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割と真面目に生きてきたのになって話
本日仕事の撮影下見で帰郷。
下見して泊まって明日1日撮影して東京へ戻る。
札幌へ帰ってきても誰と会うこともないのだけれど、ふと考えてみれば会いたい人も、相手がこちらと会いたいと思っているであろう人も思いつかない人生。
そんなもの心から明確に無価値である。
面白みや色気や強引さや大胆さは持ち合わせずに生きてきたかもしれないが、明確に確実に犯罪に走ることはなく自分なりに他人を傷つけることのないように真面目に最低限は丁寧に、誇りはなくとも汚点はないよう当たり障りなく滞りなく生きてきたつもりなのだが、結果こんなもんである。
人からは好かれず家庭はなく未来も展望も野望もない。
そんなことを地元に帰ってきたことで他のかつての同級生の過ごす時間に想いを馳せらされ、オートマティックに己の人生が間違いであるという証左を突きつけられている。
可哀想。
可哀想がすぎる。
ただ割と頑張って真面目に生きてきたのに。決して頑張ってはないかもしれないけれども最低限真面目に生きてきたのに。
そんな帰郷。
かわいそ。
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