高校生が「恥知らずのパープルヘイズ」を読んだ感想

今回はジョジョの奇妙な冒険第5部のアフターストーリーを描いた恥パの感想です。あらすじより感想メインですが、ネタバレに注意して下さい。

簡単なあらすじ

第5部終了時点から半年後のイタリアで、ブチャラティチームを去ったフーゴが新しいボスになったジョルノからの命令により、シーラEとカンノーロ・ムーロロとともに麻薬チームと戦うストーリーとなっております。

感想

1.原作に忠実ッ!

僕は個人的に120点の満足です。原作に本当に忠実で、その上でダークな面も楽しめて。組織の麻薬チームというのも原作では触れられなかった部分が楽しめていいですよね。登場するスタンドの元ネタもフーゴのパープルヘイズと同じジミ・ヘンドリックスというのも好感が持てます。序盤にサーレーとズッケェロさんが再登場した時は熱かったです。やはり5部はギャングの話なので登場人物全員に「覚悟」が感じられるのも魅力の一つですよね。登場回数は少ないものの強力な能力の彼らが出てきたのが原作愛を感じられてとてもいいです。それとトニオさんのくだりもびっくりしましたね。確かにヴォルペの絵を見たら、心無しか「きさま!似ているなッ!」と思ってしまいました。

2.スタンドが魅力的ッ!

小説版ジョジョと聞いて読みづらそうと思った人も少なからずいるんじゃあないでしょうか。特に3部以降のスタンド対決の話なので複雑で難しそうなんて僕も思ったのですが、全くそんなことありませんでしたね。それでこの本に登場した麻薬チームのスタンドもまた魅力的なんですよね。

ドリー・ダガー

最初に登場したドリー・ダガーはビットリオの不気味さがスタンドに表れてていいですよねえ。破壊力スピードAのクラフト・ワークを相手にあれはびっくりですよ。


レイニーデイ・ドリームアウェイ

それからレイニーデイ・ドリームアウェイ。ほんとチートスタンドですよ。感覚を閉じ込めるてこいつ無敵か・・・てなりますよね。しかも範囲がめちゃめちゃに広いいう。こんなん倒すフーゴに流石に敬意を表しちゃいます。


ナイトバード・フライング

もう幻覚見せんのはだめですよね。ほんと本体の精神に影響されるという原作の設定への忠実さがわかります。また、「操る」というのも不気味で、6部のホワイトスネイクとは違った恐ろしさです。


マニック・デプレッション

ヴォルペが言ってたトニオさんとの対比が熱いですよね。パール・ジャムとマニック・デプレッションと考えてみると本当に対照的な感じがして。そしてさらに自分が使用すると車をテニスボールのように宙に跳ね上げるほどパワーが得られるてジョナサンより筋力あるんじゃあないでしょうか。


ヴードゥー・チャイルド

いや〜なスタンドですよねえ。不安や罪悪感を利用して、でもって近距離パワー型で強い。ズッケェロ戦の戦闘スタイルがジョジョ特有の大ピンチだと思いきや既に対策は終わっている感が好きです。


オール・アロング・ウォッチタワー

情報担当だからこんな感じだよなと思いきやですよ。何が起こるかわからないのがジョジョのいいとこですよね。確かにリゾットに挑んだら姿を隠されて分が悪そうですが、ビットリオには天敵でしたね。ジョジョの「相性でどんなスタンドも倒せる、最強がない」感じがつくづく伝わります。


個人的にレイニーデイ・ドリームアウェイがこの作品で一番恐ろしいなと感じました。射程の長さと言い、発動条件といい、何も分からせないまま一発で仕留められるような強さですよね。


以上、高校生が主観的に恥パ愛を書きましたが伝わっていただけたらベネです。コロナウイルスも進化したパープルヘイズのように共喰いして消滅して欲しいですね。それかイルーゾォさんの鏡に閉じ込めることを許可してもらいたいです。上に書いたように作品を通して本当にジョジョ愛が詰まった作品ですので、ぜひ読んでみて下さい!


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