【感想】The Grinder's Manual: A Complete Course in Online No Limit Holdem 6-Max Cash Games

今回はComplete Course in Online No Limit Holdem 6-Max Cash Gamesの感想を書こうと思います.
なおdeathさんのブログの記事ともろ被りですが良い本なので書きます.

初心者~中級者まで幅広い層を対象にしている
本書は英語ですが,基本的に平易な文章で書いてあります.
内容はオンラインの6人卓キャッシュゲームを想定していて,プリフロップ~リバーのアクションまで幅広くカバーしています.
基本事項から始まり,なぜこのようなレンジになっているのか?コールレンジ,3-ベットレンジはどのように作るのか?コールやベット(レイズ)をどのように判断するのか?などといったことを理解させながら読み進められるようになっています.

圧倒的なサンプル数
得た知識をすぐアウトプット出来るように,サンプルとしてのハンドが多く載っています.そしてその一つ一つを詳細に解説しており,何故そのように考えるのか?もし違うシュチュエーションならどうするのか?regとfish相手ではどう変える?といったことも記載されています.合計で152ハンドです(全てがリバーまでカバーしているわけではなく,プリフロップやフロップのみのハンドもあります)

HUDの記載もある
オンラインプレーヤーにとって有意義なツールであるHUDについての記載もあります.有用なスタッツは何か?それをどう判断するか?といったことに言及しています.逆に言うと,HUDを導入していないプレーヤーにとっては読んでも意味がないのか?という疑念が生まれてしまうかもしれません.結論から言えばHUDが無くても本書は読み進められますし,むしろ得るものが多いです.ただしHUDがあるほうが本書の良さを十分に感じられるでしょう.

GTOの記載は少ないが・・・
GTO(game thepry optimal)の話はそこまで出てきませんが,「バランスをとる」という話が頻繁に出てきて,GTOの考え方に触れることが出来ます.piosolverは出てきません.reg相手にアンバランスにならないアクションを取るにはどうすればよいか?という内容が記載されています.

最後に
本書は初心者~中級者にとって非常に有意義な内容だと思います.
自分は学習ノートにまとめながら読み進めたので時間はかかりましたが,スキル向上に役立ちました.
英語に苦手意識があって読まないのはもったいないです.kindle版なら単語を参照しながら読めますし,ネットの翻訳に入れればたいていの文章は意味が分かります.この本で英語も勉強して一石二鳥です!


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