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オービーメイカーについて vol.3

 久しぶりにnoteを起動したら最後の投稿が2年前だったわけで…。確かにこれといって紹介したいデッキを組んでなかったってのもあったけど今回は流石に見逃せないとのことで重い腰を上げた次第です。
 巷で話題のオービーメイカー採用のスノーフェアリーデッキ、大会に全く出ないファンデッカー目線で参考にしてほしい構築と試したカード、採用候補などについて順に紹介していこうと思います。


構築

 Twitterに載せたものの完全公開です。

現在(9/28)の構築
  • 4枚 冒険妖精ポレゴン

  • 4枚 トレジャー・マップ

  • 4枚 桜風妖精ステップル

  • 4枚 天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」

  • 4枚 応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」

  • 4枚 恋愛妖精アジサイ

  • 4枚 武家類武士目 ステージュラ

  • 4枚 十番龍 オービーメイカー Par100

  • 2枚 呪紋のカルマインカ

  • 1枚 光牙忍ハヤブサマル

  • 1枚 Dの牢閣 メメント守神宮

  • 2枚 再生妖精スズラン

  • 1枚 雪精 ジャーベル

  • 1枚 エンドレス・フローズン・カーニバル


採用理由

 言うまでもないカードは省きます。 

冒険妖精ポレゴン

 本当はポレコと2枚ずつ採用するのがいいけど見栄えのためにポレゴン4枚を採用。正直必須とまではいかなくても入れるべきだと思ってます。最小コストでステージュラとオービーメイカーの条件を同時に満たせるのは強いです。ステップルやエスメルが実質1コストと捉えられますが多色が割と多いのでタップインしかねないのに対し、ポレゴンやポレコは必ず1コストで出せるのでオービーメイカーを必ず出したい場面では重宝します。
 またオービーメイカーが刺さりづらい対面のときにはステージュラの着地を優先することがあり、1ターン目にポレゴンを出せているだけで3ターン目の要求値が下がりプレイしやすいです。

呪紋のカルマインカ

 単騎連射マグナムに似た効果を持つクリーチャーで盾を詰めるときに横に立てておきたいクリーチャーSTケアのスノーフェアリーです。中・終盤にマナからステージュラで回収して出すことが多いのでマナに1枚落ちれば良いということで1〜2枚採用がベストだと思います。

光牙忍ハヤブサマル

 スノーフェアリーの受け札はエールとエスメルしかなく心もとないため、文明は合っていないものの採用しました。唐突に出てくるジャスキルストッパーであり、アポロ対策にもなるかと思います。しかし白単であることがノイズになる場面もあるため、調整してみてください。

Dの牢閣 メメント守神宮

 スノーフェアリーデッキの歴史を語る上で欠かせないカードです。収録されて少しした頃どこかの天才が白緑ステージュラを開発し、僕もそこにベイBジャックやサグラダファミリア(当時どちらも無規制)を入れて使っていました。
 ステージュラの庇護下だと全てのスノーフェアリーが11000のブロッカーとなるのでオービーメイカー着地するために出した大量のスノーフェアリーを活かすことができます。ハヤブサマルと同じく白単なのでノイズになるかもしれませんがこのデッキにおいてはハヤブサマルよりも優先度は高いです。

再生妖精スズラン

 2コスト初動の9、10枚目です。場には残りませんが霞み妖精ジャスミンと同じような挙動でマナを伸ばすことができ、アジサイが出た後だと毎ターン必ず1ドローはさせてくれる超優秀な初動です。他の初動があるときに手札に来てもマナに置き得でステージュラやオービーメイカーの条件を満たすために出すこともしばしばあるピンチヒッターです。
 霞み妖精ジャスミンに関してはスズランの方がこのデッキにおいては上位互換だと思います。ジャスミンの地版に関しては場にこそ残るもののタップインブーストで結局そのターン使えるマナは増えず、ステージュラの条件さえ満たさないため何度でも出てくるスズランの方がいいと思います。

雪精 ジャーベル

 ここは完全に自由枠だと思っています。僕はアジサイの5枚目のような感覚で入れましたが初動を安定させるために2コストブーストの11枚目の枠にしたりしてもいいと思います。
 ジャーベルのいいところは2ターン目にステップルorエスメルでマナ加速できていたときに3ターン目にエール→ジャーベル→ステージュラ→オービーメイカーと繋がるのが好きだからです。アジサイと違い3コストであることと4枚みて回収できるため、主に後攻のときオービーメイカーが早期着地しやすくなり後攻の遅れを取り戻せます。

エンドレス・フローズン・カーニバル

 ここも割と自由枠寄りではありますが、受けが呪文主体で尚且つ全体に影響を及ぼしたり(B.F.F.モーメントなど)攻めきれなかったときにカウンターを食らったり(灰燼と天門の儀式、ドラゴンズサイン、百鬼の邪王門など)しそうなときに次のターン相手が何もできないようにするために入れています。手札に足りない分をステージュラでマナから拾って撃てるためそこまでハードルは高くないです。
 しかしデメリットも大きく、まず多色の9枚目であることが一番痛いです。序盤に手札に来たとき、このデッキは2、3ターン目は単色マナ埋めがほぼ必須なので重要なカードをマナに置かざるを得ない状況を作ってしまうので要注意です。


