⛄🍋　Ⓡ　平静心　静かなるときに感じる「大きな幸福感」とは　🍋⛄

幸福の科学　主エル・カンターレ　大川隆法総裁先生　書籍・情熱からの出発　参照です。

🍋　人類が長年追い求めてきた「幸福」というテーマを探究する

今回は、みなさん一人ひとりの心の問題をテーマにしたいと思います。すなわち、現在、学びをすすめているところの各人が、いかなるテーマを担って、そして、今後どのように生きてゆかなければならないのかという、ごくごく当たり前で、ごくごく基本的な内容からのお話であります。

私たちは、「幸福の科学」という名前で示されるとおり、一言で言うならば「幸福」という、人類が長年追い求めてきたテーマを探求しているわけであります。

そして、「科学」と題されている理由も、これを単なる小さな世界に閉じ込めることなく、豊かな世界に、すべての学問の領域に、そして人間の営みのなかに、「われらが考え」と、「われらが行動」を解き放たんとしているからであります。

それゆえに、私たちの考える、幸福というものは、非常に大きな範囲を占めていることになります。しかし、やはり出発点は、一人ひとりの人間ということになります。

さて、みなさんがたお一人おひとりは、どういったときに、幸福を自らのものとして実感することができるのでしょうか。それを正直に考えていただきたいと、私は思います。

私たちは、ともすれば外なる価値尺度に縛られて、自分自身に正直に生きなくなっています。そうして、自分自身が考えていることさえ、他の人から見られることもないのに、いつの間にか、他の人を通して見ているかのごとき考え方をしていることがあります。自分に正直でなくなってきているのです。

なぜ自分に正直でなくなっているのだろうか。それは、自分自身の心のなかにある物差しで、「自分のものの考え方」「自分の行動の仕方」というものを測る、規律するということは、極めて難しいことであるからなのです。

外なる人に、あるいは先輩とか上司とかいわれる人たちに判断の基準を与えていただいて、そして考えることは、そう難しいことではありません。しかしながら、自分自身の心のなかに生起するところのこの営みを自分自身で判断するということ、これは難しいことなのです。

そして、その難しさの奥にあるものとしては、自分自身が幸福な心の状態であるのかどうかすら分からなくなっている、私たちの現在の姿があると思います。

考えてみてください。どういうときに幸福で、どういうときに幸福でないかを。もちろん出世したとか成功したとかお金が入ってきたとか、いろいろな条件があるかもしれないけれども、しかし、ちょっと待っていただきたい。

それらは、確かに、幸福を感じさせるためのよすがにはなっているかもしれない。一つの引き金になっているかもしれない。自分を納得させる材料になっているかもしれない。けれども、それは本当に、あなたが幸福になるための必要十分条件でしょうか。

そう問われたときに、いや、何か違うものがある。「お金」がなくとも「肩書」がなくても「世の人々の評判」がなくとも、しかし、根本的なところで、幸福を感じるときがある。

🍋　自分の過去を振り返り、最も幸福感が強かったときを考えてみる

それがどういうときかというと、それは言葉には表現できないかもしれませんが、体のなかから湧き上がってくるような思いであると思います。この湧き上がってくるような思いは、いったい何であるのか。

それは、自分の生命というものが、この一日の時間のなかで確かに燃焼しているという充実感だと思います。あたかも、十分な酸素を供給されることによって薪が見事な赤い炎を上げて燃えるように、私たちは、一日の二十四時間を、自分の生命を燃やし切ったと思えるときに幸福な感じがいたします。

それは、みなさん一人だけではありません。私自身にとっても、そう思います。過去を振り返ってみて、自分のいちばん至福のときはいつであったか、最も幸福感が強かったときはいつであったかと考えると、

他人様に説明をして、「なるほど、それなら幸福だろう」と言われるような、そういう結果がでたときでは必ずしもなかった。他の人にその幸福状態を悦明するのが極めて難しいような、そういうときに、幸福を感じたことがありました。

それは、日本の古典の文学で言うと、『徒然草』とか、あるいは『枕草子』とか、そういう文学書がございますが、ああした文学書のなかで、作者が非常に鋭く季節の一コマ一コマを捉えて、自分の心を描写していることがあります。

それと同じように、その幸福感というものは、あるとき、自分だけの幸福感としてやって来るわけなのです。そのときの心の状態を説明してしまうと、まず言えることは、非常に静かな状態があったということではないかと思います。

自らの内に静かな状態がある。この静けさというのは、何ものにも邪魔されることのない静けさであったと思います。そして、その静けさ自体が一つの力を持って、その静けさを邪魔することを許さないそうした空間をつくっているように感じました。

これは、私たちが個人個人として生きておりながら、大宇宙と一体になるときであると、私は思います。

🌈　静寂に耐えられず、「偉大なる幸福」を見失っていないか

現代人は、こうした瞬間を持つということが、きわめて難しくなりました。なぜかと言うと、次から次へといろいろな仕事で追いかけられているからです。また、焦っているからです。

人と人との接触の度合いも多く、密度の濃い、そうした環境のなかで生きているがゆえに、心のなかに静寂を求めることができる瞬間がなくなったのではないでしょうか。

例えば、今日一日を取ってみたとしても、朝から今までの間に、静寂なる思いが、瞬間があったことが、一秒でも二秒でも三秒でも、みなさんにありましたか。

「考えもしなかった。もちろん経験もしなかった」という方が多いのではないでしょうか。いや、今日一日というのは、あまりにも範囲が狭すぎるだろう。過去一年間と言われたときに、どうであるか。

一年間と言われて、その静寂を自分のものにしたときがあっただろうか。こうしてみると、年末年始であっても、また夏休みのときであっても、その静寂を味わえなかったと思う方は多いでしょう。

あまりにも心が外に向き、あまりにも心が忙しいもののほうに向いているがために、小刻みに揺れ、この揺れを止めるということができないままに、そうした休みも過ぎているのではないでしょうか。

いや、むしろ、「何もしないではいられない」というのが正直なところではありませんか。みなさんがた、一時間、何もしないでいられますか。いられないでしょう。

すぐに新聞を読み始めたり、すぐにテレビのスイッチを入れたり、すぐに他人と話をしたくなったりするはずです。一時間という静寂にさえ耐えられないようになってきているのです。

けれども、私はみなさんに語りたいのです。「それは、みなさん自身が偉大なる幸福を見失っている証拠ですよ」ということを。

🌺　人間が万物の霊長として真に味わうことを許されている幸福とは・・・

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（私文：私の静寂の時間）

私は、九州の有明海の近くに住んでいます。上の写真は有明海です。歩けば二分で海に出られます。素敵な所です。広大な海を見ながら、潮が引いているときには、干潟が広がっています。満潮のときは、海水が満ちて、たまにボラがはねているのです。

その波打ち際を歩いて、散歩をして、空を見、太陽を眺め、海の風に当たり、波の音を聞き、季節の渡り鳥たちも眺めることができます。まことに、自然体になることができる瞬間です。

💗　最後まで読んで頂いて、本当に　本当にありがとうございました。💗

是非とも、幸福の科学　主エル・カンターレ　大川隆法総裁先生　書籍：情熱からの出発　を読んでください。

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