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抽象的な事柄その他etc.について

久方ぶりでございます 毎日暑いですね 定型句ではなく、本当に暑いですね

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つい先日、課題が一区切りつきまして

ここ数日は①寝るか②読書か③アイス食べるかというスーパー・シンプルかつ理想の生活を送っております 要はだらけています サイコ〜

今回の課題は就活と100%並行でこなしていたためなかなかハードモードで、就活が終わるのが先か、私のメンタルがやられるのが先かという私の今後数年の生活をかけたチキンレースであった 私は基本かなり楽観的で(あるようにしている)、その上頑固という性質を持ち合わせているので並大抵のことではへこたれないという自負があるのだが、今年の1月から5月まで4か月間生理が止まったのを皮切りに、そこから1か月間吐き気と頭痛が慢性的にあったり 私自身が「ストレスやべーわ〜」と自覚する前に身体に異変が起きたことがけっこう驚きだった

(早くも話がそれた とにかく私のチキンレース連勝記録は未だ続いているということだッ! 参加した覚えないのにいつの間にか自分も「ワイルド・スピード」のストリート・レーサーみたくなっており、もはやフィクションとしてこの映画を見ることができない みなさんもストリート・レーサーですか?)

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抽象的な話題が昔から好きで、本に関してもここ1〜2年の間に小説よりも学術的なもの(難しいものではない)を選ぶ傾向が強くなった その要素としては、歳を重ねるなかである程度抽象的な事柄に共感できるようになってきたというのもあると思われる 選ぶ主題は様々で、私が好きなのは「愛」とか「信心」とか…   最近強い関心があるのがざっくり「社会」だ 社会学や経済学が私的に熱い 

具体的にはマルクスの「資本論」などにのっとって資本主義的な社会構造のその功罪を批評的に見ている人たちの著作やインタビュー記事なんかをかじっている

こういう話題は、大学の友人たちはあまり関心がないらしく、大抵は話そうとしても「え〜?なんか怖〜い(笑)」みたいな反応されてしまったり、1往復で会話が止まってしまって、誰かが別の話題をふらないといけない状況にしてしまう…

友人を怖がらせるつもりも困らせるつもりも毛頭ないので、これらの話題を周囲と共有しようと試みることをいつしかやめていた

卒業制作を見据えながら、検討した末に卒制の前段階である課題Bのテーマは「記号消費」に決めた 課題で勝手にやるにはうってつけなテーマだと思ったし、就活と制作の時間を折半しなければならなかったので「興味のないこと」を考える暇もなかった

それまでは「デザイン科っぽい」「分かりやすい作品をつくる」ことに割と重点を置いていたこともあり、「評価のしづらいものをつくる」という点でいろいろ見切り発車だったが、担当教員のSさんがかなり興味を持ってくれたおかげでテーマに対して話す機会をつくってくれたり(メンバー2人は興味なかっただろうに…心から申し訳ない…)、参考になりそうな音声コンテンツを共有してもらったり、LINEでテーマに対して思っていることを投げ合ったり テーマに対して自分のものだけではない視点をもらえたことがありがたかった 感謝〜 結果良いトライアルになった あと単純にこういう話が人とできるのが新鮮で楽しかった

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この「記号消費」を考える中で、私たちの持つ「価値」についても様々思い当たる節があった

先に書いた通り、「他人がその良し悪しを評価できるもの」を私自身これまで制作することが多かたのだが、ここにきて「評価できるもの」を卒制でわざわざつくる必要があるのだろうかという疑問を抱いた

「評価できるもの」というのは、すでにこの世にそれを評価できる「価値」や「基準」や「目安」がある、つまりはそれをつくるということはすでに世に溢れている「価値」を再生産することに過ぎないのでは

「デザイン」と言われるのは往々にしてそのように「ある価値を再生産すること」を指す場合が大半に思われる そこにはある種の再現性が伴う 私が大学を出て、「デザイナー」という肩書きを持ってしばらく行うことはそういうことであり、ざっくりと私が1番嫌っていることなのではないかと考えた

私の個人的な好き嫌いは置いておいても、昨今は社会全体(日本に限ったことなのかは分からない)がネガティブ・ケイパビリティー(不確実なものや未解決のものを受容する能力)にあまりに乏しいのではと思う 「今ある価値」に取り憑かれて「新しい価値」を想像することができない、例えば「経済」を絶対的な価値として何よりも重んじ、それが絶対的であると信じて疑わないこと

私は人が置いている価値の善し悪しや序列を決めて、場合によってはそれを排除するつもりも迎合もするつもりもない ただ「私たちが思う価値は意外にも絶対ではないでは?」と常に懐疑的であること、想像するために知識を取り入れることをし続けていたい

ざっくりとそういうことを考えていた

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先日、友人から誕生日プレゼントをもらった!

私のAmazonの欲しいものリストから小説をくれたり、ベッド横に置いて夜の読書に最適なボリスのランプをくれたり、怖いくらい好みのデザインのサングラスをくれたり LOVE


p.s.                     夏休み中は読書三昧だ〜 今月から来月にかけては読んだ本について書くかも〜 

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