試したカード・ガチ採用候補

フェアリー・ギフト

 2ターン目にアジサイを立てることでオービーメイカーが割と安定して3ターン目に着地します。元々ジャーベルの枠をギフトにしていたのですが軽減したいのがアジサイとオービーメイカーくらいしかなく、スノーフェアリーが欠損しているときにトップギフトがときどき起こったので変えました。大きなデメリットはないので採用は全然アリだと思います。

ベイB セガーレ、とこしえの超人

 1コストであるため2コスト初動と喧嘩することもなく、種族恩恵はないもののポレゴンと同じようにオービーメイカーのコスト軽減はしてくれるので環境次第ではポレゴンと入れ替わると思っています。

地割呪文「ドゴル」、革命の巨石

どちらも3コストで相手のクリーチャーを1体マナ送りにするカードです。低コストの確定除去カードでそれぞれ(シビルカウントで)STと革命0トリガーを持つので、メタクリーチャーの除去や受け札として機能するのが強いです。

無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース

 殴らず安全に勝てるので中・終盤に引けたら割と強かったです。トレジャーマップで山札下に送られたとしてもアジサイで調整しながら引くことができます。横並びもマナ加速も容易であるためエンドレスフローズンカーニバルを打って実質エクストラターンを取った後にユニバースという流れで勝てます。
 しかしハヤブサマル、メメントに次ぐ3枚目の白単カードで、2→3の枚数変化はなぜかめちゃくちゃ大きくよく事故を起こしていたので抜きました。
 以上を踏まえても受けが強いデッキがいるときにはまた採用していてもおかしくないカードです。


その他の候補

キャディ・ビートル、デスマッチ・ビートル、若き大長老 アプル

 これらの2コストメタクリーチャーはいずれも強力ですが、このデッキはエールが絡まない限り2ターン目にマナ加速ができないとその後がしんどいためメタを採用するにしても上で述べた1コストのメタクリーチャーを入れると思います。

ジャスティス・フォース

 アジサイを相手ターン中に出して返しのターンに展開したり、擬似メメントとして働くため決して弱くはないですが白単なのがやはりネックです。

神楽妖精パルティア

このカードは特に弱い点はありません。単純に枠が厳しいので入れてませんが、墓地ソースやアビスロイヤルなどの墓地利用デッキが猛威を振るうようになってきたら入れると思います。

ガガガン・ジョーカーズ

ユニバースやハヤブサマルを持って来れるので、そこを重視したいならトレジャーマップと入れ替わることになると思いますが、逆にそれ以外でトレジャーマップと入れ替わることはないのでトレジャーマップの5枚目以降という形が基本になってくると思います。

生命と大地と轟波の決断

 弱くはないですがネイチャーを使ってまで出したいカードがないので入れていません。アジサイ2体出したい場面もそこまで多くないですし、アジサイとカルマインカを同時に出したい場面も滅多にないのでクレバスを採用しない限りは入れなくていいと思います。


高騰しているダイヤモンドクレバスについて

 元々赤緑アポロヌスに数枚採用されていただけのようですが、オービーメイカーを採用したスノーフェアリーがCSで3位に入賞して以降、CSや店舗大会で優勝・入賞し、デュエマYouTuberがこぞって紹介した結果、高騰したようです。スノーフェアリーはそもそも安く組めるデッキなので値段をあげるカードがクレバスしかなかったのも要因だと思います。
 最初の3位の構築にクレバスが3枚採用されていたためにテンプレとして真似した人も多いようですが、僕は採用する必要はないと思っています。打点に関しては正直オービーメイカーで事足りますし離れたときの回収効果もステージュラで事足ります。逆に盤面を巻き込んで進化すると当たり前ですがクリーチャーの頭数が減るので単体除去系のSTやGSで返されやすくなります。実質SAとしては打点形成として強いですが、それ以外に大きなメリットがないので採用しなくていいと思います。


プレイング

まわしてみて僕が思ったことをまとめています。それが正しいかは分かりませんが一考の余地はあると思います。

1ターン目

 初動がないときは必ずトレジャーマップを打ちましょう。初動はあるけどアジサイがないときは手札の多色の枚数をよく見てから打つようにしましょう。2ターン目にステップルやエスメルで単色が落ちさえすれば2ターン目でもまだ間に合います。ここで多色が多いのに打つと次のターン結局トレジャーマップで拾ったアジサイなどをマナに置く羽目になり、さらにトレジャーマップでステージュラやオービーメイカーなどのカードを山札下に送ることになります。同様の理由で手札に初動とアジサイがあるときはさらに躊躇いましょう。
 ポレゴン(ポレコ)を1ターン目に出すことはほとんど無いのでマナに置く候補としていただいて大丈夫だと思いますが、オービーメイカー着地を割り切り、ステージュラを複数体着地してビートするプランのときは1ターン目に出すこともあるので覚えておいてください。

