見出し画像

回想151を見た

ありがとうけんらんぶ……!

そう、私は笹貫はこういうことができるタイプと信じていたんですよ!!
1年9ヶ月越しに期待を回収してもらって本当に刀剣乱舞くん楽しい〜〜〜

なんとなく言い回しに末満さんパートではないかという気がして、
これはステに笹貫実装期待していいんですよね???
ちょっと飛んでみろよ持ってんだろ??? 出せよ!!!(突然のカツアゲ)

まあそれはさておき、個人的な笹貫観を最初に述べます。

◯顕現台詞
「(略)これは失敗したって放り出したくなったとし・て・も、だ。……はは、なんてジョーダン」

これさあ、審神者がどう思おうとオレはオレの手足で解決できるが?お?やるか?っていう宣戦布告じゃん?
冗談だ、って最後ごまかせてるつもりか? 他の男士たちは基本、自分はこういうやつだとか、どう使ってほしいとかって印象の顕現台詞が多いけど(でも100振り以上いるから見落としている子がいるかも)、初手から主体的かつ挑戦的なところに、えー、やだかわいい〜〜〜、可愛がってあげるね???と思ったのでした。
逸話を知って、予防線を張った台詞かもなあ、と思って、愛着障害みたいだなと思ったりもした。ますます可愛がるだけだが。いくら樺山家で愛されたとしても、その号は、アイデンティティは、生みの親に捨てられたところにあって、その酸いも甘いも全部抱えてきて心の奥に押し込めたような底の見えなさが、蠱惑的な印象を抱かせているように思う。かわいいね。これからも可愛がるね。

◯刀装ボイス
「こういうのはさ、こだわりすぎないのがコツ」

やっぱりお前生みの親に投げ捨てられたの根に持ってんだろ!

刀工の期待を一身に受けて鍛え上げられ、最後の仕上げの段で「ジャマが入った!もうやだ!」って竹藪に放り投げられることがなければ、笹の葉を貫いて光ることも、それを妖しいと嫌悪されて海に投げ捨てられることもなくて、逸話を持つことにはならなかったからそれはそうなることはそうなんだけど。
早く乱舞レベル上げて刀装失敗ボイス聞きたいのでこの夏は乱獲させてください。(でも確定報酬もほしい。鍛刀にされたらちょっと困る。圧倒的に砥石が足りない。)

◯就任四周年祝
「慣れてきたからこそ流れてうっかり……なんてこともあるから、気をつけてこ」

これについては完全に私のご都合解釈なのだけど、隣で静かに見守ってくれるような温かさがあって、緩やかに絡め取られていたのがこの台詞で陥落しました。(当時審神者五年生だったんだな…。)

長い年月を人とともにあって、刀でしかなかった頃には何も手出しができなかったから、傍で見守ることには慣れたもんなんだろうなあ。

◯誉台詞
「お、オレが一番斬ったってことか」

フラットなんだよねえ。喜ぶでも卑下するでもなく、事実として、あ、そうなんだ、みたいな受け止め方。蜻蛉の構えで猿叫上げて突っ込んでいく割に戦果には凪いだ感想が出てくるのがアンバランスな印象というか。

◯遠征帰還台詞
「いい波だった。聞く?」

これ少し声が上ずっていて楽しそうなところが、戦場より遠征のほうが好き?戦いより人助けとか見回りの方が好きなのか?いやお前遠征先で遊んでる?とか。まじでわからん。

◯回想118風浪
「……背負うことで得た形とも言えるのか。この身体、一筋縄ではいかないってことだな。」

これもね、治金くんと話しているときは小難しいこと言わないのにさ、一人になった途端になんなんだお前は。何そのアンニュイ。自分の逸話や来歴を振り返って何を思ったの。教えてくれよ。

