稲の苗は1日にして成らず~③もみまき

前回の育苗土作りと、もみまきを通して一つ一つの作業から出来上がったものが作品のようだと感じています。


このうすーいトレーにミリ単位で土を積み、もみを均一に撒き、水をかけて、またうすーく土を盛る。もみまきは機械でしたが、途中で機械の調子が悪くなり、手動でやりました。手動でもこの仕上がりです。アートだなぁと惚れ惚れしてました。

最近はこの工程を委託する農家さんも多いです。
それだけ、温度管理が大変で緻密な作業。
でも、ここにどれだけパワーを注げるかで、出来る苗、結果お米の美味しさにつながるのだと思います。

そして、このチームでは今年竹パウダー試作を使ってもみまきも挑戦しました。
育苗土を全て竹パウダー試作品にして、苗が出てくるのか!

竹パウダーを育苗土に変えるメリットとして、女でも育苗土トレーが持ちやすい!

これからの農業女子への希望の星です。

そして、苗床に何百とこのトレーを運んで敷く作業をこれからするのですが、腰をかがめたり立ったりするのにトレーが軽いと高齢農家さんの腰にも嬉しい!

という、2つのメリットを本日だけでも発見しました。発酵した竹パウダーの力は未知ですが、苗がうまく育って、女と高齢者の未来を照らしてほしいと個人的には思ってます。


こうしてトレーを並べるのも、1人だと何時間もかかる大変な作業ですが、チームでやればバケツリレー方式でとても早く終わる!

こうして並べられたもみたちは、10℃から25℃に室温を保ちつつ(ここが大変な温度管理)、芽が出てきたら毎日水やりで大事大事に育てられます。

オーストラリアにいた時に、米農家は1年に2回しか働かない。田植えと稲刈り、と言ったあのオージー農家にゲンコツくれてやりたい。

そして次回は田んぼ!テンションあがります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?