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「あの頃、僕ら若すぎた青春」

2024.04

二丁目の魁カミングアウトさんが2024年4月3日に1st single「あの頃、僕ら若すぎた青春」をリリースしました。おめでとうございます!

MV含め初見で受け取った感想をまとめておこうと思います。


イントロなしで筆村の歌い出しからスタート。歌の裏で筆村の台詞のように歌詞を読み上げる声が入る。今の自分が穏やかな気持ちで過去をなぞっているのと、当時の自分が深刻に悩んでいる重さのような読み上げで対になっているようだった。やめすこ(病める時も健やかなる時も)とはまた違った歌い出しの筆村が彩る歌の色だなと思う。

1B「今日から昨日を覗けば〜」でMVの映像が望遠鏡を覗いているような画角になったのグッときた。"昨日"も4人で過ごしていたのを表すような図なのも。

1サビがミキさんが生誕で言っていた気持ちの変化そのもので、生誕のアンコールで披露された意味を感じた。生誕でやるかギリギリまで迷った、と言ってたけど生誕のタイトルも含めミキさんが一歩踏み出せた日にこの歌詞を届けてくれて良かったなと思います。この歌詞はいつ書き上げたのかなぁ〜ライブのMCやインスタライブ等でもう話してたらすみません(見れていません)。
4人とも「離さない」でいてくれて、もう一度ひがちだけが力強く復唱してくれるのすごく良かったな。上手く言えないけど、ひがちのまっすぐさに離さないでいてくれるという無条件の信頼があるから。4人とも当てはまるけどここがひがちで良かったな〜ってすごく思った。

2A丸々めちゃくちゃミキさん!ミキさんが書いてるからそれはそうなんだけど。そういえば過去の悩みのことを教えてくれることはあれど「今思うとさぁ〜」みたいに言ってたことはなかった気がする。私が聞いてないだけかもしれないけど。答えが見つかったとしてもその悩みを軽視することはしないし今も振り返って考えたりするのかな、と思った。

落ちサビでキーが半音下がってラスサビで半音上がって元のキーに戻るの、転調が気持ちの変化の合図みたいになってて好きだな。半音下がる転調で一歩後ろに下がるのは前に踏み込むための決意だ。深読み解釈失礼しますなのですが、半音ずつ上がっていくのではなくて一度後ろに引いて力を貯めてから前に進むのが二丁目さんらしいなと思いました。元のキーに戻っただけなんだけど、それが二丁目の魁カミングアウトの"変わらない部分"だし、半音下げてから上がることで最初のキーよりも上がって前進を感じるのすごいな〜。ミキさんの意図したことなのかはわからないけれど。

ラスサビの歌割り「生けるさ」がぺいちゃんなのも、「生こうよ」がひがちなのもベストすぎませんか?これは私の感覚なのですが、「生けるさ」と「生こうよ」は全然違うニュアンスで、「生けるさ」は何があるかわかんないけど「生(きてい)けるさ」っていうぺいちゃんの「とりま笑ってこや」みたいな道標だし、「生こうよ」は手を引いてくれるような「生(きてい)こうよ」で、ひがちの大丈夫のおまじないみたいに感じていてすごくしっくりきた。ぺいちゃんが前に立って道を示してくれたあと、後ろからひがちがミキふでの間から光が差し込むようにパッと前に出てくるのゾクゾクした。かっこよかった。あと、ひがちのロングトーンが過去一長くて強かで、道を切り拓いてくれるような力強い歌だったの未来に希望しかなくて大好きだった。生誕の時一番後ろにいたのですが、扉を開けた時に入り込んでくる風みたいに歌がブワッと届いてきて希望の光だったのずっと覚えてる。やっぱりひがちはヒーローだ、って思った。あとロングトーン良すぎてヒェ…って息を飲んでたら隣で見てたママが大興奮で「ねぇ!!!くれすごいね!!!」って私の肩叩いてきて笑っちゃったことも合わせてずっと覚えてるだろうな。

1年前のネガポジ初披露の時と比べて4人とも堂々としていて自分のパフォーマンスが確立していたような気がした(練習量の違いがあるかもしれませんが)。緊張よりものびのびと気持ちを乗せてパフォーマンスしていてそれもグッときた。
友達がみんな言ってたファインダーの景色を抱きしめる振り私は見てなかったし(なんで?)、遠くて表情はあまり見えなかったのでリリイベでちゃんと見れたらいいな。

風船を空に飛ばすような晴れやかな手放す決意と前進を表す曲が最初のシングルですごく良いなと思いました。

ラブマはライブで観たいのでMV観てません。書きたいことあったら追記します。(2024.04.04)

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ここからリリイベ観た後の追記

●あの青春
1B「今日から昨日を覗けば〜」ぺいちゃんが下手から上手に移動して斜め一列に揃うところ、ぺいちゃんが3人の前通った後に後ろを振り向いてて、「過去を振り返る」=「覗く」として表されてるのだと思った。

サビミキさん高いのに地声でしっかり歌えててわぁ〜って思った。サイン会の時も「もっと頑張るから」って、アルバム発売した時と同じように言っててもっともっと進化していくんだろうな〜って嬉しくなった。

1サビ「離さない」の手の向きがさ〜もう、何かを掴む正面を向けた手ではなくて、誰かと手を繋ぐように、手を少し傾げてぎゅっと握ってるのたまんないな。ミキさんの「ただ一つだけ大事だからボロボロの手でも離さない」で指す「大事」は今も変わらずそうなんだなぁ。2年前のサシオン特で話してくれたことも思い出した。

アウトロ嬉しそうに愛おしそうにニコニコと笑いながら指フレームから光景を覗いて大切に抱きしめるミキさんたちが観れて良かった。やっとわかりました(遅い)。

●LOVEタイムマシーン
まだ飲み込めてないです正直。1回しか観れてないから曖昧な記憶ではあるのですが、歌割りに衝撃を受けました。ロボ(□私はロボットではありません)と同系列な組み方だなと思うし、ミキさんの心の内が強い歌詞だからなのかも、と思った。
1番は全部ミキさん歌ってるしサビはハモリで全部歌ってるからほぼ全部ミキさんの歌割り。

1A「ちょっと大切なものもこの手で握っています」があの青春にもGAY(Good As Yesterday)にも繋がってるし、ミキさんの歌割りなのグッときた。

サビの下ハモのメロめちゃくちゃ綺麗ですごい!下ハモが強くてもバランス崩れない和音で組まれてます?

2A「人を思い続けるって素敵だろう?〜」がひがちの歌割りなの拍手すぎる。

C「タイムマシーンに乗るなら〜」菱形の立ち位置でガタガタと揺れながら進んでる振りなの、向かい風というか周りにあるしがらみや障害に当たりながら無理に進んでるみたいで苦しい。意識外から行くなと自制されてるみたいな。多分、未来の『君』の姿を見たとしても終止符は打てない。

ラストミキさんが歌い終わった後1人だけガクンと屈むのは何を示してるんだろうな… ここも初期のロボと重なる。


覚えられてないことのが多くてあんまり書き残せてないのですが初見の感想は今しか書けないのでこれで完結とします。以上。(2024.04.08)