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元スポーツアナ          週一コラムvol.11 涼しい秋風が熱くなった❗

涼しい秋風が熱くなった❗

その風の
温度が変化したのは
2004年、
プロ野球
パリーグが導入した
プレーオフ制度!
それ迄の
2位でも最下位でも
優勝逃したら
同じ?と言う表現が
嘘の様な
新スタイルが
確立したのだ。

優勝が断たれた
チームのファンが
ペナントレース終盤に
良く
口にした言葉が
秋風が涼しくなって
来ましたね~

応援の熱を
時期的な気温に
併せて、
皮肉混じりに
例えた物。

それが
優勝がダメなら2位
2位じゃなきゃ3位❕
という
その先のステージを
夢見て
ボルテージが
更に上がる
システムが出来たのだ。

プロ野球
サービスは
パリーグから❗
と言われるが、
その通りの
企画が大当たり。
セリーグのファンが
羨ましい光景を
3年間我慢し、
遂に
2007年
パリーグに習い
その制度を導入した。
セ・パ
足並み揃えて行こう!
と言うことで
ファンから名称募集、
それが
クライマックスシリーズ❗

当初は
2位×3位が
第1ステージ

第1ステージ勝利チーム
   ✕
リーグ優勝チーム
第2ステージと称していたが、
2010年から
第1ステージ
➡️ファーストステージ

第2ステージ
➡️ファイナルステージ
と呼称変更。
今年も
熱く盛り上りを見せている!

私事で恐縮ですが、
このC・S中継で
忘れなれない
記憶に残っている
試合が2つある。

1つは
2013年の
甲子園球場
ファーストステージ
阪神×広島
この後ぐぐっと
強くなるカープも、
この年
15年振りAクラス入り。
そう
待望のC・S初出場❗
高ぶった気持ちを
抑えきれないファンが
チケットを入手、
何と
甲子園球場の
左半分が
真っ赤に染まったのである。

全国でも
熱狂的な
虎ファンの存在は
有名だが、
その虎ファンの
本拠地に
赤ヘルファンが
乗り込んで来たのだ。

長く甲子園で
実況していたが
相手チームのカラーが
あんなにも多く、
歓声の大きさも
引けを取らなかったのは
初めてだった。

そんなカープファンの
情熱に発奮したチームは、
マエケンが
エースの投球を見せ
敵地で連勝❗
沈み混んでいた
カープファンが
溜飲を下げた。
この光景こそ
プロ野球の
在り方であり、
あの真っ赤な
プレッシャーは
本当に衝撃的で
忘れられない。
久々3位(Aクラス)の年に
これ程熱くなれたのは
正に
制度の成功を物語る。

そしてもう1つは
2017年
ファイナルステージの
甲子園
この時実況したのは
第1戦
2―0阪神⭕DeNA⚫
メッセンジャー好投
福留決勝2ランの試合も、
印象に強く残ったのは
次の日
ベンチ情報担当のゲーム。

ざんざん降りの雨で
中止になると踏んでいたが、
何と
1時間3分遅れて
プレイボール❗
阪神園芸さんの
必死のサポートで
大雨の中
待ち続けたファンを
ガッカリさせない
開始。
ただ
本当に凄い雨で、
いつ試合が始まるかも
分からない状況の中
グラウンド脇に行き
整備の合間の
進行度を
随時伝えたのを
覚えている。

ただ試合にはこぎつけたが
両先発投手が
3回でマウンド降りる
コンディション。
他の屋根無し球場では
続行出来ない雨だったし、
バッターボックスも
水が浮き、
空振りで滑って

ひっくり返った
筒香選手が
ユニホーム泥んこに
なったのも印象深い。

そして何より
黒土の甲子園が
試合終了の際には
黄金色に⁉️
何度も何度も
新しいベタつかない
黄色い土を入れたので、
まるで
別の球場に居るように
なってしまっていた❗

あんな
映像はもう見ること
無いだろうし、
その中で
雨に打たれながら
声援を送り続けた
多くのファンの
姿に感動を
受けた事も
脳裏に焼き付いた。

サッカーでは
見ていたシーンも、
プロ野球において
ギッシリ埋まった
雨の応援は
凄い迫力だったな~。

下克上も
現実にあり
本来
順位には
嬉しさは
有っても
来季に切り替えないと
いけない状況が
一転
日本シリーズのチャンス迄
楽しめる
クライマックスシリーズは
素晴らしい制度と言えよう🎵

プロ野球ファンに
とっての
秋風は
身に染みるのが
遅くなって来たのは
間違いない❗

そして
この試合の次の日、
前日より
降雨は少なかったものの
試合は中止。

何と
大量にまいた砂を
阪神園芸の皆さんが
1日かけて
収集し、
黒土の元通りの
グラウンドに戻した
作業も
取材者として
忘れられない。
正に

表舞台も裏舞台も
球史に残る、
雨の試合だった事も
加えさせて頂きたい。






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