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いい人だけでいてはいけない。(記録として)

良い人止まりで終わってしまってはいけない。
記録として残すだけ。見返す。

そう決めた。
高校生の時は人間関係でもあまり苦労せず、
楽しい毎日を送っていた。

だが、学生時代はうまくいってた人間関係も
社会人になってからの苦労がすごかった。

解雇の経験を受けたときは。

社会人になりスポーツジムのトレーナーから土日休みの夢を持ち転職をし、全くの未経験事務。面接も難しいと思っていたが自分の好きな業界ということもあり面接では上手く自分のやりたい事。この業界が好きなこと。卒論でこの業界の事を書いた事。全て話した。
逆質問でも、事務の未経験ですが問題ないか確認したところ一から指導する。との事だった。
結果は合格。心待ちにした結果だった。自分が好きな業界で働ける嬉しさ。
私自身、初めての職種の事務だった事もあり帰宅してからのパソコンの勉強。タイピングの練習など頑張っていたつもりではあった。
入社してからは、お昼は必ずみんなと食べて、コミュニケーションをとると決めていた。それは唯一楽しい時間でもあったから。

ある日。私が入社した数日後に入社してきた2、3個下の女性が3日で会社に来なくなった。仕事が合わなかったのかな?と思い、自分も入社したばかりだったので自分の事でいっぱいになっていてその子の事は周りに聞く余裕もなかった。

ある日、数人でのミーティング終わりに先輩に、ちょっと話せる?と言われた。


「もっと笑いなよ」

コミュニケーションを取ることは自分でも
頑張っていたと思ってたが当時は社会がまだ
わからずとにかく普通の自分でいるのはだめだ。もっと笑い、面白くない事でも笑って明るくしようと、注意を受けてから心がけた。

ある日、学校のテスト中のように女社長が見回りに来る。私の所にももちろん来た。緊張した。文字を打っている時女社長がずーっと背後から監視していた。数分ずっと見られていたのであまりにも緊張してしまい、指も動かなくなってしまい社長に「まだあまり慣れてなくてちょっと私打つのおそいですよね」と冗談まじりに言ったら「本当におそいよね。びっくりしたよ」と言われた。まぁ私の力不足でもあったと思う。

その翌日から急に社長、役員、私の上司で会議が頻繁に行われるようになった。私のことかな?となかなか集中もできなくなっていた。

ある日午前中に私に教えてくれている上司、役員の女性に別室に呼ばれた。

「辞めるか、★になるか決めてもらえる?」と言われた。
※★とは会社ばれありそうな為★にさせてもらいます。入社した労働条件とは違い、(入社した労働条件は土日休み、残業ほぼなし)だがワンランク上。土曜隔週休み、先輩の勤務表をみたら、23時、24時退社がほぼ毎日。の勤務だ。


正直、突然の事だったしあたまがパニックになって何も言葉が出なかった。

そういえば、数日前に入社した女性って
どうたんですか??
と聞いてみた。そしたら、「事務の経験がまだ浅いみたいで電話の仕方がひどくてこっちからあなたみたいに伝えたのよ」と。

面接では未経験からでも教えるんじゃなかったのか。

ラーメン伸びちゃうからまたこの話は午後ね。と。

とにかく、この選択を「今」決めて欲しいと言われた。そんなことすぐに決める事できない。
頭がパニックになりずっと俯いてしまった。だいぶ時間が遅くなってしまい、役員女性に、

携帯の番号教えるから考えた結果、今日中に連絡ほしいなと。わたしは、はい。と答えて退社した。
泣きながら、父親、親友に電話した。帰りの電車の中でもボロボロに泣いていた。多分周りはびっくりしていたと思う。号泣だったら。
電車の中で沢山考えた。凄まじい労働環境の仲間入りをするのか、辞めるか。
電車降りてからの帰り道、役員に電話した。
「やはり、当日選択はできないのでまた明日会社に行って話したい。」と言った。
わかった。との返事だった。

帰ってからパソコンで労働規則について調べた。全く知識がなかったのでパソコンでずっと調べた。
ボロボロに泣いてやつれてる私をみて父親は、そんな事してないで今日は早く寝て明日お休みもらってゆっくり労働規則の事調べな。と言われたが、休んだら私の負けだと思ったから睡眠3時間だけとりまた会社へ向かった。

翌日、役員の女の方と二人で別室で話した。女性は笑顔で「どう?決まった?」と。
正直まだ納得出来ないと伝えた。
すると、役員の顔色が変わり一気に話し始めた。私が辞めてほしい理由は以下。

・私のせいで、私の担当の上司が私の事を教える為仕事量が倍になりほぼ寝ていない
・思っていた能力ではなかった
・もう少し働いて辞めたとしても、せっかく仲良くなったのに今いる社員が可愛そう

解雇予告手当について印刷したものを持って見せたら労働規則については、私が担当じゃないからわからないの一点張り。
わたしも、その頃はもうこれは仕方ないことなのか。今思えば担当を連れてきてくださいといえばよかった。と。

もう。何言っても無理だと思いとうとうこのやり取りをあきらめた。


だったら最後だけはいい人でいようと。円満に。


今思えば、円満に退社をしようとした自分が気持ち悪い。この先一生いい人を演じるのか。。寒気がする。気持ち悪い。


「いろいろとご事情があり本日で退職となります。では、一言。」

私直上の上司はずっと俯いていた。(多分上の圧力には逆らえなかったのだと思う。この状況に多分泣いていた)※私の上司は男性で心優しい方。

権力には逆らえない。社長に。
社会は怖い。闇。

何を言えばいいかわからなかった。


わたしにも問題あるのかな。


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