関係性に名前を


今までの傾向から考えるに多分恋愛対象となり得るのは男性。

女性と仲良くなり始めた時、どう名の付く関係性に着地させるべきか悩むことはない。


でも男性相手だとそうはいかなくなる。

友達か、恋人か、
はたまたどちらも選ばずさようならなのか。

望む関係性が合致しないと結局はさよならするしかない。婚活サービスを利用して出会った相手となると、基本は目指すは恋人というスタンスで出会っているから厄介だ。


なんて面倒くさいだろう。
それが交際どころか男性と関わること自体全然なかった私が1年間アプリをやった率直な感想。
3年以内に結婚したい人からしたら友達作ってる場合じゃないのも分かるけど、大人になって会話が弾んで楽しく過ごせる人と出会えること自体貴重なのにパートナーの枠にハマらないと縁を切るしかないなんて儚いもんだ。


前に何かのドラマのセリフであったように、特に異性相手だと関係性に名前をつけないと長く時間を共にすることは出来ない。
確かにそれはそうだとは思う。

気が合うと思える男性と出会えた時、1番思うのはこの人が同性だったら色々悩まず良い友達になれたのかもしれないのに、ということだ。



週末マッチングアプリで知り合った人と3回目のデートをした。
デートという自覚はなかったけれど、美容師さんに次のデートはどこ行くんですか〜と聞かれてそうかこれはデートなのかと思ったので、一応そう呼ぶことにする。


帰り際に3回目で告白を…とか気にするタイプですか?と聞かれた。
自分はそこにこだわりはないけど、気にする人もいるからと。とりあえず今日まで引っ掛かる点はないし居心地がいい、とも言ってくれた。

こんな気取りもせず好き勝手してるのに引っ掛かる点ないの…!?正気!?
喜びよりも困惑が勝った。


3回目で気持ち的に今だと思うならそれでいいと思うけど、世のセオリーに囚われすぎて今日が3回目だからという理由で白黒つけようとするのは違和感があること、私自身は早く結婚することを目標にしていないので結論を急いではいないこと、何回目なら自分の中で結論が出せると確約も出来ないけど一緒にいて楽しいと感じていることは確かだ、そんな感じのことを私は伝えた。


結局関係の構築において望むペースやらスタンスはまぁ似てるよねっていう認識のすり合わせだけして、また遊ぼうと約束をして解散した。
前に3回会った人のように、宴もたけなわ並みのクロージングトークを一方的に繰り広げらるなくてとりあえずホッとした。
(今思うとあの人は3回目のセオリーに囚われすぎてきたし、その後会った時もぶっちゃけ3回会ったぐらいじゃよく分かんないって言ってて少し可笑しかった)


でもこれで良かったんだろうか。
先延ばしにしたからと言って答えが出せる自信がまるでない。一緒にいたら楽しいのは本心、居心地がいいし一緒に行きたいところがたくさん浮かぶのも本当、だけど別にこれって友達としてでも出来るよね?
別に告白されて答えを保留にしてるのともまた違うからいいのかもしれないけど、これ何かのタイミング来たらどっちかが舵切れる?


望んでいた展開に限りなく近づきつつあるのに、怖気付いてしまって本当にダサい。
もたもたしてるうちに向こうの気持ちも変わるかもかしれないのに…


でもなぁ…頭の中で1回もLove so sweet鳴り響いてないんだよなぁ…
30代の恋愛なんてそんなもの…?
居心地良ければそれで十分なの…?
10代の恋愛も20代の恋愛も経験のない私に突然30代の恋愛なんて分かるわけなかろうよ


今朝満員電車に揺られながら試しにLove so sweetを聴いてみた。強制的に流す作戦。


こんな好きな人に出会う季節2度とない〜

……のか?本当に!?
今!?今なのか!?この夏なのか!?
この人なのか!?
でもよくよく考えたらお前さん去年の夏も一昨年の夏もLove so sweet鳴ってなかったか…?


どうもしっくり来なくて、結局DECISIVE BATTLEを聴きながら会社へ向かった。
エヴァのヤシマ作戦の時に流れる曲だ。

逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ

葛藤は続く。


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