久しぶりに、書店でTVドラマとの好循環を感じた話

割と田舎に住んでいるので、先日まで棚に平積みされていた「朝ドラ(小説版 上巻)」は容易に手に入るだろうと緩みきった気持ちで最寄りの地元書店に向かったら関連書籍含めて1冊も在庫(店頭・取り寄せ)がなかった。
すごいぞ、『虎に翼』の反響が。普段はまったく本が売れない土地の店なのに…!

一応、「学園都市」として複数の大学を誘致している田舎の町にある本屋さんなので。これを機に、陰謀論以外の歴史書や政治経済の単行本・新書も充実させていただければ幸いです。
(現状は売り場面積の3分の2以上が文具・画材、漫画、売れ筋ライトノベルで占められており、児童書と一般教養の読みものが少ない)

補足すると、学園都市の「売れ筋アイテム」が娯楽的なコンテンツであることは察しているんですよ。学術書なんて、大学生さんは購買で学割で買うでしょうし。(最近は中古かもしれないけれど)
個人的に問題視しているのは、学園都市である地元住民(子ども含む)の目に、書店の棚で学術研究の成果を示すコンテンツや学術入門のコンテンツがほぼ全く触れないこと。

今回のNHKの「朝ドラ」「大河ドラマ」は、「ドラマ」だから「娯楽モノ」ではあるけれど、私のTLに流れてくる情報では制作陣の学問分野(特に、歴史・文学・芸術分野)への敬意をすごく感じる。
これを機に、全国各地の書店の書棚に、娯楽コンテンツと学術的コンテンツが共存するようになってほしい…。