モチベーションを上げるって無意味!第25話(無駄こそが重要な訳)

エッセンシャル思考しかり、効率化、ググれば、たちどころに答えが出てしまうからこそ、正解探しばかりに、躍起になる時代!

確かに、昔より正解にたどり着く時間は格段に早くなリ、何を隠そう私もその恩恵を受けている一人です。

30年前だったら、スティーブジョブスに教えを乞いたいと思っても、ままならならなかった事が、今は、ワンクリックで、時間もお金もかからずに、動画を通して瞬間に会う事ができる。

答えや情報が直ぐに手に入る時代が故に、時間をかけ自分で考えることよりも、早く行動した者が勝つ!と言うのも肯けます。

でも、多くの人が見落としている事があると思っています。

思考時間を極力省き、答えだけを得て、目の前の事だけをこなして行っても、脆弱なビジネスマンになるだけです。

著名な方の動画やツイートは、魅力的な言葉やメッセージ性があり、自分の負の部分や悩みを省みた時に、安易な共感をしたくなる気持ちも理解できますが、果たして、自分を取り巻く環境で、どれ程に効果があるのでしょうか?

その人が生きてきた現在の考えとして最後にしぼり出てきた瞬間瞬間のメッセージだけを捉え、発信できるに至るまでの膨大な思考時間や努力や悩みや葛藤、犠牲のプロセスに想いを馳せる事なく、自分も同じ考えを持ち行動すれば、成功できるのではと、安易に思ってしまう。ここが大きな落とし穴だと思っています。

すいません!又々前置きが長くなってしまいました。

結論は、無理です!

答えが重要なのでなく、その答えが導かれるまでに至るプロセスが重要なのです。

例えば、会議中にスマホを見ろ!こんなことやって実社会で通用することなどは、まずありません。

嫌な仕事はさっさと辞めて転職しろ!、はい、一生転職人生です。(笑)

確かに、メッセージ性は強力で、ある意味魅力的で見方によっては正しい事なのかもしれませんが、通用するのは、プロセスを得てきた人のみのはずです。

そこで、サブタイトルの無駄についてなのですが、一見、無駄と思えてしまう事って、今の自分のOSレベルが判断した事ですから、ほとんどの場合は正しくありません。

無駄ではないと思えるまでの創造性がない事による短絡的な思考回路の判断による事が多いはずです。

なので、成長したいのであれば、理不尽か正当か、無駄か得かの判断で仕事をするのではなく、そう思えた時こそ、その仕事に自分で行動する為の価値をつける事です。(以前の投稿に詳しく書いてます変換スイッチ)

例え、結果として無駄だったと感じる事があったとしても、それは本で読んだことでも動画で誰かが言っていたことでもなく自分が経験した事実です。この事こそが、財産であり、唯一無二の存在である自分になるのです。

失敗や無駄の積み重ねこそが、自分のアイディンティティを形成していくものであり、成功体験では絶対に作れないものだと私は信じています。

無駄と思える事の積み重ねが、その人の余力になり魅力になるのではないでしょうか?失敗したら、又、書いて深掘りしていく!その繰り返しができる人こそが、AIに仕事を奪われない人種になるはずです。





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