みんみん

ただの窓際族です。

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記事一覧

桶狭間の僥倖

 さて、相手は出てこない。一気に距離を詰めて山の尾根を伝って突破しよう・・・とその時。  凄まじい突風と豪雨が襲いかかってきた。織田カンパニーは後ろから、今川カ…

みんみん
2年前

三方原

 家康は続々と伝わってくる敗報をかみしめながら何とか平静を保っている。仕方がない。相手が強い。戦っても勝てなかった。清康のじいさんなら何とかなったのだろうか? …

みんみん
3年前

岩村城

 早馬が危急を報せにあわただしく入ってくる。 「CEOに注進〜!」と、ばたばたと登城していく。  「武田軍、岩村城を囲みました!」  「で、あるか。」 もちろん予…

みんみん
3年前

信玄入道出撃

  受付から内線が入る。  「CEOー!内線です。おつなぎしてよろしいでしょうか!?」    おう、と受付につなぐように伝える。  「あ、CEO!ついに武田の信玄入道…

みんみん
3年前

コロナ記事を書いていて気がついたこと。

都市封鎖の記事で統計をのぞいていたが、そういえば、年齢構成はどうなんだろうかと気になった。そもそも検査自体がされてないので韓国の統計を参考にしたみた。 韓国は高…

みんみん
4年前

緊急事態宣言ついて思うこと

3月くらいに緊急事態宣言が出るかなーと、コツコツ食料を買っていたのですが結局、出たのは4月だった。ずっと冷凍庫がいっぱいで1か月以上耐え抜いた。 近況宣言に愛知県…

みんみん
4年前
1

関所の廃止

さて、将軍の上洛がひと段落した1568年のとある定例会議。CEOの冒頭の提起から始まった。 信長「あのさ、領内の関所なくすわ。はい、決まり。反論は受け付けません!」 …

みんみん
4年前
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二人三脚の受験奮闘記6

センター試験が終わって、あまり思わしくない成績であったが模試のようなものである。 さっさと次に進む。願書は予定通りに志望校に出しておいたもらった(後にこれが大き…

みんみん
4年前
1

二人三脚の受験奮闘記5

とにかく基礎・基本を繰り返しやって、だんだんできるという実感を持つ。とにかく自信をつけて気分を上げていく。できなかったものは確実に復習していく。ただし、無駄なテ…

みんみん
4年前

二人三脚の受験奮闘記4

夏休みが過ぎ、学校の成績は上の方で安定するようになった。そんなある日‥‥。 「この先生の記事読んですごく面白くてここ行きたいんですけど•••。」 うんどれどれ、…

みんみん
4年前
1

二人三脚の受験奮闘記3

やればできるんだという自信が戻ってきたところで目標のない努力はどこかで失速してしまう。とりあえずは学校の勉強を中心にして夏までに将来の自分というものをちょっと考…

みんみん
4年前

二人三脚の受験奮闘記2

当然のことながら大事なポイントはどこに行っても同じなため、予想された問題がほとんど当たっており再試験はすぐにクリアー。さて、これからどうするか。こればっかりは私…

みんみん
4年前

二人三脚の受験奮闘記1

学生の頃、一件の家庭教師依頼を見つけた。応募したら他に応募者がいなかったようですぐに採用となった。 担当はかわいらしい男の子。ただ、高2の3月時点で学年最下位争い…

みんみん
4年前

娘誕生

 産まれた。具合が悪くて死んだように寝ていたら連絡が入っていて産まれていた。全く気配ないとか言っていたのに。出産前は母子ともに死ぬかもしれない、かなり危険だと言…

みんみん
4年前
3

父と子

どうやら領内で息子の吉法師の評判が芳しくない。珍妙な身なりで下賤のものを連れて遊び歩いているという。はて、と信秀は考えた。奇妙な袋を色々とぶら下げてはいるが好…

みんみん
4年前
2

本能寺の動議2

「なに!?細川親子が来てない!?どういう事だ!」  報告を受け驚きとともに細川家のたどるであろう末路について考えたが、佐久間社長のこともありろくな想像が浮かばな…

