劇団しようよ の あゆみ 23 3つのものがたり『スーホの白い馬』『スイミー』『ごんぎつね』
大原はそもそも。
小学校や中学校、または高校・大学でワークショップをして生活をしておりました。
いや、その中でも小学校がやっぱり多かったかな。
というわけで、子ども向けの作品を作る機会がやってきます。
「子ども向け作品」それのむずかしさは例えようもありません。
ですが一度別の劇団が上演していた子ども向け作品を見て、大変感動したことがあります。 というのも(その劇団は、前衛的なスタイルで子ども向け作品を展開していたのです)その舞台を、子どもがどう見てるんだろう、という、僕は作品を観ながら、作品を見ている子どものことも同時に見ていたのです。
退屈しているのか。面白がっているのか。笑っているのか。泣いているのか。どういう表情しているのか。
上演中ずっとそのことが気になっていました。
それが、とても豊かな上演空間だったと思います。 そのことが心にずっと残っていました。
さて、そんな劇団しようよの子ども向け作品ですが、なんと3作品もあります。それはモンゴル民話『スーホの白い馬』、レオ・レオニ作『スイミー』、新見南吉作『ごんぎつね』です。
あれだけ本公演でこすったスーホの白い馬やスイミーをようやっと、本編を作ることになるのです。
クリエーションは楽しかったです。いつものクリエーションでは使わないエンジンで作品作りをする、といいますか。もちろん子ども向けだからと言って手を抜いているわけではなく、子ども騙しにならないよう、創意工夫をしていくわけです。
こちらでその作品たちを前編公開しているのでぜひよろしければご覧になってください。
特にスーホの白い馬とスイミーは、のちに大阪吹田の、メイシアターでも上演することになり、何度もクリエーションを行なうことになります。
劇団のレパートリーとして3作品が誕生したわけです。
実際の上演も、たくさんの子どもたちに見ていただき、良かったです。
また書きますね。
お楽しみにしていてください。
劇団しようよ 大原渉平
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