成し遂げることができるものは、ゼロといえばゼロなのです。

これはいままで自己修行、自力修行を中心に説いてきた私としては、ひじょうに変わった言い方をするように思われるかもしれませんが、本当の意味において、地上で生きている人間の自我力だけによって成功するもの、成し遂げることができるものはゼロなのです。これを忘れてはなりません。

なぜゼロなのでしょうか。霊的な世界、あの世の世界など考えずに、この地上に生きている他の人との関係だけを考えても、みなさんが何かを成し遂げんとするときには、必ず他の人の存在があるでしょう。

その人たちは、みなさんに積極的に協力することもあるかもしれない。消極的に協力することもあるかもしれない。反対することもあるかもしれない。しかしながら、みなさんが人間として生きているときに思ったこと、行ったことの一つひとつは、必ず他の人との影響のなかにおいて成就するということでなのです。

他の人の存在あって、反応あって、考えあって、行動あって、初めて成就するということなのです。さすれば、みずからの道程を、その歩みを振り返ってみて、「自分はよくやったな」とだけ思っている人は、忘れているものが多いのではないでしょうか。

数多くのものを忘れているのではないでしょうか。確かに努力はしたかもしれない。しかし、その努力を努力たらしめてくれた周りの人びとの力があった。その努力を反映する場を与えてくださった人びとがいた、ということを忘れてはならないのです。

みなさんが、たとえどのように優秀であったとしても、周りの人たちが、みなさんの自己実現を全員で阻止しようとしたら、成就はできるものではありません。たとえば、私は講演会を数多く催しておりますが、これは私の意志だけでできるものではありません。

当然のことです。聴いてくださる方がいるから話もできます。また、講演会を準備してくださる方がいるからできるのです。この地上で、自分の意志によってすべて自由になると思われることであっても、条件というものは必ずついているということを忘れてはなりません。

そして、その自由の条件は、他の人びとの存在から発生しているものであるということなのです。みなさんが理想の対象としがちである多くの人たちは、この自由というものを満喫し、自分の思うがままの人生を生きて、そして自己完成したと見えるでしょう。

しかし、そうではないのです。自由の条件は、別名、「責任」という名でも呼ばれますが、真に自己完成の道を歩んだ人は、この自由を条件づけているものがいったい何であるかを看破した人たちなのです。

それゆえにこそ、より多くのことをした人が、より多くの感謝の念を持っています。それは、その人の立場が上がれば上がるほど、多くの人を従わせるほどの力を持てば持つほど、「これは我が力にあらず、我れ独りの力にあらず」という気持ちを持っているということです。

私は、出発点において、どうしてもこの一点をみなさんに強く強く申し上げておきたいのです。大いなる力に生かされ、他の多くの存在によって生かされている自分である。その事実をまず受け入れることです。

これを受け入れることなく、いかに自分の思いや行動を発揮したところで、それは、みなさんが真に成長していることにはならないということなのです。

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（私文：私にとってのクリスマスプレゼント）
１２月の初めに、小さなクリスマス・ツリーを飾り付けて、赤い靴下をぶらさげました。最初は、大阪の仲の良い大阪の女の子から、大阪正心館のブレスレッドを送ってくれました。ありがとう。また、私は真冬もバイク通勤なのですが、ジャンバーが古くなっていたのですけれども、買いに入ったら、激安のジャンバーが手に入りました。前のよりも暖かで、最強です。この冬もこれで乗り切れます。一昨日、会社から、ボーナスが出ました。私は嘱託で普通はないのですが、五万円もボーナスがでました。誠にありがたいです。神様、ありがとうございました。来年も頑張ります！！！！！

最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。