みんみん
4年前
2

桶狭間の僥倖

 さて、相手は出てこない。一気に距離を詰めて山の尾根を伝って突破しよう・・・とその時。

 凄まじい突風と豪雨が襲いかかってきた。織田カンパニーは後ろから、今川カンパニーは正面から暴風雨を受け止める形となった。途中で鎧兜にこつこつ当たるものがある。雹であった。どれくらいの激しさだったかというと楠がばたばたと根本から抜けるくらいだったそうだ。

 陣を構える今川方はたまったものではない。大きな木々が

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三方原

 家康は続々と伝わってくる敗報をかみしめながら何とか平静を保っている。仕方がない。相手が強い。戦っても勝てなかった。清康のじいさんなら何とかなったのだろうか?

 浜松城に詰めて壁をドンドン叩いて気分を鎮めるしかなかった。

「ちっ、丸裸だろこれじゃ。示しがつかねーな。」

しかし出撃して勝てる見込みもなく、信長からは

「おう、家康。わりぃけどさ、信玄出てくるけど春までに熱田落とせなかったら勝手

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岩村城

 早馬が危急を報せにあわただしく入ってくる。

「CEOに注進〜!」と、ばたばたと登城していく。

 「武田軍、岩村城を囲みました!」

 「で、あるか。」

もちろん予想通りである。武田がこれからの海上封鎖を乗り切るには近江ルートを確保せねばならない。北は上杉に抑えられており進出は難しい。そもそも雪に閉ざされるものだし、飛騨経由で日本海に出るのもなかなか難しいだろう。将軍の差し金はあるだろうが、

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信玄入道出撃

  受付から内線が入る。

 「CEOー!内線です。おつなぎしてよろしいでしょうか!?」 
  おう、と受付につなぐように伝える。

 「あ、CEO!ついに武田の信玄入道が遠江に進出しました!」

 「で、あるか。ご苦労。」

 上杉を打倒できなかったため、このままではジリ貧なので動くしかなく、チャンスをうかがっていたのだろう。物流の拠点は全て押さえてしまっているからだ。物資の供給が滞っては生産も

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コロナ記事を書いていて気がついたこと。

都市封鎖の記事で統計をのぞいていたが、そういえば、年齢構成はどうなんだろうかと気になった。そもそも検査自体がされてないので韓国の統計を参考にしたみた。

韓国は高齢化がすごいのに若者のかんせんしゃがものすごく多い。45%くらいかな。あれ、、、東京都の統計で陽性1519、死亡者から推計した感染者数は3600人。2000人くらいが検査から漏れている。韓国と同じ人口構成だと1620人の感染者が30代以下

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緊急事態宣言ついて思うこと

3月くらいに緊急事態宣言が出るかなーと、コツコツ食料を買っていたのですが結局、出たのは4月だった。ずっと冷凍庫がいっぱいで1か月以上耐え抜いた。

近況宣言に愛知県が入っていなかったことで物議をかもしていたが、検査陽性で追えないクラスターが30%をこえたところで独自に宣言した。

事情が違うので単純比較はできないのだけど公開情報を比較してみた。死亡数は愛知県が21人で、東京都が36人。たまたま運の

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関所の廃止

さて、将軍の上洛がひと段落した1568年のとある定例会議。CEOの冒頭の提起から始まった。

信長「あのさ、領内の関所なくすわ。はい、決まり。反論は受け付けません!」

ザワ、ザワ、ザワ、、、一同が騒然となった。

ここは、、、重臣として一言必要だろうと勇気を持って信盛は進み出た。

信盛「マジっすかCEO!?うちの収入減るんすけど家臣団維持すんのにキツくないっすか!?」

CEO「バカっ!お前!

