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静かの海のオルゴール


今回は御要望が多かった静かの海のオルゴール(月のワルツオルゴール)について書きます\( ´ω` )/

制作のきっかけは、大好きな月のワルツをイメージした蝶々作品を作りたいと思ったことでした。

もともとサウザンド・トランスルーセントは新作デザインの際は好きな曲からイメージをもらって制作することがほとんどなので、これまでも様々な曲からきっかけをもらい、色んな作品を制作してきました。
夏の通販のテーマはぼんやりと年始から「月にしよう」と決めていたのもあり、「月やるなら月のワルツデザインのものを作りたい!」と思い至りました。

普通の人は気が狂うんではないかと思うくらい月のワルツの音源を何度もリピート再生しつつ、「みんなのうた」の動画も何回も再生して蝶々のデザインを描きました。
この時点ではオルゴール作ろうなんて微塵も考えていませんでした(笑)

デザインは線が多くなればなるほど当然書き上げるまで時間がかかるので、下絵の時点で「あぁ今回も難産だな」と腹を括っていました。
ただ今までで最も難産だった蝶々よりはまだ線が少なかったので「あの子よりは早いだろう」と書けないとは思っていませんでした(*´`)

下絵デザイン


だいたい書き上げてグラデーション着色までで16時間強だったと思います。

着色が終わったら、上羽と下羽を左右それぞれ接着し、胴体部分を作り、蝶々の形に組み上げます。
組み上げが終わったら台座になる座金に接着していきます。ここまでで作業時間は20時間近くに及びます。
下絵はいつも片翼しか描かないので左右対称で立体になった状態を目の前で見られるのはいつもこのタイミングになるのですが、自分が思っていた以上に綺麗に仕上がっていて
「この子はどうしても月のワルツのオルゴールの上で回って欲しい!」とその時に思いました。

組上がった蝶々



そこからネット上で月のワルツの回転式オルゴールをひたすら探しましたが、一向に見つかりませんでした。
ただそれまでオルゴール装飾自体未経験だったこともあり、とりあえず1回月のワルツじゃなくてもオルゴール装飾やってみよう!と思い、米津玄師さんのlemonとアナと雪の女王のレット・イット・ゴーのオルゴールを購入し、装飾試作をしました。
思っていた以上に装飾は楽しかったですが、蝶々の取り付け角度の問題や、接着強度の問題、加えて販売するにしても曲の著作権とかどうなるの?等々…チャレンジしてみたことで課題も明確になりました。

レット・イット・ゴーの装飾



そして一向に探せど探せど月のワルツのオルゴールは見つからず…(*_ _)
Twitter(今はX)でこのようなツイートをしました。

4月のツイート


ほんとに出来上がるのか!月のワルツオルゴール!(笑)

続く

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