200mと400mのコーナーでライバルと圧倒的に差をつけるには

11.10,21.22,31.66

この数字が何かわかりますか。

これはかつて不滅と言われた400m元世界記録保持者マイケルジョンソンの100mごとの通過タイムになります。



画像1


引用元http://rikujo.taiiku.tsukuba.ac.jp/column/2014/35.html


100mはかつて不可能と言われた9秒代が3人、

日本歴代10傑のうち現役選手が6人、

10.03を出しても日本歴代8位、


とレベルがかつてないほどに上がりました。


100mが圧倒的に人気がある種目というのもありますが、200mと400mは日本記録を更新する気配は今のところ見えていません。


とくに400mに関して言えば、44秒代の選手が誕生する気配も見えません。


100mは直線のみのコースです。

それに対して200m以降は特殊なコースやロードでない限り、必ずコーナーと直線を交互に走る必要があります。


ペース配分ももちろん重要なのはいうまでもありません。

しかし、それよりも大切になるのがコーナーワークです。

400mの場合、コーナーを2回走る必要があります。

上のデータを出したのは、200mから300mのタイムを見て欲しかったからです。

中長距離の場合、ある程度ペースを自分で決めて走ることができますし、全速力に近い速度を出す必要もありません。


そのため、コーナーは穏やかに曲がることができます。

それに対して、トップクラスの選手なら400mの場合2つ目のコーナー10秒中盤から11秒前半の速度で走るわけです。


このような速度を維持した状態でコーナーを走ればどうなるか。

車の運転同様に、普通ならコーナーを曲がるためにスピードを落とします。


インカレ や日本選手権を見ていると、日本の選手はコーナーを直線を走る意識で走ってるように見えるんですよね。


もちろん、直線での速度が重要なのはいうまでもありません。しかし、記録を上げたいならコーナーワークでさらに差をつける必要があります。


コーナーの走り方

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