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二人三脚の受験奮闘記6

センター試験が終わって、あまり思わしくない成績であったが模試のようなものである。

さっさと次に進む。願書は予定通りに志望校に出しておいたもらった(後にこれが大きな問題となる)。

今も通じるか分からないが、だいたい10年分くらい過去問を集めてもらった。そして自分で解いてみると、予想通り問われる内容がだいたい同じなのである。そこで必ず必要なTIPを集めて集中して覚えてもらった。問題の読み方、ポイン

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二人三脚の受験奮闘記5

とにかく基礎・基本を繰り返しやって、だんだんできるという実感を持つ。とにかく自信をつけて気分を上げていく。できなかったものは確実に復習していく。ただし、無駄なテクニックはスルーして、いつでもできる確実な方法だけをやる。

ひたすらこれだけを実践すると成績はクラスで上位に上がった。推薦を狙うわけではないので定期試験などどうでもいいのだがセルフイメージをどんどん上げていくと意欲がわいたくる。ここで気を

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二人三脚の受験奮闘記4

夏休みが過ぎ、学校の成績は上の方で安定するようになった。そんなある日‥‥。

「この先生の記事読んですごく面白くてここ行きたいんですけど•••。」

うんどれどれ、あーこれは最難関ではないか。何はともあれいいモチベーションである。

「ちょっと気合い入れてやらないといけないけど頑張れる?」

「はい!」

しかしやることは同じ。ひたすら教科書中心で、30日完成など利用しながら順調にこなしていく。セ

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二人三脚の受験奮闘記3

やればできるんだという自信が戻ってきたところで目標のない努力はどこかで失速してしまう。とりあえずは学校の勉強を中心にして夏までに将来の自分というものをちょっと考えてもらうことにした。何でもいい、先のことなど誰にも分からないのだから。

6月ごろだったろうか。とりあえず国立大学に行ってサッカーをしたい、と言うようになった。別にそれでも構わない、何か目標があって自分を高めていけば道は開けるものである。

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二人三脚の受験奮闘記2

当然のことながら大事なポイントはどこに行っても同じなため、予想された問題がほとんど当たっており再試験はすぐにクリアー。さて、これからどうするか。こればっかりは私がどうこうする問題ではない。

一つ、問題があった。すでに今までの体験でセルフイメージが縮んでいるのである。ここから将来のことを考えてもろくなことはないだろう。とりあえずは教科書を一緒に読み直すことから始めた。1年生の教科書は取ってあったと

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二人三脚の受験奮闘記1

学生の頃、一件の家庭教師依頼を見つけた。応募したら他に応募者がいなかったようですぐに採用となった。

担当はかわいらしい男の子。ただ、高2の3月時点で学年最下位争いをしており、もちろん期末試験はほぼ赤点。来週の再試験がダメなら進級不可となるという状況。

素行は良くないということであったが、真っ直ぐな瞳と人当たりの良さを感じる少年で、親との折り合いも別に悪くない。どうしてこうなったのかが全く思いつ

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娘誕生

 産まれた。具合が悪くて死んだように寝ていたら連絡が入っていて産まれていた。全く気配ないとか言っていたのに。出産前は母子ともに死ぬかもしれない、かなり危険だと言われていた。そしたらあなたはまだギリギリいい女つかまえられるし、死んでもいいから産むわと妻が覚悟していたのを聞いていたのだろうか。もうそろそろヤバイよ、という話をしていたらあっという間もなくすぐ産まれた。超高速で産まれた。これには経産婦さん

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父と子

どうやら領内で息子の吉法師の評判が芳しくない。珍妙な身なりで下賤のものを連れて遊び歩いているという。はて、と信秀は考えた。奇妙な袋を色々とぶら下げてはいるが好意的に見ると鉄砲を使うのになかなかに便利そうではないか。茶筅まげに浴衣もまあ、思春期のファッションということで原宿あたりによくいるではないか(ぇ)。どうも、戦で不在が多く親子の対話が足りないのではないか。少し息子の考えを探ってみることにした

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本能寺の動議2

「なに!?細川親子が来てない!?どういう事だ!」

 報告を受け驚きとともに細川家のたどるであろう末路について考えたが、佐久間社長のこともありろくな想像が浮かばない。いくらお気に入りといえどただでは済むまい。

 ここで先発隊からさらに驚くべき報告が入った。

「報告します。都で火の手が上がっています!」

 光秀はめまいがした。いくら方針に異があろうとも信長CEOなくしてこの企業グループの存続は

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