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自問自答ファッション教室

先日、念願だった自問自答ファッション教室に参加させていただきました。

自問自答ファッション教室について、主催のあきやあさみさんについては、以下の記事が分かりやすいと思いますので、興味がありましたらご参照ください。

この記事は、自問自答ファッションとの出会いから、教室に参加した感想までを書いています。


◇出会い

自問自答ファッションを、あきやさんを初めて知ったのは、2023年の2月ごろ。たぶん、自問自答ガールズのひとりである、草野さんの投稿を見かけたことがきっかけだったと思う。

1年を3セットの服で生きているというあきやさんを知って、衝撃を受けた。洋服が、ファッションが好きな人でも、手持ちのアイテムが少ない人がいるんだ、そんなことができるんだと興味が湧いて、あきやさんの記事をいくつか読んだ。

そのときは、気になった記事をいくつか読んだだけで満足で、おもしろかったと思うだけで終わった。


◇受講を決めるまで

再び興味を持ったのは、2023年の10月ごろ。noteのいろいろな記事を読んでいたところ、自問自答ファッションの文字が目に入って。そういえば以前にも読んだことがあったと思い出して、読んでみたらやっぱりおもしろくて、あきやさんの記事をたくさん読むようになった。

いろいろなファッション論がある中で、なぜ自問自答ファッションに興味を持ったのかというと、ファッションを考える過程に自問自答があることが目新しくておもしろかったことと、自己分析が好きなので素直に楽しそうだと思ったことが大きい。
自問自答ファッションの考え方に共感して、好きになって、わたしも、あきやさんのように、心から好きで好きでたまらない服を着て過ごしたいと思った。

あきやさんの記事を片っ端から読んでいたところ、2、3か月後に教室の受講者募集があることを知って、参加してみたいと思った。過去に受講された皆さまの感想がとても楽しそうで、わたしも行ってみたかったし、こういうものは実際にやってみないと始まらないので、まず受講して一気に解像度を上げたくて、とりあえず応募してみようと決めた。


◇応募と当選

好きな俳優さんが出演する舞台やイベントには絶対に被りたくなかったので、未来のスケジュールを考えに考えたうえで申し込みをした。

翌日、観劇を終えてスマホを開いたら当選メールが届いていて、客席でめちゃくちゃ驚いた。わたしが普段足を運んでいる舞台やイベントよりも倍率が高いものだと思っていたので、当選するんだ、初めての申し込みで当選させていただけるんだと動揺と興奮を繰り返していた。
当選した5月26日には、なにがなんでもほかの予定が入らないようにしようと強く思った。どうしても受講したかった。


◇受講するまで

当選してから4か月半ほどの時間があったけれど、受講に向けて動き始めたのは4月中旬からだった。

2月に、あきやさんの著書である『一年3セットの服で生きる』を買っていたので、まずはそれを読み始めた。仕事の休憩時間に少しずつ。基本の内容がひとつずつ丁寧に解説されていて、自問自答ファッションの入門書のような印象を受けた。

教室で使われるという資料を事前にいただいてからは、資料にあるワークをやり始めた。ざっと、ひと通りはやってみたと思う。受講の前に、教室でどんな質問をされるのか、その質問をされたときにわたしはどう考えるのか、理解しておきたかった。
でも、この予習は、あきやさんの解説がない状態で勝手にやったものなので、参考のつもりで、教室で質問されたときに出てきた答えを大切にしようと思った。

受講するまでに、あきやさんの2冊目の著書である『「一セットの服」で自分を好きになる』が発売されたり、幻冬舎さんの講座が開催されたりしていたけれど、教室をすべての始まりにしたかったので、いま持っている以上の情報を受け取ることをやめた。

自分なりにいろいろと考えて、深めていって、1か月半ほどの日々を過ごした。


代金を支払って、事前アンケートに回答して、あきやさんにSNSをフォローしていただいて。もう後戻りできない状態になった。
わたしの懸念は、どうしても優先したい予定が突然入ってしまうことだったので、そればかりをずっと考えていて、なにも起こらないことを願ってばかりいた。1週間前になっても、前日になっても、本当に受講できるのか不安だった。


◇教室当日

会場周辺の飲食店を調べていたけれど、始まるまでゆっくりと過ごすような余裕はどこにもなかった。時間がなくて朝からなにも食べていなかったので、これはちょっとまずいと思って、最寄り駅に着いて教室に向かう前におにぎりだけ食べた。

会場に到着したのは3番目。扉を叩いたあとに「はーい」と中から聞こえたあきやさんの声をよく覚えている。
挨拶して、資料をいただいて、手元の写真を撮って、あきやさんと、ほかの受講者さまの雰囲気を肌で感じて。これから自問自答ファッション教室が始まるんだと胸が高鳴った。

このために、前日の夜と当日の朝に頑張って塗った爪。


◇教室の内容あれこれ

コンセプトを決めるまでの過程をざっくりと。


▽キーワード探しの旅

指定された言葉を、自分で自分に言ってみたら、他人から自分に言われたとしたら、どう思うか。なりたい、好き、似合う、違和感がある、欄外のいずれかに分類。

たくさんある言葉の中から、特に好きなもの、印象に残っているものを以下に並べた。

・なりたい
上品(品がある)、洗練、凛とした、存在感、自分がある

・好き
かわいい、きれい、自然体、楽しい、自由、アーティスト、自分が好き

・似合う
かわいい、マイペース、個人主義

・違和感がある
世話焼き、お人好し、目立つ


▽お金の心配がなければやりたいこと

あきやさんのパワーで、日に5億、週に50億(?)が与えられたとしたら、なにがしたいか。

やりたいことはたくさんあるけれど、教室で話したのは、観たい舞台を観て、読みたい本を、漫画を読んで、ほかにも、アニメとか、映画とか、動画とか、音楽とか、見たいものを見て、聞きたいものを聞いて、読みたいものを読むこと。
中でも、なによりも、劇場で舞台が観たい。観劇がしたい。