で、各台詞からの印象を総括して、諦観が根底にあって戦略的に立ち振る舞うことができるビジネスチャラ、という受け止め方をしていました。

内番とか万屋とかの軽妙洒脱な言い回しは、来歴からすると対立していたところの刀ばかり100振りいるところに一振りで放り込まれるわけで、予防線は張りつつ余計な波風立てずに自虐を交えた軽口で敵を作らないようにしてたんだろうなあ、と。
しかしこれ修行出て主のために磨上げられて帰ってきたらどうなってしまうの……。今から極が怖いよ……。と、1年9ヶ月こすり続けて来たわけですよ。(ひとつのジャンルに息の長いオタク)

まああくまでも弊本丸の理解なので。実装当初から元彼だのなんだのって言われているけど当初から地方在住二児(未就学児)の父くらいの所帯じみた印象でいるし、パリピ枠で描かれがちだけど宴席の盛り上がりを肴にやや離れたところでのんびりしている印象があるし、自立して落ち着いていて、だけど周りにも卒なく合わせられるから絡まれたらノリよく返せる器用さもあるような印象を持っているしそう描きたいと思っている。長い。

よそはよそ、うちはうち。

そ!し!て!
回想151なわけだけど、ほら!やっぱりな!!お前は!!!

大慶くんの疑問に対して嫌そうな口調で返すところに、思うところがあっても飲み込んできたんだろうな今までは、と思ってさあ〜〜〜、本心を引き出しちゃう大慶くんの純粋さにありがとうけんらんぶ。

あとそんなに人間のこと嫌いじゃないっていうかそれなりに人間のこと好きそうだね。
戦乱の世も太平の世も見てきて人の生死を側で見てきたことで、歴史に名を残さない有象無象の人々が機械の前に倒れていくのをやるせなく思っていたんでしょう?あの言い方。

いやでも回想151を経てみると回想118の人の身を得てやってみたいことってなんなんだ。

「刀は武器として逆行し、人間性を受容するための鋼となる……」
っていう台詞もよくわかんないな。機械化された戦い方ではどうにもならない戦況に、物語を持った刀を戦わせることの意味があると考えると、人間ではない存在に人間性を付与して身代わりにしているのであれば、笹貫はあんまり刀剣男士として人の身を得たことに本心では肯定的ではないのでは?  なんかAIの話みたいな。(そうでしたこれは歴史SFでした。)
回想118の「お、歴史を守るって〜あれだな?」って、刀剣男士としての本能であるはずの使命にあんまり興味なさそうなところが引っかかって、疑ってしまう。
そして回想118にいう身近にいる凝り固まった子は、きっとごりっごりに薩摩隼人なんだろうなあ。

考えれば考えるほど笹貫のことはよくわからないし(歴史も刀工の知識も九州の風土も全然知らないし)、でもお前のことは一人にしたくないし悲しませたくないぞという気持ちから二次創作はやりたくなるし、弊本丸の物語としては絶対幸せにしてやるからなの気持ち。

しっかし、回想151のおかげで、顕現当初に
「自本丸の審神者が別本丸の先輩審神者に暗に馬鹿にされたことにブチ切れて『恐れながら申し上げます。今、仰ったことの意味をお教え願えますか?』みたいなことをドスの利いた声で睨みつけて威圧してほしい〜! でもって退席した後に自本丸審神者から『笹貫ってあんな顔できたんだねえ』ってのほほんと言われて『いや〜、だってあれはないだろ』ってヘラヘラ笑って軽く流してほしい〜!」
って騒いでいたのが現実味を帯びるというかそういうことできる子だよねって期待が上がったというか本当にありがとうけんらんぶ……。

でも一方で「ははっ、自分で帰って来れるって言ったろ?」って腸(はらわた)こぼれてるような重傷でも困ったような笑顔で帰ってきそうな力強さを期待していいのかよくわからなくなって、なんかこんな戦ばっかしてる人間のところには帰ってきてくれないかも、とも思うようになっちゃったな。

まあでも次の展開までしばらく空くだろうし、またそれなりの期間はお前のことを考えて遊べそうだよ、笹貫。

これからもよろしく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?