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【FX】来週の予想【12/11】

〈今週の振り返り〉(日時は日本時間)
オミクロン株の世界的流行の兆しによって急落したドル円はある程度のボラティリティを持ちながら少しずつ上昇している。週の前半は15日高値の113.957を抵抗線に上昇したが、後半にかけては113.225を抵抗線に下落した。

〈来週の予想〉
オミクロン株の脅威は減退し、早期利上げ予想が再燃している。11月末に急落した分を取り戻すようにドル円は上昇するだろう。ただし、コロナウイルスのリスクによるロックダウンや経済活動低迷のリスクが依然として存在しているため、急上昇するとは考えられない。一時的な上昇・下降を繰り返しながら少しづつ上昇するだろう。短期的目線では米国指数発表時やFOMCの結果で幾分かの変動があることが推測できるので注視する必要がある。
ここで注意したいことは依然として世間はコロナ禍であるということである。オミクロン株の重症性が低そうだということは明らかになりつつあるが感染性が従来株に比べて高いことは南アフリカでの疫学的調査で分かっている。コロナウイルスの影響により、入院患者や死者数の増加などの結果がはっきり分かり出すのはおよそ2週間後の潜伏期間を経る必要がある。つまり、今週から来週にかけてオミクロン株による先進国への疫学的な影響結果が判明し出すのである。重症性が低くても感染性が高く、死者が増加する場合はロックダウンや渡航制限の厳格化があり得るため、経済活動が再び失速することも考えられる。新型コロナウイルス感染症には引き続き注意する必要がある。

〈主要イベント 12/13〜12/24〉

12/15(水)22:30 小売販売(月額 11月分)
12/16(木)4:00 FOMC、FRB金利決定
12/16(木)22:30 建築許可(11月分)、住宅着工件数(11月分)
12/16(木)23:45 マークイット 製造業PMIフラッシュ(12月分)、サービス業PMIフラッシュ(12月分)

12/23(木)22:30 個人収入・出費(11月分)、耐久財受注(11月分)
12/24(金)0:00  新築住宅販売戸数(11月分)

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