▽コンセプト決め

これまでやってきたワークから言葉を組み合わせて、自分のコンセプトを決める。

わたしのコンセプトは、\ かわいくて、凛としていて、自分があって、自由なエンタメ発信者 / になった。

でも、教室で決まったこのコンセプトにあまり満足できなかったので、終わってからいろいろと考えて、練り直して、受講の2日後には新しいコンセプトに更新した。後述する。


◇教室の感想

人間って、いろいろな考え方の人がいて、それがおもしろくて、興味深くて、楽しかった。あっという間の7時間半(!)だった。

自分語りは好きなので羞恥も抵抗もないと思っていたけれど、これまでのわたしは、文字で、文章で、言葉を書くことで自己開示をしてきたので、声で、話で、言葉を話すことで自己開示をするのは、ちょっと、緊張した。自分の話をするときは体温が上がるような感覚で、全身に汗が滲んだ。複数の人から注目された状態で話すことが苦手で、それは教室でも変わらなかった。

でも、あきやさんが、文章もお話も上手だと言ってくださって、それが嬉しくて。自分が生み出したもの、書いたものとか、話したものとか、すべて、もっと受け入れてみよう、受け入れてあげようと思った。


▽心に残ったあきやさんの言葉

「ファッションは、新作のコレクションを見て、お洋服を手に取って、それを着るところまでは無料。所有にだけお金がかかる」という当たり前の言葉に衝撃を受けた。
わたしは、所有をするか、しないかを意識するばかりで、手に取ること、着ることをほとんどしてこなかったので、これからは、無料でできるところまでは積極的にやってみようと思った。


▽受講後に決めたコンセプト

わたしのコンセプトは、\ 凛として自由な発信者 / になった。

ひとつずつ解説していく。

・凛とした

「凛」とは
態度・容姿・声などが、きびしくひきしまっているさま。

goo辞書

「凛とした」とは
堂々としていて、威厳のある様子を表す言葉である。人の態度や振る舞い、または風景や物の雰囲気に対して用いられる。

Weblio辞書

「凛とした」の言い換え・類義語
・外見などが緊張しており、しっかりとした印象であるさま。
・清らかで美しいさま。
・物事に伝統や品位が感じられるさま。
・人物が厳かな雰囲気をまとっているさま。
・女性らしく洗練された好ましさが感じられるさま。

Weblio類語辞典

品があって、清らかで、みずみずしくて、しゃんとしていて、自分がある姿を、すべてまとめて「凛とした」という言葉に込めた。容姿、所作、雰囲気が「凛とした」でありたいと思う。

・自由な

「自由」とは
1. 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。
2. 勝手気ままなこと。わがまま。
3. 哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。

goo辞書

「自由な」の言い換え・類義語
・外部の物事を受け入れる傾向が強いこと。
・自由に行動することができるさま。

Weblio類語辞典

好奇心旺盛で、気まぐれで、好きなことを好きなだけできる姿を、すべてまとめて「自由な」という言葉に込めた。精神、感情、行動が「自由な」でありたいと思う。

・発信者

「発信」とは
1. 電信や電波を発すること。
2. 電報・郵便物などを送ること。
3. 情報などを知らせること。

goo辞書

本当は、観劇をするだけの観客でいたかったけれど、もう少し能動的ななにかが欲しいとのことだったので、観た舞台などの感想を書いて人に伝えることが、「発信者」がコンセプト職業になった。

「凛とした」はおもに外見を、「自由な」はおもに内面を表しているつもり。わたしは、洗練された外見でありたいけれど、混沌とした内面の人間なので、理想の外見と実際の内面を上手く融合させること、良いバランスを見つけることが今後の課題だと思う。


教室で決まったコンセプトから削った言葉と、その理由。

・かわいい
わたしにとって「かわいい」であることは大前提で、生きていると同義のようなものなので、この言葉をあえて選び取る必要はないと思った。コンセプトに入れていなくても、わたしは、そもそも人間というものは、かわいい。

・自分がある
「凛とした」にも「自由な」にも内包させられると思った。

・エンタメ
「エンタメ発信者」であることは間違っていないけれど、なんか、しっくりこなかったので、エンタメを取って「発信者」にした。


どの言葉も、辞書にある意味と、わたしが考える意味は、完全に同じではないので、受け手によっては、わたしが考えるコンセプトが正しく伝わらないこともあるだろうけれど、わたしは、わたしが思い描く言葉を、コンセプトを追い求めていきたい。


受講したら終わりじゃなくて、この受講が取っ掛かりであって、始まりなので、これから、自分のペースで、自問自答ファッションと向き合っていきたい。インプットも、アウトプットも、これまで以上に頑張ろうと思う。


最後に。
あきやさん、同期の皆さま、先日はありがとうございました。お世話になりました。またどこかでお会いすることがありましたら、そのときは、どうぞよろしくお願いいたします。




ご紹介いただきました。ありがとうございます♡

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