2ターン目

 基本的に1番強い初動はエスメルです。ステップルと違い破壊されてもマナが減らないことと、多色であることが大きな理由です。ステップルとエスメルを同時に抱えていたとき、ステップルを出すと手札に多色であるエスメルが残り次のターンアジサイを出すにはオービーメイカーやステージュラを渋々マナに置くことになりかねないので盾1枚減るだけで負け筋になるようなデッキが相手のとき以外はエスメルを優先してプレイしましょう。
  次に強いのはステップルです。破壊されるとマナが減るものの、盾を減らすことなくマナ加速できるのは強いです。
 1番優先度が低くなってしまうのがスズランとなります。場に残らないのでステージュラの条件やオービーメイカーのシビルカウントを満たしにくくなるのが大きなデメリットです。なので他の初動を抱えているときはマナにおくときが多いですが、手札にエールやステージュラなどのマナを使わずに出せるカードが無いときにはスズランから使うことがあります。それは3ターン目にアジサイが立てれたときの4ターン目の話になるのですがステップルやエスメルは出たときにマナ加速するので単色さえ落ちれば実質1マナとして場に並べることができるので、さらに小型スノーフェアリーを引き込むことができたりステージュラやオービーメイカーを引き込むことができるので手札とよくよく相談してください。
 ごく稀にエール2体→ポレゴンor(単色が落ちる前提で)ステップル、エスメル→(ステージュラ)→オービーメイカーみたいなことも出来ます。しかし先手の場合は手札の枚数的にステージュラが絡まないのでシビルカウントは達成できませんし後手だろうとかなりの要求値なのであまり狙うものではないですがツモったときにこれをすると3キルできます。

3ターン目

 先手の場合は圧倒的にアジサイが強いです。後続がめちゃくちゃ安定します。エールが絡むと先手でも3ターン目にオービーメイカーが出せますが手札が枯れるため次のターンに殴って止められたとき苦しいです。
 逆に後手の場合はアジサイ最優先ではなくなります。もちろんアジサイを立てた方が後続が安定することに変わりはありませんがそれは無事に4ターン目が来る場合の話なので、ハンデスされたり除去されたりしたときの遅れが厳し過ぎるので無理にでもステージュラやオービーメイカーに繋げることを優先した方がいいケースが割とあります。

4ターン目以降

 4ターン目にはオービーメイカーを必ず出せるようにしましょう。もしくはステージュラ複数枚のように過剰な打点を用意しましょう。どちらにせよ殴り始めるのは5ターン目からになるので必要であれば4ターン目が終わるまでに手札にカルマインカを抱えておくようにしましょう。
 5ターン目にはもう殴り始めるか、エンドレスフローズンカーニバルを撃つくらいしか選択肢はありません。カーニバルを撃ちにいくときは、手札に既にある場合は楽ですが無い場合は7マナ+2体目のアジサイか、6マナ+2体目のアジサイ+エールが無いと厳しいです。マナにスノーフェアリーが多く落ちておりステージュラを引き込めたら撃てますがそれ以外は諦めてカルマインカ出して殴りましょう。

マナ置き
(公開後、すぐに追記)

 僕的なマナ置きの優先度を紹介します。もちろん対面デッキや手札、何ターン目かによりますが総合的にまとめようとおもいます。
 まず迷わずマナに置いていいのはカルマインカです。どうせステージュラが絡むのでいつでも回収できます。
 次にマナに置いてもいいのはポレゴンとメメントです。どちらも使う場面は割と限られています。
 次いで順にエンドレスフローズンカーニバル、スズラン、トレジャーマップ、ハヤブサマルとなるかと思います。
 上で述べなかったカードは基本的にマナに置くという選択肢はありません。複数枚きたときはマナに置いてもいいと思いますが唯一エールだけはマナに置かない方がいいと思います。
 また、僕はステージュラは上です述べなかったカードの中では毎回ではないですが先にマナに置くことがあります。それはアジサイが出せる、もしくは既に出ている状態のときで、単色マナを置きたいのに手札に小型スノーフェアリーが少ないときにはステージュラを抱えるよりも小型スノーフェアリーを抱えてオービーメイカーの着地を優先しつつ、アジサイのドローで再度ステージュラが引けたらラッキーぐらいで考えています。


終わりに

 こんなに書いていますがまだ200回くらいしか回していないし環境対面とバチバチにやったわけでは無いので真似するものではないかもしれませんが、「スノーフェアリーオタクがなんか書いてたな」程度に覚えておいてください。
 またさらに回して構築が変わったりプレイングで書きたいことがあれば追記していきます。長文だし誤字脱字、変な言い回しもあったと思いますが読んでいただきありがとうございました。質問やご指摘あればTwitterのリプやDMに気軽に送ってください。
 次は赤青黒ハンデスの記事になるかなぁ。気が向けばまた更新します。それではまた。

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