さまざま

「いつか心から愛せるひとが見つかる」これは本当に遠い国の言葉を聞いているみたいな感覚。
愛はひとつの決まった形はなく、人が百人いれば百通りの性質をもつように千差万別であるものだと考える。人それぞれであることは前提として、愛には天井や大きさみたいなものはなく、出し惜しみができないもの。愛って形や静けさは違えど、その全ては溢れ出ているようなイメージがある。愛はそれくらい止められなくて、自分の性質を変えてしまう。自分の形が変わるみたいに愛に振り回されるは少し怖い。

誰かの愛を図らないようにしようと思う。
忘れないことだけでなく、忘れることも等しく大切なことであるように、愛や恋、結婚がすべてではないことと。


相手の言葉に矛盾点や違和感があると、自分が理解できるまで聞きたくなる。その延長で言葉で相手を言いくるめてしまう。これで誰かと良い気分になったことなんて少ない。
言葉の意味そのまましか受け止めていない、相手がその言葉を話すまでに至った気持ちを考えていない。心境を感覚で図ることが難しい、もしくは相手の気持ちを知った上で好奇心が上回ってしまう。論理的な自分が正しいと考えている。
正しさだけでなく、相手の好きなものや嫌いなもの、楽しい記憶や季節の話をする。ふと息をついて、相手を知ろうとしよう。


誰かと関わろうとすればするほど、何かを知ろうとすればするほど、世界の途方もなさや他人の遠さを感じる。その中でも、人の人とのあたたかさは間違いなくて、心に何より響くもの。


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