シンガポールのある高校生の小遣い制度
今回は前回のバビロン大富豪の教えについての記事で紹介した僕の家の小遣い制度について書かせていただきます。バビロン大富豪の教えで書かれていた「収入の十分の一を貯金せよ」とは似ていますが、少し違っているので具体的な金額と一緒に説明します。
簡単に言うと、月末に全財産の10%を貰う制度です。
※前提として1シンガポールドル=約80円と考えて下さい。
年始に500ドル(=約40000円)を貰います。1月分はそこからスタートです。ちなみにこれは一月あたりの使っていい金額などの制限はありません。
最初の月だったのですが、テスト期間に塾の近くで夕飯をとることが多くなってしまい、一月で100ドル使ってしまいました。その場合の翌月の小遣いは
(500-100)×0.1=40ドルで合計所持金額は440ドルという計算です。
仮に、僕がもう少し倹約になって半分の50ドル、つまり合計所持金額の10%しか使わなかったとします。その場合は
(500-50)×0.1=45ドルで合計所持金額は495ドルとなります。
結果的に5ドル減っているのが分かります。ちなみにこの場合はきりの良い数字でいくと45ドルまでが翌月の所持金を増やせる出費の範囲ですね。
※出費45ドル (500-45)×0.1=45.5で合計所持金額500.5ドル
出費46ドル (500-46)×0.1=45.4で合計所持金額499.4ドル
考えれば本当に簡単な話ですが、「月末に10%貰えるから10%だけなら使っても所持金は減らない!」なんて考えてると数字を見た時にしか気がつけませんね。
そして1月の浪費で学んだことは「一ヶ月の間で一気に使いすぎると損をする」ということです。
例えば、その月の月初の合計所持金額が400ドルだったとします。そして僕は10ドルの筆箱と30ドルの図鑑が欲しいとします。さらに僕は我慢できても2ヶ月以内に買ってしまうとします。
①その月に一気に買ってしまったが、その後は何にも使わず翌月を迎えた場合
②その月に筆箱のみ買い、月末を迎えてから翌月に図鑑を買った場合
③その月に図鑑のみ買い、月末を迎えてから翌月に筆箱を買った場合
計算は①396ドル、②399ドル、③397ドルとなりました。たくさん減った所持金の10%よりも、そこまで減ってない所持金の10%の方が大きいのは当たり前ですね。
普通の月小遣い制だった頃、僕はその月の有り金全てを使っていたので、小遣いは減るだけのものだったので、このやり方で月末に貰うのは追加分という風に考えてます。そのため、合計所持金額が減るのはわかった上で一月あたり50ドルまでと自分で決めています。このやり方の怖いところは、そうやって自分で目安を決めないと本当に所持金が0になり得るところですね。ただ、同じ使い道でも工夫することで増やすことができるのを知って少し賢くなった気になってはいます。このご時世で出費がほとんどないので、月末に追加分を貰うだけになり所持金は増えていい感じです。
ということで僕の家の小遣い制度について書かせてもらいました。
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