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ニンジャスレイヤーTRPGボスコン:ケジメニンジャ

はじめに

この記事は下記記事、「ニンジャスレイヤーボスキャラコンテスト」における「原作再現コンテスト」の応募記事です。

また、「ニンジャスレイヤーTRPG」中において『ケジメニンジャ』を登場させる自作のデータとシナリオフックでもあります。

ケジメニンジャ

ケジメニンジャはクローンヤクザY-13型にニンジャソウルがディセンションした存在だ。これは極めてイレギュラーな存在であり、記事執筆時点では彼以外のクローンヤクザにソウルが憑依した事例は観測できていない。

「貴様をケジメする」 /// 「俺は顔なき顔。俺は亡霊」 /// 「俺は俺が誰なのか知らねばならない」 /// 「俺は何者でもない。俺は亡霊。意味を探す。意味を」
◆ケジメニンジャ(種別:ニンジャ/バイオ生物)
 カラテ     8   体力    20
 ニューロン   12  精神力   13
 ワザマエ    16  脚力    9
 ジツ      7   万札    0
近接ダイス:24 遠隔ダイス:16 回避ダイス:18

装備:ドス・ダガー二刀流(カタナx2)、
    キツネ・オメーン(【精神力】+1)、濃紺のニンジャ装束(回避ダイス+1)
スキル:『連射3』『疾駆』『タツジン(イアイドー)』
『グレーター・ツジギリ』『連続回転斬撃』『ケジメの嵐』
ジツ:『★★★アーチ級ニンジャ第六感+』『★★★半神的存在』『★★★カマイタチ・ジツ』
ソウル:『マンジ・ニンジャ 近接攻撃ダイス+7』

◆『ケジメの嵐』:
『連続回転斬撃』のコストが0になり、攻撃回数の算出に『●連射』を使えるようになる。
また、このキャラの『回転斬撃』は通常の『近接攻撃』と同じく『サツバツ!』が発生する。
ただしこの際、効果算出ダイスはD6ではなく、D2+3である。
(つまり出目4:『脚部破壊』か出目5:『腕部破壊』のどちらかのみが発生する)

◆『★★★アーチ級ニンジャ第六感+』
通常の『アーチ級ニンジャ第六感』と同様だが、
『攻撃的使用』で消費する【精神力】が2から1になっている。
加えてアトモスフィアがHARD以上の時の精神消費増加が発生しない。

◆『★★★カマイタチ・ジツ』
このキャラが行う『回転斬撃』のダメージは全て+1される。
また『回転斬撃』の判定に出目「6,6,5」もしくは「6,6,6」が含まれていた場合、
2ダメージを追加でもう1回与える(回避難易度:HARD)。この追加ダメージに『サツバツ!』
の効果はないが、『まとめて回避』できない。追加ダメージの発生は1ターン1度まで。

ニンジャマスターへ:ケジメニンジャは『連続回転斬撃』を強化するスキルを持ち、広範囲への攻撃が可能なキャラだ。彼をセッションで動かす場合は『グレーター・ツジギリ』と『連続回転斬撃』を併用することで多くのPCを巻き込むようにするべきだろう(これはPL達に公開して構わない)。相対するPCは可能な限り互いに距離を取って遠距離攻撃を行うか、、被弾覚悟で集まって近接攻撃を与え続ける事が求められる。

オプションスキル

◆『執念』:このニンジャは致命傷を受けたとしても、その歩みを止めることはない。『サツバツ!』による部位欠損効果を+1ダメージに置き換える。また、このキャラが即死効果を受けた場合、それをD6ダメージに変換する。即死変換は1シナリオ中1度まで。

ニンジャマスターへ:このスキルはケジメニンジャの弱点である、『サツバツによる部位欠損や即死に対する耐性を持たない』点を補強するスキルである。PL達から部位欠損による達成感などを奪ってしまうため、導入には注意が必要である。一方で相対するニンジャが『肉体破壊』などを持ち、即死事故によって簡単に決着がついてしまう可能性がある場合には、このスキルを導入した方がいいかもしれない。

◆『ケジメ肉体破壊』:『ケジメの嵐』の効果で発動する『サツバツ!』の条件が「出目6が2個以上」ではなく、「出目5以上が2個以上」となる(つまり「6,5」や「5,5」でも『サツバツ!』が発生する)。

ニンジャマスターへ:このスキルは原作イメージを重視したデッドリーなスキルであり、軽率に導入してしまう事は極めて危険である。成長限界に近く、「サツバツ!」に対する耐性を持つPCが多いなど、通常のケジメニンジャでは満足できないだろうとNMが判断するようなグループのみが導入すべきだろう。

ケジメニンジャをシナリオで登場させるには?

ここでは、ケジメニンジャをシナリオで登場させるためのアイディアの一例を紹介していく。

1:原作におけるサブジュゲイターの役割をPC達が担う
原作【ブレードヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス】と同じように、ヨロシサンは偽の情報を流すことで、ケジメニンジャを誘導することに成功した。しかし何らかの要因(ケジメニンジャの誕生が原作よりも早かった、PCやNPCの行動によってサブジュゲイターの完成が遅れているなど)によって、彼の捕獲はヨロシサン製薬の依頼を受けたPCたちが行うことになる。この場合、ヨロシサン製薬からのバックアップ(各種回復アイテム、クローンヤクザの支給)があったほうが自然だろう。
2:【カルマ・善】のPC達への刺客として送り込まれる
このシチュエーションの場合ケジメニンジャは原作同様ヨロシ・ジツによる洗脳を受け、PC達の抹殺を目論むヨロシサン製薬の刺客となる。その場合、最初は通常のクローンヤクザに紛れさせ、【ニューロン】判定などによって正体を看破させてもいいだろう。また、PCやそれに味方するNPC達の中にカナシバリ・ジツやユメミル・ジツなどのニューロンに干渉する手段があった場合、彼をヨロシ・ジツの呪縛から開放することもできるかもしれない。
3:なんかいた
クローンヤクザはどこにでも偏在している。そのため、PC達が軽はずみに殺したクローンヤクザにニンジャソウルがディセンションし、ケジメニンジャとなる可能性も0ではないのだ。いずれにせよ、彼をどのように扱うかはニンジャマスターに委ねられている(あまり原作に縛られる必要はない!)。

利用規約

このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

改訂履歴

2020/11/09:公開。
2020/11/11:データを微修正(『★★★カマイタチ・ジツ』を弱体化、『★★★アーチ級ニンジャ第六感+』を追加)


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