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自分なりの回層浮

お疲れ様です。

今、Poppin'partyとMyGO!!!!!の合同ライブであるDivide/Uniteについて感想noteを書いていたのですが、思ったよりも回層浮で話してることが長くなってしまった+Poppin'partyとの合同ライブならではの解釈じゃ無くなってきてしまったので、別でnoteを出します。

自分が普段仲良くさせてもらってるMyGO!!!!!関係のオタクがMyGO!!!!!の音楽に関して解像度の高いお話をたくさんしてくださることに甘えていて、自分でMyGO!!!!!の音楽と向き合ってみたら上手く言葉にできませんでしたが、燈がノートに感情を書き殴ってたみたいに僕も書いてみます。あくまで僕個人の考えだし、めちゃくちゃな文章かもしれませんが、許してください。


回層浮は燈視点のIt's MyGO!!!!!


CRYCHIC解散後、昨日という名の過去を追い出されてしまった燈
MyGO!!!!!に出会い、明日を迎える事に期待する燈

この曲は燈が吐き出せずノートに書き殴って自分の中にしまい込んでいた感情を、音楽によって再び繋がったキズナによって見つけ出す進化の過程だと考えています。

アニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」は色々なキャラの視点から物語や回想が進みますが、この曲は燈が辿ってきた人生を、燈の目線で語っているんだと思います。
燈が感じていた孤独や、CRYCHIC解散によって失くしてしまった明日への輝き、MyGO!!!!!としてステージに立つことで取り戻した鼓動、熱。
そうしたものが歌われているのだと考えました。

1ページ目 水槽


CRYCHICと出会う前、燈の日常は「ただ繰り返されるだけのもの」だったのでしょう。

感情をオモテに出す方法もわからず、暗がりの中一方通行にただただ言葉を書き殴るだけの日々。
それを燈は波も何もない「水槽」に例えました。変化のない、どこにも辿り着かない閉じられた空間。

彼女は水槽から救われる(掬われる)ことを望みながらも、それが虚しいことだと考え、ただ「泳いでいたい」と願ったのでしょう。

2ページ目 CRYCHICに乗船、沈没



そんな燈を水槽から救い出してくれたのがCRYCHICです。
燈はそこで初めて日常に変化が起きたのでしょう、CRYCHICという船に乗って大海原へ旅に出て周りの景色を見てみると、水槽の中で見ていたそれとは全く違う姿形をしていて、その景色を理解して「歌詞」にするために燈は他者と向き合い、自分の中に新たに生まれる感情を探し出すために海へ飛び込みました。

そうやって必死に泳いでいたら(ボーカル必死すぎ)、祥子と睦が船を降りると言い出しました。燈は必死に海を泳いでいたので2人の下船の理由は分かりません。目の前で1人、また1人と減っていく仲間たちを失いたくない、一緒にいたいと思う気持ちも、キズナを失った状態では音楽に出来ずに、CRYCHICは沈没してしまいました。

ただ1人だけ荒れ狂う大海原に投げ出された燈は、人の波に紛れて、溺れてしまわないように、自分を見失わないように、自分が書き殴った感情のノートを浮き輪にして何とか耐え忍んでいました。
明日を照らしてくれていたCRYCHIC号のライトを失った燈は、迷子になり今日に閉じ込められたのです。

3ページ目 進化


燈は溺死寸前、呼吸困難です。
感情という浮き輪も空気が抜け始め、役に立ちません。

深く暗い海に沈んでいこうとしたその時、同じく遭難中の愛音、CRYCHIC号のクルーだった立希、そよが助けに来てくれました。

愛音と立希、そよを繋げたのは間違いなく燈です。
昔自分が紡いだ言葉が、歌詞が、回り回って立希とそよと愛音を繋げたのです。

後にMyGO!!!!!となる彼女たちと出会った燈は、彼女たちとの触れ合いの中で様々なものをぶつけ合い、傷つけ合います。
人とのコミュニケーション経験が少ない燈は、自分の気持ちを相手に伝えることに関して、もがき苦しんだり相手からの気持ちを正面から受け取って傷つき、沈んだりします。

しかしそうやって築いてきた絆、新しく見えた景色が燈に「迷子でもいい、迷子でも進め」という考えを与えてくれたのではないでしょうか。

明日を目指して泳ぐのではなく、明日を今日にするため、ちいさな一瞬を生きようとしたのではないでしょうか。

そうしてもう一度大切なものと出会えた燈は、CRYCHIC沈没事件を2度と起こさないためにも、泳ぐことをやめて「二足歩行」を始めることにしました。


それは、燈が何者でもない自分をそのまま抱きしめてほしいからであり、逆に好きな人を抱き占めたいからでもあるからです。

ここで燈がMyGO!!!!!として初めて【歌ってみた】この曲に繋がるのです。

そう、僕(燈)の進化の過程の3ページ目で、泳ぎ→二足歩行になっているんですよね。二息歩行の原曲の歌詞は「1ページ目」となっているところを改変して「3ページ目」にしているのは『CRYCHIC前→CRYCHIC後→MyGO!!!!!』でノートを3ページ使ってるからだと思います。

「MyGO!!!!! Zeppツアー 彷徨する渇望」の東京公演のみ回層浮を演奏せずに二息歩行を演奏したのも、ツアーでswimが演奏されなかったのも、僕は「泳ぐことからの脱却」があると思っています。

燈は大切なものを二度と失わないために、自分の足で立って自分の腕で抱きしめることを選択したのだと思います。ツアーの表題曲である砂寸奏も、砂に"足跡"をつけることを歌っています。

そして、二息歩行は進化の過程だと歌われています。
MyGO!!!!!や燈はこれからも進化を続けていくんだという気概が見えて良いですね。

MyGO!!!!!最高
小日向美香さんと結婚しました。

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