赤青黒ハンデス改
かつて、まだヴォルグサンダーが使えた時代、ハンデスを愛した者がいた。彼はハンデスの弱点であるビートダウンを乗り越えられるハンデスを作ろうとした結果、敢えて敵対する赤へと手を出した。
どうも[空白]です。今回は、僕のTwitterのフォロワーさんが十数人から3桁まで増える要因となった赤青黒ハンデスのリペアがとりあえず完成したので記事にしていこうと思います。
赤青黒ハンデスの成り行きとリペア
僕はこのデッキの原型を呂布さん(@266de93b35784da)という方の記事で見つけました。当時の僕はハンデスデッキを保持しておらず、ずっと作りたいと思っていました。そのときにこのハンデスと出会いました。
朱雀やジョラゴンが流行っていた環境でハンデスがどう生き残るかを問い詰め、コントロールにも青黒や青白黒にほとんど劣らないパワーを維持しているこのデッキに感銘を受けました。
それから、その原型を少しいじった型をリジェさんに紹介してもらったりしながら、僕はこのハンデスを愛用しました。
しかし、そんなある日、僕の赤青黒ハンデスは唐突な死の宣告を受けました。
ヴォルグサンダーのプレミアム殿堂
翌年からオーラが発売されるにあたり、タカラトミーはオーラデッキが腐らないようにしたのでしょう。
これで、当時の世に出回るハンデスデッキの大半が最優秀フィニッシャーを失いました。
僕も立ち直るまでに時間はかかりましたが、なんとか新たなフィニッシャーを手に入れ再び組むことができました。
デッキレシピ
前置きはこのくらいにしてリスト紹介。
メインデッキ
×2 特攻人形ジェニー
×2 サイバーKウォズレック/ウォズレックの審問
×3 異端流しオニカマス
×1 光牙忍ハヤブサマル
×4 ブレインタッチ
×2 リロードチャージャー
×1 パクリオ
×1 拷問ロストマインド
×3 サイコロプス
×1 闇鎧亜ジャックアルカディアス
×2 デモンズライト
×1 執拗なる鎧亜の牢獄
×1 FZゲイザーfeet.アアルカイト
×3 超次元リバイヴホール
×4 Dの博才サイバーダイスベガス
×1 超次元ガロウズホール
×2 乱振舞神GWD
×1 演奏と真剣のLIVE
×2 テック団の破壊GO!
×1 ボルメテウス蒼炎ドラゴン
×2 アイアンマンハッタン
超次元
×1 超時空ストームGXX/超覚醒ラストストームXX
×1 勝利のガイアールカイザー/唯我独尊ガイアールオレドラゴン
×1 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアールオレドラゴン
×1 勝利のリュウセイカイザー/唯我独尊ガイアールオレドラゴン
×1 時空の凶兵ブラックガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネスガンヴィート
×1 激天下!シャチホコカイザー/絶体絶命ガロウズゴクドラゴン
×1 シルバーヴォルグ/撃墜王ガイアールキラードラゴン
×1 時空の戦猫ヤヌスグレンオー/時空の戦猫シンカイヤヌス
一部カード解説
特攻人形ジェニー
ボルギーズやゲボルグといった2コストハンデス札は他にもあるのですが、シャチホコから出せて、手軽にアタッカーにできるので特攻ジェニーを採用しています。
異端流しオニカマス
踏み倒しメタとしてかつて大活躍しましたが今はGR召喚が普通となり出番は徐々に減少。しかしこのデッキにおいては、余裕があるときにたてておけばアンタッチャブルとして、マンハッタンの最高の相棒となります。
リロードチャージャー
「色はいいけど弱くない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、ビートダウン対面を想定したとき、いち早くベガスにアクセスするために重宝します。普段はマナに置きがちですが、対面によってはとても強力な繋ぎのカードとなります。
パクリオ
解体人形ジェニーとの差別点である盾埋めが、マンハッタンとの噛み合いがとてもいいのでパクリオを選択。マンハッタンの他にも牢獄や蒼炎との相性も良。
サイコロプス
オニカマスでは対処しきれないような、軽減などで召喚しながら場に出る大型獣を処理する役目の他にも、2コストの手札交換としてなかなか腐らないため3枚搭載しています。
闇鎧亜ジャックアルカディアス
赤黒を含む多色デッキにおいてとても採用されやすいトリガー獣で、ビートダウン対面で除去+スレイヤーが強いので搭載。2枚積みたいところではあるのですが他に枠が無くピン投。
執拗なる鎧亜の牢獄
なんたって赤青黒というカラーリング。能力も除去&ハンデス&焼却を狙える古き強カード。ベガスで打てるのもまた一興。
FZゲイザーfeet.アアルカイト
ベガスで打てば実質クロック、手打ちしても盤面を凍らせることができるので相手への要求値を引き上げることができます。
乱振舞神GWD
言わずもがなの超強力除去ドロソマシン。盤面に残り続けたら相手にプレッシャーをかけることができ、BADで出しても相手の攻撃の的を回避してリバイヴホールで回収できるため、一度引けたら沢山の場面で活躍してくれます。
演奏と真剣のLIVE
「なにそれ」と思うかもしれませんが、小型獣を一掃しその分ドローさせてくれるベガスから打つことのできるビートダウン対策の一つ。炎槍と水剣の裁とは違って自獣は死なないためオニカマスなどは生き残ることができます。
ボルメテウス蒼炎ドラゴン
ヴォルグサンダーの代わりとして盾が厚いデッキを燃やし尽くすサブフィニッシャー。ボルホワとは違い、ブロッカー貫通のSAっていうのがとても強いです。ボルブラも強いですが、蒼炎とは役割が違うので積むとしても蒼炎とは入れ替えないことをお勧めします。
アイアンマンハッタン
ジョーカーズの枠を飛び出した化け物なメインフィニッシャー。単体でワールドブレイクをかまし、相手に獣制限までかけるオーバーワークなカード。ビートダウン対面では7マナさえ溜まればこいつを投げて勝利をもぎとりましょう。
回し方
コントロール対面
従来のハンデスとは違い、ハンデス要素と同じくらい盤面除去要素が多くなっていて、多少ハンデスの枠が削られています。コントロールのときは従来のハンデスと同じように序盤からハンデスをしていけば良いのですが、他のハンデスよりも、多少の苦戦を強いられる可能性があります。それでも一度ハンデスでテンポを掴めさえすれば、あとは相手の様子を見ながら蒼炎を探しに行き、手札&盤面&盾を焼き尽くしてあげましょう。
ビートダウン対面
ビートダウン対面では、相手のデッキと盤面、手札の枚数を常に把握しながら、その時に応じたハンデス札や除去札をプレイしましょう。余裕があるときにはオニカマスをたてておけば、マンハッタンフィニッシュがしやすくなります。また、ベガスをとても重宝することが多いので、盾から捲るのが不安な人はリロチャなどでベガスを手打ちして7マナまで耐え凌ぎさえすれば、マンハッタンが全てを終わらせてくれることでしょう。
最後に
ここまで目を通していただきありがとうございます。
このデッキはハンデスというデッキタイプの亜種ともいえる存在でとにかくビートダウン対面を意識しています。
今の高速化がすすむ環境において、ハンデスというデッキタイプが生き残るために違う視点から考えられたのがこのデッキだと思います。
とても楽しいし、この型で組むならチェンジザとかが要らないので他のハンデスよりもかなり安く組めます。ぜひ使ってみてください。
今回はここら辺で終わりとさせていただきます。また次の記事でお会いしましょう。
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